棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

金剛石のきらめき

2008-02-26 18:00:07 | 山郷の暮し

最低気温が マイナス10度前後の朝がつづきました。
寒いといわれる信州ですが、連日こんなに冷え込んだのは、
最近はありませんでした。
今日は予報の通り暖かく、雨が降り出しましたが、
このままであってほしいと・・・。
暖冬だった昨年の、同日の日記をみますと、水仙の蕾がふくらみ、
梅の花も開花した、とあります。

昨日などは、冷え込みが厳しく、固まった雪の表面に、
極少の結晶体が生まれ、きらめいています。

星型・方形・槍方とかたちはさまざま。
朝日があたると、金剛石のまたたきと変わり、
うれしさに目を転じれば、雪面は天の川となってきらめき、流れ、
つかの間の光のシンフォニー。

写真をクリックしてください。少しは参考になれば

35-棚からぼた餅--昔の農家を思う

2008-02-26 10:19:27 | 大人の童話
能天気な福の神に対し、一つ一つに一喜一憂する厄病神
その間をウロウロ、はらはら、ニコニコするのが人間
一切を仕切っているのは、福の神でも厄病神でもありません。

野良仕事はお天気しだい。特にお天道様の思いのままです。
それは今も昔も、基本的には変わりがありません。

それでは、チョット昔の農村と申しますのは。

田植えは、苗を一本一本植えたもので、腰を曲げたままの作業は、決して楽なものではありません。
農作業の全てが手作業ですがら、人手がいりました。
ゆい と申しまして、皆が協力しあう共同体がありました。
今日でもこの形態は続いておりますが、社会構成がすっかり変わり、問題が生まれています。
地域に無関係だった人たちが住みだし、昔ながらの共同作業に異議を唱えるのも、さして不思議はございません。

 立春から八十八夜の別れ霜、稲の種まきのめやすでした。
 九十九夜の泣き霜、と申しましていわゆる遅霜の被害が最も怖かった。
 八十八夜からおよそ33日が、田植えのころ

順調に育っても、旱魃・水害。そして台風と、お天道様しだいです。

ナニカにすがっていかなければ、どーーにもならなかったのでございます。

その上、年貢はいっそう過酷なものだったのです。
先にふれました三九郎 2月10日 をご参考に。


ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本