岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

バックス

2011年05月31日 | 技術
28日(土)は、フォワード・バックスあわせて、ディフェンス練習をじっくり行いましたが、特にバックスは、アップ(ブリッツ)について、あらためて集中的に指導されました。
 
詰め、マーク・マーク、ドリフト、ズレ等、ディフェンスには相手の人数や、陣地の位置などで色々なパターンがありますが、いずれにしても、中学ラグビーとしてまず必要(できなければならない)のは、ボールアウトとともにまっすぐに飛び出し、アタックに時間や空間(余裕)を与えないことです。
 ・ボールアウトとともに、まっすぐアタック側のプレーヤーに向けて飛び出す。
 ・ディフェンスの始動の早さ
 ・上がりのスピード
 ・アタッカーに到達する時にバランスを保つ
   相手が少し動いただけで簡単にズラされるようではいけません。
 ・ディフェンダー間の幅の意識 
 ・コミュニケーション

練習では、アップの早さ(出足、スピード)、アタッカー付近でのバランス、コミュニケーション等、まだまだです。

一回一回の練習で、まずしっかりとアップすること自体ができていません。

一回一回しっかりアップできないと、せっかく練習しても、1次(スクラム、ラインアウト)から、また2次以降で、思いっきりアップしてどの程度相手に近づけるか(相手の1回目のパス、2回目のパス)、アタッカ-に到達する時の自分のバランス、相手が動いたときに自分がどう反応できるか、内側の選手の役割等、新しいことに気づいたり、新しい課題を見つけることも全くできません。

また、まず全力でアップすることを繰り返すことで、数次の継続の中で、相手側(攻撃側)がオーバーラップ(相手の人数が余ること、スペース的に余裕があること)になった時に、ディフェンス側がアップした時にどういう課題があり次にどう動くべきか、味方同士どのようにコミュニケーションを取るべきか、フォワードがどう動くべきか等も、わかってくることができると思います。

1年生を含めると、ほぼ2チームできるほどの人数が参加しており、アタック側とディフェンス側にわかれた練習が可能です。
試合だけでなく通常にこのような練習ができる、これまでにない良い状態を是非活かしてほしいと思います。

また、このような練習は2年生・1年生にとっても良い練習となり、来年・再来年にもつながります。















フォワード

2011年05月29日 | 技術
28日(土)は、フォワード、バックスあわせて、ディフェンスの課題に取り組みました。

フォワード(ハーフ含む)の課題としては、主に以下の2点です。

①ポスト(立ち方、姿勢、出方)
②アップディフェンスにおけるバックスの裏のカバーリング

なおフォワードは、まず相手と身体をはってファイトすることが第一であり、最初から皆が横に立つことしか考えないのでは、逆に相手に押込まれてしまいます。
難しいですが、明らかに相手に球が出そうなラック、停滞して(相手に出そうな)モール等は「捨てる」ことも含めた、状況にあわせた判断が必要です。

ポストについては、かなり皆意識できるようになってきましたが、まだ、良い時、悪い時のばらつきがあったり、2~3回繰り返した後になると、バランスが崩れるようなことが多いようです。

特に課題としては、

①姿勢
 ・前傾姿勢(重心を前に)
 ・片足を前に出した強い姿勢で構え、ボールが出た瞬間に前に踏み出していく。
   両足がそろい、体重が後ろに残った姿勢の時に、前に出れなかったり、受けて
   しまう場合が多いようです。

②ポストに立つ位置を、早くしっかりと固める。
 ・ポイントの回りで、何か迷ったり、ふらふらしている感じを受ける時がある。
 ・相手にしっかり体が向いておらず、横を向いたような時がある。
 ・早く、しっかりと、相手に向かって立つ。
   オフサイドラインぎりぎりに立ち、立った段階から、相手に向けてプレッシャーを伝える。

③まずハーフ、それから内側を抑える。
 ・内側をしっかり抑えることで、バックスのディフェンスが大変やりやすくなります。

④ポストに立った声
 ・いるだけでは、本当にポストプレーヤーの働きをするか、バックスにわからない。
  「ポスト」の声をしっかり出して、自分の役割を味方に伝える。

⑤バックス(スタンドオフ、ハーフ、フルバック等)は、フォワードに「ポスト」の指示をしっかりかける。
 ・本人にしっかり伝えるため、「○○、左ポスト」と名前を呼んだり、指差しして伝える。

