棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

木漏れ日

2008-10-15 17:18:23 | 山郷の暮し
寒かった昨日と一変し、青空の広がる穏やかな一日です。
おかげで腰痛の痛みもたいしたことはなく、久しぶりに、本当に久しぶりに山道を20分ばかり散歩。
なんだ、そんなの散歩にはいらねーといわれてしまいますが、杖を突きながらゆっくりと歩みます。
賢犬サクラにしたらもどかしく、振り向いているばかり。
林の中といっても、我が家はその中にあるともいえますが、自然林の茂みはやはりちがいます。
車の騒音も和らぎ、どこかすごく遠くへ、いざなわれていきます。
なんとも言いがたい静けさと、音ともつかない木々のざわめき。
チラチラと踊るように煌く木漏れ日に
「秋だなーー」

残念ながら、キノコの一本も見当たりませんでした。
今夜はたしか16夜、まだこの谷からはオッ月様が顔をだしていません。

マンダラ・アート・パフォーマンス

2008-10-15 09:10:21 | 創作活動
小雨降る昨日は寒かったですねー。
私の主治医であり、酒飲み友達でもあった方の告別式でした。
それも、私より若く、旅行先での急逝。
盛大な告別式でしたが、なんともむなしい・・・・。

誘惑の絵などと思わせぶりに始めましたが、何のことはない、デーモン話になってしまった。
相変わらず、思い出したマンマの内容で、たいした考察はありません。
ヨーロッパ通も沢山おられる昨今、知ったかぶった愚かさは避けるとして、どこの町に行っても目に飛び込んでくるのは、巨大な教会ですね。

なかでも強烈な印象を受けたのが、当時、西ドイツといわれたケルン大聖堂です。
はじめて見たのは、ドイツが東西に分断されていた10月下旬だったか、夜行列車で終着駅ケルンに着いたが、宿屋の案内所はしまっていた。西も東もわからなかったが、それは毎度のことだった。
うすら寒いなか駅を出れば霧雨。歩道橋みたいな石多段を上がると、弱い照明にぼんやりと巨大な建物が浮かんでいる。
「こここ、コレが大聖堂か!駅並びにあるとは。まるでヒマラヤの岸壁を見ているようだ」と、旅日記に記した記憶がある。
教会を見て歩く目的は、美術品鑑賞もあったが、ステンドグラスの研究にあった。
といいますのは、当時、私は障子戸に極彩色の染料で「曼荼羅絵」を描いていた。
ねぶたのように絵の具の色が、光に変わる美しさにひかれ、背後からのライティングの絵だ。
しだいにエスカレートし、即興的な製作と音楽・光をコラボした「マンダラ・アート・ハフォーマンス」を考案し、日本各地で公演をしていた。
即興的なステンドグラスだと言われ、確りと本場物を研究したくなったからだった。
たまたま私の公演を見た、ドイツ人から公演の誘いを受け、その下準備もあったのだ。
次回は私が考案したマンダラ・アート・パフォーマンスについて、ご紹介しましょう。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本