「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

生物多様性条約COP12に若者たちが参加

2014年10月22日 | リニア新幹線


 10月6~17日に韓国の平昌(ピョンチャン)で開かれた生物多様性条約第12回締約国会議に、この伊那谷から若者たちが参加して、大鹿村や南アルプスの自然とリニア問題について訴えてきてくれた。上の絵は彼らが韓国へ行く直前にまとめ上げた冊子の表紙で、クリックするとPDFファイルが開く。リニアの大規模土木工事が、2010年に愛知県で開かれたCOP10で定めた愛知ターゲットに反しているとして、小河内沢の水量が半分に減少してしまうこと、稀少植物やイヌワシ、クマタカなどの生息地が損なわれること、伝統的な暮らしと文化が息づいている大鹿村のことなどが英文でまとめられている。
 今回の参加は、国連生物多様性の10年市民ネットワークの坂田昌子さんから声掛けいただいたもので、静岡市からも松谷清市議などが参加している。事前にプログラムの中に組み込まれたものではなく、まさに彼らが行って冊子を配るなどして訴えた成果として、日韓NGOの合同記者会見の中でリニア問題が発表され、また日韓NGOのサイドイベントの中で、原発事故後の放射能問題、祝島、辺野古、高江の問題などと共にリニア問題が発表された。
 ちょうどリニアの認可が出た日、村内で彼らの報告会が行われた。私は院内集会に行っていて参加できなかったが、若者たちが世界につながりをつくり、希望を持って元気になって帰ってきてくれたことが何より嬉しい。

 当日の発表の様子が下記のリンクで見られる。(発表は日本語)
 

【ビデオ1】
13日 15:00〜 日韓NGO合同記者会見
主催者:UNDB-Japan , Korean Civil Network for UNDB
(UNDBはUnited Nations Decade on Biodiversity国連生物多様性の10年)
リニアトンネル問題をUNDB-Japan代表 坂田昌子さんが発表

http://www.liveto.com/Cop12/vod_1/04.html
(リンクをクリック)
13 October PM テレビマークをクリック
1時間30分くらいのところから(15分くらい)


【ビデオ2】
13日 10:00〜 日韓NGOサイドイベント
「Without diversity, there is no our future!」
主催者:UNDB-Japan , Korean Civil Network for UNDB
日本からは「リニア問題」「原発事故後の放射能問題の報告」「祝島の原発建設近況」「日本の軍事経済路線と沖縄基地問題」などが話された。

 最後の日韓共同声明は「COP10から4年経ったいま、いまだに日韓両国で軍事・コンクリートによって環境を破壊する経済政策が進められている。地球と将来の世代に負担をかける開発を続けるグローバル経済に対し(私たちCOP12の参加者は)警告します。韓国は今回のホスト、日本は愛知ターゲットのホストであり、特に改めるべき。世界の市民が繫がってこの問題に立ち向かっていきましょう。」という主旨の文。声明はCBDに提出された。

http://www.liveto.com/Cop12/vod_1/05.html
(リンクをクリック)
13 October AM [CEPA Fair] テレビマーク上下に2つ。上の方をクリック。
20分くらいのところから(6分くらい)
1時間35分くらいのところから声明(8分くらい)


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