「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

6月議会終わる

2011年06月20日 | 議員活動
 15日に始まった6月議会は、報告1件、議案が5件、請願が3件あり、議案と請願は総務社協委員会、産業建設委員会の二つの常任委員会に分けて付託され、16日に常任委員会、17日に一般質問、そして、20日に常任委員会報告を受けて、議案はすべて原案どおり可決され、また請願3件も採択されて閉会。
 報告は「平成22年度大鹿村一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について」で、「繰越明許費」というのは、地方自治法第213条に「歳出予算の経費のうちその性質上又は予算成立後の事由に基づき年度内にその支出を終わらない見込みのあるものについては、予算の定めるところにより、翌年度に繰り越して使用することができる」とあって、その翌年度に繰り越して使うことのできる経費のこと。公会計システム導入事業とか、住民生活に光をそそぐ交付金事業、きめ細かな交付金事業、補助輪道整備事業等々が並んでいた。「光をそそぐ」と「きめ細かな」は昨年10月に緊急総合経済対策として創設された地域活性化交付金で、景観の妨げになっている新小渋橋のところの電線を移設するなど。
 議案第1号「大鹿村課設置条例の制定について」は、大鹿村分課条例にそれぞれの課の分掌事務が定められているけれども、それは大鹿村組織規則の中に定められているので、「課の分掌事務は、規則で定める」とした大鹿村課設置条例を定め、分課条例の方を廃止するもの。
 議案第2号「大鹿村税条例の一部を改正する条例の制定について」は、東日本大震災にかかわる地方税法の一部改正に伴う村税の特例などを定めたもの。
 議案第3号は一般会計の補正予算、第4号は国民健康保険特別会計の補正予算、第5号は村営水道特別会計の補正予算。
 産業建設関係では、林道中峰黒川線の災害復旧費で約5900万円。現場を見てきたけど、こんな感じで道が半分になってしまっていて、ずっと下の方まで崩れている。ボーリング調査だけで500万円だそうだ。
 総務費の中には「マスコットキャラ制作委託料」などというのもあって、マスコットキャラ???とも思ったが、幾つか質問は出たものの、そのまま通った。
 請願は、少人数学級の早期実現や複式学級の編成基準の改善、教職員定数増を求める意見書提出に関するものなど、教育関係の3件。
 一般質問については、自分の質問は先日書いたとおり。他には、獣害対策についてや、副村長選任について、原発事故深刻化・長期化への対応について、防災対策についてなど、全員が質問に立った。
 19日には飯田で開催された三六災の50年のシンポジウムに参加。これについては、29日に村内で語り継ぐ会も行われるので、併せて。