棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

お父さんのこと2--賢犬さくら

2008-02-12 12:13:27 | Weblog
今冬の厳しい冷えこみは、数年ぶり。
北側の屋根からは、最長1Mのものつららが連なっていたが
昨夜、雪溜まりにボソッ!ボソッ!と、突き刺さり落ちた。

今、湿りッケの雪がザンザンと降り出す。

写真の薪ストーブは、お父さん自作のもの。
その、製作意図? 理念? 哲学?は・・・。

でっかい薪でも・何でも燃やせるストーブ
つまり、ズクをださずに済むやつ、ということ。
運動学というが、タイシタコトジャーナイ

上ふたはナント、 マンホールのふた
お父さん曰く
鋳鉄からの熱は遠赤外線に変わり、暖かさが違う
ということで科学的ゆえに、かくもでっかいストーブです。

そして、薪ストーブは、燃料がただであること。
燃やす薪を選んだり、薪を買ってまでするな!  

つまり、経済学の問題。

ストーブ好きで、面白い形の石炭ストーブをコレクションしています。
畳の間にも、どーーんと置いて、一杯やっています。

29-棚からぼた餅--道祖神について

2008-02-12 09:45:45 | Weblog
信州の旅、特に松本市から安曇野市にかけて、アルプスを背景にした道祖神の石碑は絵になる。

明治時代までは、東日本一帯にあったものです。
当時、外国人が最も観光に訪れた、日光街道→日光東照宮 沿線では、恥ずかしきしろもの、文明開化の御世にそぐわないと、撤去されていきました。

当時は、お上のご意向は絶対ですから、いつの間にか、各地の道祖神の石碑が消えていったことでしょう。

近代彫刻家オシップ・ザッキンは、
抱き合ったり・キスをしていたり、中には下部を探りあったりしている、男女の双体神--道祖神を見て大感激

「芸術の不毛といわれる江戸時代に、辺土ともいうべき信濃なる山国に、スポンサーもなく、農民の支えだけで生まれた心の形だ。
愛のかたちを簡潔にしかも美しく石にきざみこんでいる。
私は無限の親しみと驚きをかんじる」

というような事を書いています。

「福の神」の歌っていた 御まら様 は、ずばり男根のこと。
今でも、道祖神祭りに、ご立派な木彫が並び、
かくありたいものと、ニヤニヤ。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本