⑥ブラインドがせまい位置の場合は、オープン側に2人でよい。
 ・ブラインドウイングやハーフと連携

⑦ポスト以外の浮いた選手は、バックスがアップした後ろをしっかりカバーリング。
 フォワードが5人の中学ラグビーは、浮いた人数がいない場合が多いので、密集の中にいる選手は、素早くブレークしてカバーリング。
 ※この⑦の部分も岡山の大きな課題です。
  

スナップです。

両ポストとも姿勢がおきて、両足がそろい、前にプレッシャーをかけれていません。


上と比べると、結構いいことがわかると思います。


2人の姿勢や位置、相手へのプレッシャーの伝わり方を比べてみて下さい。


密集にダラダラと近づいているように見えます。


5月28日(土)その1

2011年05月28日 | 練習日記
小雨の中、30人近い人数が集まりました。

美作ラグビー場の天然芝グラウンドで、少し時間を延ばして4時間30分程、説明や中学生の理解にも十分時間をかけながら、いい練習ができたと思います。

(主な練習内容)

①体幹、ショートダッシュ等の、体力強化や走り込み
②4人でのパス
  いくつかのパターン(決め事)と自由(臨機応変に)で行いました。
  どれも、これから上のステップを目指すために大切な基本です。
③フォーワード、バックス別の練習
④フォワード、バックスが一緒になったディフェンス練習。
  アップディフェンス、ポスト等
特に②~④には、いつも以上に反復練習しました。

「集中した短い時間・回数」が理想だとは思いますが。ブログ担当コーチは、やはり中学生は、繰り返し反復し、体や頭に自然に覚えてもらうことは大切だと思います。

その結果、試合では練習したことがキッチリでき、その上で応用や自分達が判断したプレーもできるようになると思います。
教えていないことはできないと考えています。(中学生に試合でキッチリやってほしければ、指導者はまずそれを教えなければいけません。そのために指導者も勉強が必要です。)

さて、まず①のショートダッシュについてです。
ショートダッシュは、ブログ担当コーチの世代では、まさに練習の定番でした。
試合ではなかなか無い場面も多いですが、
・声を出す(ボールをキャッチする人、後ろのサポートの人)
・キックキャッチ
・パス&フォロー
・ゴールに走り込む
・キックを中学生がける。
等、色々な要素が含まれています。

久しぶりにやっみましたが、声をはじめ、以前よりはずいぶんよくなっています。

ただ、できている人、できていない人が少しハッキリしているのが気になります。
コーチ陣から注意された人は、意識して自分で直すように心がけること。

以下は今日のスナップです。グラウンドがきれいなので少し多めにのせます。

④の練習については次回です。

なお、K林さんは、明日は花園ラグビー場で行われる、女子関西ユースの今年度第1回目の練習に参加します。(5年生の武Dさんも見学に行くそうです)
天候が気になりますが、まだ1年生ですので、十分ラグビーを勉強し、楽しんでほしいと思います。


























ディフェンスパターン

2011年05月26日 | 技術
ディフェンスについて書きます。

3年生や2年生は、読んで、これまで自分たちのディフェンスが突破される場合を考えた場合、何となくかもしれませんが、もうわかると思います。

逆に、相手のディフェンスの特徴により、どのようなアタック(センター等の縦、2センやウイング等外での勝負、フルバック等のエキストラマンの参加、スイッチ(方向転換))が効果的かも、わかるのではないでしょうか。



 ディフェンスにおいて、パターン(決めごと)はもちろん大事ですが、まず基本は、アタッカーにギャップを与えないことです。 

 相手ラインのアタックの特徴をどう判断するかで、詰め、マーク・マーク、ドリフト、ズレ等、色々なディフェンスパターンがありますが、明らかに有効なのは、アタッカーに時間や空間を与えないことです。

 特にアップディフェンスは、厳しいプレッシャーで、アタッカーの時間(余裕)を奪い、アタッカーの間(マ)と勢いを消すことが目的です。

 そのために大切なのは、ディフェンダーの始動の早さと、上がりのスピード、そしてアタッカーに到達するときにバランスを保つことです。
 また、ラインを保って前に出ることに加えて、ディフェンダー間の幅の意識も大切です。
 
 コミュニケーションをしっかり取りながら、早く、味方どうしの適切な間隔でアタッカーにしかけることが基本です。

 なお、アップディフェンスの中で、4UP(BKラインが4名あがる)の目的は、ボールキャリアの前進を止め、さらにボールキャリアとサポートプレイヤーの間の連携を阻むためです。この場合のディフェンスは、OUT-IN(対面の外側から内側へ)のコース取りもよくあります。フローターで常に内側を厚くし、外側から囲い込むようにギャップを作らずディフェンスするイメージです。

