「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

地震と原発

2007年07月19日 | 脱原発
 中越沖地震から2日、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。
 それにしても、今回の地震で柏崎刈羽原発の火災には本当にぞっとした。使用済み燃料貯蔵プールの水があふれて海にまで漏れ出し、排気筒からは大気中に放射性物質が放出され、低レベル廃棄物のドラム缶が倒れてふたが外れていたなど50件以上の地震によるトラブルが確認されたとか、東電がちゃんと発表したものだけでもぼろぼろ出てきた。原発内部はとんでもないことになっているのではないかと心配になる。
 耐震設計時の想定を超える断層が原発直下にまで及んでいるとの報道もあって、実際、女川原発、志賀原発に続いて、今回も想定を超える地震動が計測されている。本当に日本中の原発の耐震性を早急にいま一度点検し直してもらいたい。そもそも、これだけ地震災害の多い日本に原発がたくさんあること自体、世界から見ても異常なことだということをもっと認識してもらいたい。危機管理上だって好ましくないと思うのに。地震は天災でも、原発震災となったら人災です。

 追記:今回微量ながらヨウ素133が検出されたらしい。これは燃料破損の可能性をも示唆する重大な問題だとか。とにかく何が起こったのか、正確な情報を公開してほしいものだと思う。