棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

国境線

2008-02-03 21:57:10 | Weblog
エジプトとパレスチナの国境線が爆破され、その後の事件がニースになっていますが、今夜のニュースでは、エジプトがイスラエルの要請で封鎖したという映像がありました。
そのこととは直接関係ないのですが、私は1970年代から世界各地の旅をしてきました。

竹でできた国境門・橋に描かれた白線・峠や川の国境。知らぬ間に過ぎてしまった国境。
銃口が向かい合った地帯。さまざまあった。
私たち日本人には、国境線の意識はほとんどあるまい。
私もソウであったが、国境を特に意識をし、その地に立って見たくなったのが、アメリカとメキシコの国境の町、ノガレスだ。
詳細は省くが、密入国でおきた悲劇の現場が見たく、東西に伸びる国境線を旅しました。

メキシコ側のフェンスには、現代アートも顔負けするゴミがみごとにへばりつき、アメリカ側はピカピカの車が並ぶ。
経済格差が歴然とした、それまでに見たこともない、底なしの悲哀をおぼえた。
奇妙な話だが、同じレベルの国が銃口を向かい合わせた国境のほうが、まだ解決できそうな可能性を感じた。

あえて危険地帯を旅することは愚かしいことですが、ラクチンばかりの旅行は・・・。

朝一から遊びまわって--

2008-02-03 14:52:56 | Weblog
軽い雪がたえまなく降っています。
気温が低いので、雪の結晶がきらめく。

雪かきに忙しいおとうさん。
おかげで、朝から走り回っています。
お腹がすけば、いつもかわいがってくれるお隣のおじさんが、美味しいものを

昨日、私のテリトリーの内にいる、若いオスがやってきた。
どうも、オトコとしての魅力がない。
去勢したとか。お呼びでありません。

早速、ダーリンのところへご挨拶。
彼も私もその気はまだありませんが
もう、春が近いことを感じる

夕方までには30cmは積もるかも
写真は私ンち(家)の一部です。


24-棚からぼた餅-多忙な神様

2008-02-03 10:25:11 | Weblog
「こねーだの出雲の寄り合いのことだが、
俺たち厄病神はものすごく忙しくて、担当不足で福の神を割り当てている地方もあるらしいぜ」
「エッ! そそそりゃーエライことだ。
わわわ私なんぞとても 厄病神さんのお仕事なぞできません。
祠なんかいりません!。だめな神さんでいいです。
私の名前がでたら絶対に反対してください。ワタシャーこの村がいーーー」
福の神は、厄病神にすがりつき、泣き出してしまいました。

「そんなことは オレがきめることじゃーねーけど、
オメーのことなんか とうに忘れられているかもなー。

なんで俺たちが忙しいかというと、人間どもがテメーたちの欲ばっかしこいて、山川野原を好き勝手にかえちまっている。
王神様は大層お怒りで、ヤメロー・ヤメローと言っているのに、ちっとも言うことをきこうとしねー。
その上、テメーたちで勝手に神様を語らって、あくどい事をしているらしい。

テメーたちがしでかした結果がうまくいかネーと、俺たちのセイにする。
自分の首を絞めていることに きずいていねーんだ。
王神は、このままでは 神の世界の存在 すらあぶなくなっていくと、お嘆きになっているのだ。
そんなエライ時に、計画書が燃えていまうなんて・・・。

厄病神はボヤキながらも、それ以上福の神を攻めることはしませんでした。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本