 また、3UPは、アタックがCTBクラッシュにこだわるような場合、用いることが望ましいパターンで、敵キックに対処するには良いディフェンスです。

 一方で、よく用いられるアップディフェンス(シャローディフェンス)とドリフトディフェンスは、破られやすいパターン(逆に言えば、アタックで破りやすいパターン)があります。 
 
 アップディフェンスは、エキストラマンが参加するムーブに破られやすく、ドリフトディフェンスは、スイッチ(方向転換)、ダミー、ループなどに破られやすい傾向があります。
 
 さらに、フラットパスによるミスパス(飛ばしパス)や、位置をずらされて(カットイン、カットアウト等)突破された場合には、あっという間にアタックに裏に出られて、ディフェンス自体が無力化することにもなります。
 
 このように突破された場合の対処方法は、死守線を意識したカバーリングで傷口が広がらないようにすることで、15人制のバックロー(フランカー、NO8)がいない、中学生の12人制ラグビーの場合、ロックやSHの素早い動きが重要です。
 

気をつけよう 中学生

2011年05月24日 | 食事&体調管理
中学生の部活動について、他のブログの記事を参考にのせてみました。

部活動をしている、していないに関わらず、平日の体づくりや健康管理の参考にしてください。

※もちろん、コーチや中学生にとって、土日のラグビーの練習の参考にもなります。




中学生になり、練習の時間や質が劇的に変わる一つに、部活動があります。
多くの運動部の練習はほぼ毎日となりますが、この中学の部活動をスポーツ栄養の点でみると、中学生にとってその状況はかなり過酷です。

高校生の場合は、知識さえあれば自分で補食が充分に実行可能ですが 中学では食べ物を学校内で食べることが認められていないことが、圧倒的に多いようです。

ということは中学生は昼食後、家に帰るまでは何も食べないということにもなります。

部活動を終えて帰宅後、6時過ぎにはキッチリと夕食を食べている選手がどれほどいるでしょうか。

逆に、この時間はまだ学校内でトレーニングメニューもMAXで、最大心拍に近くなっていることもありそうです。

ガス欠状態で厳しい練習をこなすことでオーバートレーニングになり、故障もしやすくなります。

せっかく成長する可能性があるのにエネルギーの準備に問題があっては、練習量の多さが更に辛いものになってしまいます。

「運動の種類に関らず部活動をする者は、必ずおにぎり1個とペットボトルを持参すること」という条件をつけるくらいでないといけません。

そうならないならば、せめて水だけは自主的に飲んでコンディションを整え、不要な負荷は一つでも減らすようにしましょう。

1年生

2011年05月23日 | 練習や試合の心構え

岡山スクールの1年生に加えて、倉敷スクールや美作スクールの1年生も参加し、22日(日)も活気のある練習になりました。

2・3年生と、2時間程度一緒に練習した後は、1年生だけで、2対1や2対2の練習をしました。

1年生の練習については、次のように考えています。

1年生は、体の大きさ(身長、体重)、筋力、持久力、俊敏さ等、それぞれの選手で大きな違いがあります。
しかも、それら全てがそろっている選手はおらず、例えば身長は高いが筋力に不安がある、体は小さいが俊敏、体は大きいがスタミナが課題とかいった感じです。

岡山スクールでは、1年生はまず、ラグビーを知る、考える練習をしてもらいながら、しっかりと体づくり(大きい・小さいというより、ケガをしない強い体づくり)をしていきます。
このような練習や1年生中心(+2年生)の試合を7月頃まで行いながら、8月頃からは、上級生と一緒の(Aチームの)試合等も経験し、来年1月からの新チームに向かっていきます。
もちろん、現2年生の犬K、松N等のように、1年生でも十分力をつけ、ケガの心配も少ないと判断できる選手は、8月の中四国大会の頃には、Aチームの主力となることも十分考えられます。

さて、日曜日の2対2の練習では、たとえば次のような意味の話をしました。

1年生は覚えていますか

(ディフェンス)
・自分の肩と相手の肩の関係(自分のどちらの肩で、相手のどちら側をおさえるか)
・まず、しっかりとそろって前に出て、相手にプレッシャーをかける。
・2対2の場合に、外側のディフェンスの選手は、相手の内側のアタックの選手を気にしすぎない。 ※味方のディフェンス選手を信じる。
・ハンドダミーを持ったディフェンスでも、両足をそろえて待つのではなく、しっかり踏み込み(パワーフット)、きっちりと当てる。

