棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

菖蒲湯

2008-06-05 16:32:59 | エッセイ・随筆
霧雨が降る暗い一日。
いつもの温泉(200円)にいくと「菖蒲と蓬」を束ねたものが浮かんでいる。
今日は24節気の芒種ぼうしゅで、玄関などに菖蒲とよもぎを飾る。
そのいわれとなると知らないが、月遅れの端午の節句で、元気な男の子を祝うらしい。
お風呂は一種の薬湯であると思う。

一人ゆったりとつかっていると若者が入ってきた。
「これなんですか??」と。
おじさんとしては、ここぞとばかりノタマワリタイのだが、上記の程度しかネタがない。
若者は北海道の、わりあい新しい地域での出身。このような行事はしらないと語った。

ついでですが芒種は、種まきの時期とされ、水の季節になっていく。
中国の暦には、カマキリが生まれる季節とあるそうです。

写真は、玄関に飾られた菖蒲

田植え

2008-06-05 06:54:48 | 山郷の暮し
60000mm平方に田植えをしました。
早い話が、水槽にドロをしき、拾ってきた苗をほおりこんだだけ。
思いは完全自然農法。
草取りには田鯉のかわりにイモリでも。かるかものかわりにアヒルの人形でもと、夢は大きいのだ。

以前に福音書館の子供の科学から「米作り」の絵本製作のはなしがあった。
しかし、現代の機械作業では絵にならないので、中止になってしまった。
また、地方に残る子供のための行事にしても、形ばかりの死に体の「昔話」で、子供の科学としての企画になじまなく、立ち消えしてしまった。

ただ今、にわかに日本の農業について賑やかになっていますが、農業は体を酷使した上になりたっていると見える。
正直、私にはとてもできるものではありません。

25-必至に訴えたが--森へ帰ろう2

2008-06-05 06:46:10 | 大人の童話
お父さんは毎日、開発中止のお願いにでかけました。
お父さんがあんなに激しく、怖い顔で話すことは、それまで一度もありませんでした。
しかし、伐採中止どころかすざましい勢いで、森が剥ぎ取られていきました。

村では、長であるお父さんを中心に、何事も納得のいくまで話し合って決めてきたのですが、開発賛成と反対する人に分かれてしまいました。


ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本