「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

臨時議会

2011年10月26日 | 議員活動
 昨日は臨時議会があった。9時15分から議会運営委員会が開かれ、会期は1日限りと決定し、その後、9時半から全員協議会、11時15分から臨時議会。議会というのはすごく形式的なことが多いところだけれど、臨時議会のときなどは特にそれを感じる。

 全員協議会の協議事項は、一つは、大河原床固工群の工事が終了したので竣工式を12月4日に行うとのことで、その説明。6月に飯田で行われた三六災害のシンポジウムで上演されて好評を博した「演劇的記録 三六災害五十年」がその中で上演される。大鹿の人たちが合唱団として大勢参加し、ぜひ村内でも上演したいという話になっていたが、竣工式と併せて実施するそうだ。

 次にリニア方法書についての説明で、環境配慮書に対する村の意見へのJR東海の見解、また先日の説明会で住民から出た意見やそれに対するJR東海の回答を踏まえて、村として意見を出していきたいという説明があった。「広報おおしか」10月号で、村民に対しても「村として意見を提出しますので、ご意見をお寄せいただきますようお願いします」と記載してあるので、意見はあるけど、自分で直接JRに意見を提出するのはちょっとという人は、村に意見を寄せてください。方法書の縦覧は明日27日(木)まで、意見の締め切りは11月10日までなので、お早めに。
 (ちなみに、2年後とされる準備書の段階でも説明会が開催され、意見募集が行われるが、その段階では具体的なルート等が決定したものとして示されることになる。その前に住民が法的な手続きの中で意見を言えるのは、今回の機会しかない。文書で提出された意見に対しては、次の準備書の中で、このような意見が寄せられたとして、それに対する見解とともに記載されるはず。また、月曜日に飯田市で開催された説明会では、大鹿での説明会とは違って、予定時刻になったら質問を打ち切られたが、その際、飯田の環境保全事務所に職員が常駐しているので、いつでも質問・意見を受け付けるとも言っていた)

 その他、歌舞伎の追加公演についての報告事項や、北部の火葬場の候補地についてなど。

 臨時議会の議案は補正予算で、台風災害に遭った美しい村連合の一員である十津川村への寄付金、大河原床固工群竣工式の関係費用、歌舞伎公演の際、会場に入りきれない場合に備えて、ケーブルテレビで別会場で中継するための引き込み線工事、座布団のリース料など、交流センターの音響設備の修理費といったところ。すべて原案どおり可決。

※今日は天気が良かったので、鳥倉林道へ行ってきた。twitterに赤石の写真を載せたほか、こちらにも写真を載せています。