棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

青春時代の蔵書

2008-10-01 14:29:04 | 山郷の暮し
微妙なバランスで積み重なっていた蔵書が、バサバサ・ドサーとくずれてしまった。
ホコリが鼻を突き、カビの臭いがたつ。
腰がいてーのに、かたずけとはしんどい。
昨年購入した本もあれば、青春時代(今もそうですが)に読んだすす汚れた本もある。
その一つ「堕落論」坂口安吾は、我が世代では誰でもが読んだ本のひとつであろう。
いまさら堕落論についてコメントをする気もないし、第一中身のことはアルコールの蒸発とともに消えてしまっている。
ではなんだというと、この本の発行は昭和46年改定版10
初版は昭和32年から、43年の18版発行の後だ。
この本の価値は無いのですが、今日再販されているのか知らないが、何百万人もの者が、何らかの形で影響をうけたとおもう。
写真のこの文庫本は古本屋で買ったと見え、100円の値札がついている。
正価が180円だから、たいして安くなっていない。
よほど大切にしたと見え、ナイロンて゛カバーがしてある。
私にしてはめずらしい。
今再び読み出しているが、鉛筆でアンダーラインしてある箇所が、なんとも懐かしく、改めてその意図を考えています。

ryusun

つぶやき

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