「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

新緑の雑木林

2006年05月15日 | 山の風景
 新緑のまぶしい季節。ワラビを摘みに外に出たついでに、ちょっと足を伸ばして付近の林の中を散策する。以前は歩き道が通っていた場所なのだけれども、今はだれも歩く人もなく、手入れする人もいない雑木林の中の光景。
 足元を見ながら歩いていると、落ち葉の上に散った山桜のピンクの花びらが鮮やかだったり、あと、チゴユリが幾つも咲いているのを見つけた。チゴユリは稚児の名のとおり小さくて、しかも下を向いて咲いているので、目立たないけど、森の中でひっそりと咲いている姿が本当にかわいらしくて、以前、別の場所で発見したときに図鑑で調べて名前を覚えた。でも、うちのすぐ近くにこんなにあったとは今まで気づいていなかった。以前は食べられる草や染料に使う草(アカネがある)にばかり目が向いていたのだろうな。

 今日はカッコウの声を聞いた。カッコウが鳴くと豆をまく時期だといわれていて、本当にこの季節になると、よく声を聞く鳥なのだけど、なぜかここ何年かあまり耳にしなかった(私が部屋の中でテープの音に集中して仕事をすることが多くなったせいかな)。久々に聞いたような気がして、何かうれしい。枝豆でもまくかな。