棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

雨露の散歩道

2008-06-10 07:00:56 | 山郷の暮し
昨日は天気予報のとおり、午後に入るとピカピカ・ゴロゴロと、お空が賑やかになってきました。
雨は大したことはなく、夜になるとこの時期にしては強力な寒気団も抜け、メタボになった三日月がくっきりとみえました。
朝一の散歩道は、雨露で垂れ下がった草木を分けての歩行。
賢犬サクラは濡れるのがイヤとみえ先に行かない。
「おめーきたねーなー。とおちゃんに雨露を払わせていくのか」と、いってしまった。
すばらしくクリヤーな光が、花の谷を照らし出しました。

34-町に行く--森へ帰ろうⅡ

2008-06-10 06:45:21 | 大人の童話
お父さんたちは町の人に、森で起きていることを話し、やめてもらうようにお願いに行くことにしました。
僕も始めて町に行ったとき、ガーガーとうるさく、暑くていやなにおいのする所だと、思いました。
「樹を切るのはやめてください。私たちの森を守ってください」
と叫び続けましたが、町の人はニヤニヤしているばかりでした。

後でわかったことですが、僕たちの言葉が上手く通じていなかったのです。
それでも、少しずつ聞いてくれる人たちが出てきました。

僕は町の言葉を誰よりも早く覚え、いつの間にか通訳をしていました。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本