「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

脱原発100万人アクション

2011年06月13日 | 脱原発
「6月11日は、福島原発震災から3ヶ月。
 今なお放射能の放出は続いています。
 私たちは、人や自然を傷つける電気はいりません。
 全国各地域の人々とともに、
 6月11日に脱原発を求める100万人アクションを呼びかけます。
 6月11日は、声をあげましょう!
 今こそ脱原発へ!!」

 ネット上でのこうした呼び掛けのもと、6月11日は全国各地、 のみならず世界各地でも連動して、脱原発のさまざまなアクションが行われた。長野県内で近いところでは松本市でもサウンドデモが行われたけれども、伊那谷界隈では特に呼び掛けはなかったので、うちではつれあいが浜岡とかかわりが深いので、静岡に行くことした。ちらしには雨天延期と書いてあったけど、前日にネットで午後には雨が上がる予報なので実施するとのことを確認。
 どしゃぶりの雨の中、国道152号線をひたすら南下。途中、袋井の野草社に寄り、多分10年ぶりぐらいに石垣さんに会ってから、静岡へ向かう。石垣さんは、今、発売元だった新泉社の社長になっていて、本の内容によって新泉社の名前で出したり、野草社の名前で出したりしているらしい。最近、昨年亡くなった立松和平さんに生前託されていたエッセイをまとめた本を3冊、野草社から出版することになったいきさつなどお聞きする。前から欲しかった『天竜川の神人―生と死の祭り』と、ごく最近出たティク・ナット・ハンの『ブッダの〈気づき〉の瞑想』の2冊を入手。
 野草社に着いたときはまだ降っていた雨も、出るころには上がっていた。パーク&ライドができる愛野駅に車を駐めて、東海道線で静岡まで。静岡は4月の菜の花パレードには1000人くらいの人が集まったそうだけど、今回は浜岡がとりあえず止まったせいもあるのか、天気のせいもあるのか、主催者発表250人くらいで、かなり少なめ。パレード出発前に千葉から来たという遠井地下道さんが「静岡はもっと集まっていると思ったのに」と言いつつ、「電気より元気を!」と歌い、戻ってから、大鹿の内田ボブが原発葬送歌を歌う。

 帰宅後、他の会場はどうだったのか気になって、ネットで情報を探す。新宿アルタ前には2万人ぐらい集まったとかで、すごい人波。チェルノブイリ原発事故後の88年に日比谷公園で2万人集まったけど、今回は新宿だけで2万人。全国、世界を合わせると、何万人の人が動いたのかな。ネットでも各地からの中継が流されたから、直接参加できなくても、ネット視聴という形で参加した人も大勢いたことだろう。「原発は要らない」とただ思うだけでなく、社会に向けて意志表示する人たちが確実に増えている。
 

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