(アタック)
・自分たちの現在のパス能力を知る。(離れすぎない)
・外側のディフェンスが前に出てこずにギャップができた場合、そのスペースを有効に使う。(ランあるいは、パスをもらいに走り込む)
・内側のボールキャリアーは、真っ直ぐ前にアタックするか、2人のディフェンスの間をねらうか、自分で判断する。
・ディフェンスをよく見る。
・内側のボールキャリアーは、相手の外側のディフェンスが、自分の方を見る(自分の方に体を向ける)か、自分の対面の選手をしっかりマークするかで、自分で突破するか、パスするかを判断する。
・外側の選手はトップスピードで走り込む。
・その上で、カットイン、カットアウト等で、相手ディフェンスをずらす。

などです。

中学生は成長期ですので、体はどんどん大きくなりますし、筋力もどんどんついてきます。
しかし、「考えること」「頭を使うこと」「ラグビーを知ろうとする」ことは、自分が意識してやらないと、絶対にできるようにはなりません。


また、上級生の練習や試合を見ること、見て考えることも、大変大切です。

上級生の練習や試合を見ようとしない人、見ても考えようとしない人も、決して上手にはなれません。
※目に映っているだけでは、見たことにはなりません。
 本当に見るということは、目に映ったことにあわせて頭や体が反応することです。
 そのためには、目で見て考える習慣が大切です。
※上級生の練習や試合をよく見ている人は、例えば急に上級生の中に入っても、それにあわせて動くことができますが、そうでない人は動くことができません。
 すぐに動くことができる選手ほど、試合に出やすくなります。

この時期の練習を、是非大事にしてほしいと思います。

1年生にはチョット難しかったかな。
まあ、まずは楽しみながら、ラグビーを覚えていきましょう。

1年生のスナップです。






















東北地方より

2011年05月22日 | その他の日記(ひと言)

先ほど、美作スクールの日Kコーチから電話がありました。

日Kコーチは、現在、自○隊の一員として東北地方の復旧に派遣されています。

時間がある時に、このブログを見てくれているそうで、中学生の皆に「がんばれ」と言われていました。

また、特に少し前のブログの、實Mの選手紹介の内容には「全く同じ思い」ということを話してくれ、實Mに対する期待の大きさを感じました。

いずれにしても、地震や津波、その後の原発等による被害を受けている人たちの苦労を考えると、あらためて、こうやって毎週ラグビーができる岡山の中学生たちは大変幸せなことだと思います。


クビ

2011年05月22日 | 練習や試合の心構え

と言っても、ブログ担当コーチが、練習やブログに時間を使いすぎて、ついに仕事をクビになったのではありません。

森Mコーチから話がありましたので、あらためて書いておきます。

・ラグビーで大けがをしないように、首を強くすることが必要。
・家で毎日、首の運動(強化、柔軟)をしよう。


中学生たちは、家で体幹や腕立て・腹筋、個人練習などをしていると思いますが、首を強くする運動(アップの時にやっているようなことでいいです)も、必ずやるようにしよう。

ラグビーは決して危険なスポーツではありませんが、例えば、テニスや陸上等と比べた場合は、首のケガ等、大きなけがの危険性はあるスポーツです。

これまでも言っていることなので、中学生はやっていると信じていますが、決してラグビーというスポーツを甘く考えないように、首の強化はしっかりと行ってください。
※事故防止が第一ですが、首が強くなると、タックルや押す時などに、今まで以上に力が出ます。

当然1年生も同じです。
保護者の方は、是非家で「やるように」声をかけてください。

※テレビを見ながらでも、お風呂の中でも、歴史を暗記しながらでも、いつでもできます。


次のステップへ

2011年05月22日 | 練習日記
今日22日(日)は、朝は強い雨でしたが、昼前からの練習の頃には、いい天気になりました。
※もちろん、強い雨が続こうが、練習中止など全く考えていませんでしたが・・・・

昨日(土曜日)と比べて今日は多くのコーチも参加し、中学生たちは、やさしいブログ担当コーチとは違う多くの厳しい目や声の中で、なかなか良い練習ができたのではと思います。

