棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

チベット犬--クッタン--さくら

2008-02-07 17:10:15 | 賢犬さくら
朝からお日様が差し、南斜面のまだら模様の雪から、鳴門巻き状になって雪玉がころげおちてくる。
大きいものは、直径50cmはある。
風も昨日のような寒風ではなく、ホッとできる。

私のダーリンはチベット犬が4分の1まじっています。
犬の本によると、チベット犬はいろいろな種類の元になっているようです。
お父さんとチベット犬との出会いは1980年代でした。
まだ中国が自由に旅ができなく、特にチベットは、困難な時期に旅をしていました。

集落といっても2-3軒ですが、必ず犬がいます。
闖入者の発見と、主人や家畜をまもっているのです。
中でも、真っ黒な長い毛の大型犬(秋田犬くらい)こそ、猛犬で大切に飼われています。

ご主人またわ一家のみ「子供の時に穴の中で育て、絶対服従」をたたきこまれるようです。
もし、他人が主人に手をかけようとすると、ガブッ!!
牧羊犬とも優れ、狼から集落を守っています。

犬好きのお父さんでも、やはり怖く、そんな犬がいるお宅では、まずは主人と友達であることを知ってもらうことが大切でした。

キジを撃ちにいく(野糞をしに) 畑の隅あたりでしゃがむと、真っ黒な塊がモソーと動く。ウンコを食べにきたのだ。
3-4日したら、美味しいお父さんのウンコに、ごきげんな真っ黒ちゃん。

決して頭などナゼナゼできなかったが、付いて歩いたという。

チベット犬といわれるのに、もう一種
ドンブリの中に入る、と言われる、貴族用のペット犬。
チンなど様々な小型犬の元らしい。

両手に乗るくらいの血統正しき犬が、3から5万円もした。
私のダーリンは、この手のミックスの末だと思います。

27-棚からぼた餅--新しい祠

2008-02-07 10:20:57 | Weblog
燃え落ちた祠に、木こりの木米爺様は
「オラの火の不始末で、デーじな祠をもやしてしまった。罰当たりなことをしてしまいました」
と、村の衆に謝って回りました。
『二年も続いた豊作で、ちったー余裕もできたデ、立派な祠を建てるズラ』

一月下旬、冬眠状態でいた福の神は
「オイ!!テメーの家ができたようだ。けえれー」
厄病神に追い出されてしまいました。

「うひゃー。こりゃまったく立派 !
ヒノキの色艶、なにより香りがすばらしい。
お供え物もどっさり。厄病神ドンにお礼にもっていこう」

明るく居心地のいい住まいは、ナニカをしょうという気力も湧いてくるものです。

『あまりめんどーな事はしたくないし・・。
そうだ、厄病神ドンのように、計画書を作ろう・
厄事ではなくて「しあわせ計画書」だ・・。

炭焼きの木米爺様は信心深いから最初だ
 ◎一月 木米爺様しあわせになる
清水のばっちゃまは、餅をくれたから次だ
 ◎二月 清水のバッチャマ しあわせになる
次は喜八だと、こんな調子のしろもの。

一年分だといっても、ほんの3枚も書けばおしまい。
さすがの福の神も、見栄えのしない「計画書」にがっかり。
なによりも、厄病神がいつも言っていた、段取り を思い出すと身震いし、ツーーーと消してしまいました。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本