棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

暗い秋の日です

2008-10-26 11:08:18 | 山郷の暮し
どよんとした色気を失った空。
裏山の竹林が大きく揺れ騒いでいます。
緑色が失った葉が引きちぎられ、斜に飛ばされた後、取り残された葉が寂しくゆれています。
それも、次の風に吹き飛ばされ、林は奥まで透けて見えるようになってきました。
向かいのザーザーと立ち騒ぐ林の中から、甲高い叫び声が響いてきます。
そして、パーンパーンと乾いた音。
たぶん鹿の駆除をしているのでしょう。

我が家からの南向かいの山はゴルフ場になっています。といっても、見えるわけではアリマセンが。
鹿の集団が出没し、被害が出ているとききました。
昨夜は、今秋に初めて鹿の鳴き声を聴きました。
ヒューヒューと、なんとももの悲しい響きですが、感傷的になってもいられない現実があります。
そのうちに、国道と川を越えてこちら側に進出してくるでしょう。
我が家の賢犬サクラも忙しくなりそうです。
写真の作品は、暮色の女シリーズ(80年代製作)なんとなく思い出した作品です。このシリーズについて投稿したいと思っています。

ryusun

つぶやき

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子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本