そのせいか、2・3年生の中に、練習中に痛んで、少しの間練習からぬける選手が目につきました。
昨日も、そんなに激しい練習をしたわけではないのですが。

練習の終わりにも言いましたが、関西大会は3日間(1日1試合)あるなど、これからの公式戦は連戦もあります。
家でのケアはもちろんですが、練習前に自分の状態を十分に把握し、準備体操に時間をかけたり、サポーターを使う、テーピングするなどして、練習の途中でさらに状態を悪くするといったことがないようすることも大切です。
※もちろん、痛いのを無理にガマンして、練習をぬけるなと言っているのではありません。

さて、今日はラインでの新たな考え方の確認、2・3年生はそれを応用したあわせなどの練習を行いました。
新たな練習の目的などは十分に聞いたと思いますが、決してバックスだけに関係する話ではなく、フォワードもラインへの入り方、フォワードのショートパス等、色々な場面に応用できます。

また、アタックのあわせでは、スペースを考えたラインの深さや間隔、上がり方(単調になっていないか?)、2次以降のバックスの積極性(決まったポジションにこだわるな、声)等について、K村コーチから、「頭を使え」「考えろ」といった厳しい意見をもらっていました。
また、キャプテン(バックスリーダー)出Iも、「ある練習の目的や、その次にあるものを常に考えろ」「次のステップに進むためには、リーダーは常に先を考えろ」といったことを言われたと思います。
ブログ担当コーチも、今日のような練習の次に目指したいことを、出Iには話しました。

先日のブログに、週2回の練習なのであまり練習回数は無いと書きましたが、逆に、昨日・今日のように、その日の練習に明確なテーマを持って取り組めば、決して練習回数が足りないことはありません。

いずれにしても、そのためには、できるだけ練習に人数がそろうこと、その上で、一つ一つの練習において「考える」ことが必要です。

1年生については、次のブログに書きます。

今日の練習のスナップです。























5月21日(土)

2011年05月21日 | 練習日記
暑くなってきました。

今日は基本練習後、主にバックスを中心としたラインアウトからのアタックをテーマに時間をかけて練習しました。

今年のチームは、出Iのキック等を軸に、ラインアウトを起点にしたのアタックも、かなり重要になると思います。

スタンドオフの位置、ブラインドウイングの役割、1セン、2セン、フルバックの関係等、よくイメージしてください。

今年は練習の参加状況もよいことから、基本練習や体力練習に加えて、今日のラインアウトのように、その日のテーマを明確にして時間をかけて練習していきたいと思います。

なお、練習の最後に、中一のラガールK林さんが関西ユースセレクションで合格したことを紹介しました。
確かに競技人口はまだ少ないですが、女子選手はどんどん積極的に外に視野を広げ、熱心に練習に取り組んでいます。

男子選手も、高い向上心と目標を持って、取り組んでいこう。

今日のスナップです。
















アタック(バックス)

2011年05月19日 | ビデオ連続画像
岡山のバックスのアタックです。

上手には見えませんが、練習していることができれば、意外と簡単にゲインできることがよくわかると思います。
※もちろん、一番の欠点もよく見えます。

ラックからのパスアウトです。


決して長いパスではありませんが、そのかわりシッカリとしたパスです。


スタンドオフが素早く展開します。


スタンドオフのパスが後ろにきたため、センターが止まってキャッチしました。


結果的には、これにより無理に突っ込むのではなく、自然にチェンジオブペースといった感じになりました。
相手も、岡山のセンターがとまってフェイントした動きに対して、岡山の選手を見て止まっています。
そこに、岡山の第2センター、ウイングが、結構狭い間隔で走り込んできました。


第2センターが走りこみながら、ウイングに早いパスをしたことで、相手のディフェンスを十分引きつけています。


ウイングも、近い距離で、真横に走り込んだことで、パスをもらった瞬間に相手の裏に出ています。


ただ、岡山のウイングは結果的に相手につかまり、トライはできませんでした。

その原因はどこにあるか?
これが岡山のアタックの一番の欠点です。
これまでの写真で、ブラインド側にいる岡山の2人が完全に足を止めて見てしまっています。
相手チームは、ピンチに全員が足を動かしていることと比べると、大きな違いです。

短い時間の試合です。
アタックでもディフェンスでも、決して足を止めないことが大切です。
常にボールや相手を見ながら、ポイントからは、まず3歩~5歩は足を動かす。
こうしていれば、このようなチャンスには必ずフォローできます。
相手より人数で上回ることが基本です。
※この欠点は、岡山の皆が直さなければいけない点です。




ちがい ⑤

2011年05月18日 | ビデオ連続画像
モールからの相手のディフェンスの見本です。
あわせて岡山のアタック(悪いところ)についても書きます。

今回はラインアウト後のモールからの画像ですので、ディフェンス側のバックスは10m下がっています。

ところで、ラインアウトで組んだモールからのパスアウトですが、今回は、ラインアウト解消前に(ほとんど押さずに)ボールを出しました。
他の方法として、モールを押すのにこだわること(そのかわり、相手のディフェンスラインが前にできます)、モールを少し押して相手の浮いているフォワードをモールに参加させてからパスアウトする(相手ディフェンスが、ラインアウトが解消になって前に出てきている(動いている)時に球を出す)などがありますが、
ブログ担当コーチは、まずモールは押す。
その後に、(押している状態の中で)パスアウトするか、さらに押すことにこだわるかは、ハーフやバックスリーダーの状況判断(声)と思います。



さて、ここからディフェンスの見本です。
パスアウト(ラインアウトの解消)にあわせて、ディフェンス側バックスはそろって出てきます。
モールサイド(ポスト)にいたフォワード(ここでは2人)も前にでています。


相手のディフェンスラインはそろっていますが、岡山のバックスの前には、かなり広いスペースがあります。
練習の時によく言われているのは、ラインアウトの際のバックスラインが深すぎるということです。
深い上に、パス回しも遅く、外からの上がりもゆっくり。といったバックスのアタックになっています。(※深くて遅ければ、全然前には進まない)




相手のバックスと、内からのフォワードに、後ろの方で追い詰められています。


岡山のバックスラインは、外側の選手の上がりが遅くスピードも無いため、外に向って流れるだけになっています。
一番悪いパターンです。


結局、お互い20m離れたラインアウトなのに、後ろの方(最初のスタンドが立っていた深さくらい)で相手につかまっています。

選手紹介 10

2011年05月18日 | スクール&選手紹介
10人目の紹介は、美作スクールの實Mです。

スタンドオフからウイングまで、どのポジジョンでもこなしますが、今は主にウイングとして、岡山チームを引っ張っています。

プレースタイルは強い・激しいというよりも、軽やかといった感じで、一気にトライできるスピードがあり、ボールを持つと確実にゲインしています。
また、最近はディフェンス面でも確実性を増してきました。

實Mの課題ですが、實Mの持っているセンスや能力は、岡山(もっと広い範囲でも)のトップクラスだと思いますが、それをまだ十分に発揮していない点でもトップクラスだと思います。
※コーチの側からは「まだまだできる。こんなものではないだろう。」というのが正直な気持ちです。
つまり、練習や試合での本人の気持ちや頑張り次第で、さらに相当な力を発揮できるということであり、言い換えれば、岡山のチーム力を一気に高めることにもつながるということです。

個々の課題は、
・激しさ、闘争心を表に出す。
・試合では、アタック・ディフェンスとも、逆サイドまでどんどん走り込む積極性。
・相手チームの全体をよく見ながら、指示や判断の声を出す。
・さらに激しいタックル。
・スタンドオフ等の味方が傷んだときには、そのポジションにすぐ入れるよう、他のポジションもよく勉強しておく。
といったことがありますが、

1日に2試合や、2日連続して大事な試合することもある中、自分の持っているセンスや能力をさらに発揮するために、だんだんと「傷み」に強くなっていくことも必要です。

とにかく、せっかく持っているセンスや能力を、出し惜しみしないように、自信と積極性を持って頑張ってほしいと思います。







15日(日)の練習

2011年05月17日 | 練習日記
鬼Tコーチより送られてきた、15日(日)の練習ついてのコメントです。




美作RSのメンバーを含め30名程(体験者2名・・・タグから中2と中1の兄弟含む)参加でした

メニューは、最近の練習の繰り返しです。
・ランパス
・体幹
・カットイン、カットアウト
・コンタクト
・FW(モール、ラックサイドのアタック)、BK(ラインアタック?・・・FWをみていて良く分かりませんでした)
・FW、BK一体でのディフェンス

これまでの練習の復習をしましたが、途中コーチ陣に言われたことをもう一度思い出し次の練習に臨んでください

体験者もしっかりと練習に付いてきていました。2人ともなかなか良かったと思います

兄の方は、また来て頑張ると言ってました。弟の方は、前日のタグの試合もあったのかちょっと疲れていたようです

是非一緒にラグビーしましょう