岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

関西スクール大会 反省点など

2010年03月31日 | 試合(H22チーム)
大○コーチから、1日目の夜のミーティングでの意見と、2日目の試合の感想が送られてきました。

ミーティングの意見は参加者は当然聞いていますが、数日たったので、もう一度思い起こしてみて下さい。

●1日目のミーティング

1)試合の反省点

①題○がゲインラインをきった時の矢○のつきおくれを感じる。
  原因としては、矢○が顔だしが遅れている(判断遅れ)、パスの声かけができない、題○の球離れが悪い、周囲がまだ見えていないといったことが考えられる。

 いずれにしても、題○の縦突破の場合に、ポイントになる事はもちろん必要だが、外に展開する意識も必要である。
  ・相手の裏に出た場合は、相手の外側の選手の背中の後ろを走る。(一番DFが来にくい)
  ・トップスピードで上がってくる味方の外側の選手(矢○など)にパス。 

②KOの際の、周囲の声かけができていない。

③ペナルティの際のプレイの選択が遅い。(相手のノット10mを生かせていない)

④犬○が縦突破で孤立してジャッカルされたり、ジャッカルまではされなくても相手に絡まれたプレーがある。
  ・犬○自身のボディコントロール、近くの選手がサポートに入る意識が必要。

⑤前半終了間際、自陣ゴール前、題○の縦突破で絡まれて相手ボールになり、そこから相手にトライを許した。
 勝敗を意識した試合では、残り時間を考えたプレイの選択も重要。

⑥相手に合わせ過ぎ。もっと激しいプレーを15分間持続できるように。

⑦ノットロールアウェイの反則がが多すぎる。タックルしたらすぐに起きること。

⑧ラックやモールで入る姿勢が高すぎる。もっと低い姿勢で入るように。
  ・姿勢が高いために、相手より早くポイントに行っていても押し返されている。
  ・足をかいていない。
  ・1人目が姿勢が高いと、後の味方も低く入れない。

⑨声かけができていない。「あまった」という声も出ていない。

2)コーチのその他の話

・関西大会中国予選については、山口が打倒岡山を合言葉に必死に練習しているとのこと。
・岡山も、もし山口に敗れたら関西大会は無いものという覚悟が必要である。
・関西大会に出場したいのならば、4月の8回の練習にもっと真剣に取り組む必要がある。
・これからの1ヶ月間、後悔しないように、力一杯取り組もう。

3)ルール講習

・ノットロールアウェイ、オーバーザトップ、オフサイドなどについて、鬼○塚コーチの指摘を受けた。

●2日目の試合の感想

1)第1試合

・最初に相手に簡単にトライを許す最悪の立ち上がり。
 ファーストスクラムのマイボールを相手に奪われ自陣に釘づけ。
・最悪の展開となるが、何とか後半盛り返しロスタイムで同点トライ。ゴールで逆転。
・試合には勝ったが地面のボールへの働きかけや、モール・ラックへの入りは相手が上。
 個人プレーでの勝利であった。

2)第2試合

・2回戦はタックルの練習(というほど、よくタックルした)。
・2日間で一番選手の目の色が変わった試合で、特に前半の後半は選手全員一番の気合いが見えた。
・ファーストタックルは入れても、2人目以降を止めれていない。
・上○が自陣22mから相手陣22m迄独走。FBにタックルされるがフォローがない。ウイングのつきおくれ。
・犬○もハーフラインより縦突破で相手G前迄迫るも孤立。2番目のフォローがない。
・2日間で、ゴール前まで迫るがフォローがなく孤立して相手ボールになるのが4回ほどあった。大きな課題である。


※さて、ブログ担当コーチの意見ですが、ディフェンスの基本は
 ①まず、1人目がファーストタックルにキッチリ入れること。
 
 ファーストタックルにキッチリ入れた上で、2人目に求められるのは、
 
 ②相手の2人目がガットやショートパスに走り込んでくる際に、2人目のDFもキッチリ正面でタックルする。(岡山の選手は、まだ2人目が遅れたり、横から手先だけになっている)
 ③1人目が大きい場合など倒しきれない場合、2人目も1人目にタックルしたり、ボールにからんだりして、相手の前に出る勢いを殺す。



中学生へ宿題

2010年03月30日 | ビデオ連続画像
関大一中での試合です。

今回は、コーチのコメントは何も書いていません。

さて、中学生の皆なら、どういうコメントを書きますか???

バックス、フォワード色々考えてみてください。

コーチのコメントは後で書きます。


コメントを書いてみました。(4月1日)



パスを受ける姿勢が棒立ちなのは、撮影のタイミングかもしれませんが、決していい姿勢ではありません。

相手のタックラーは、非常に能力の高い選手ではありました。
ただ、バックスが内に入る場合は、相手DFの数も多く、それなりのコンタクトの強さや、味方にボールをつなぐ意識が必要です。
普通は、相手のタックルラインはゲインラインより味方寄りになるので、単純にあたっただけでは、味方FWは下がってサポートすることになり力が出にくいです。

なお、右効きの多い日本人、特に中学生くらいの世代では、左のタックルが苦手な子が多いと言われています。このようなことも頭に入れておくとよいと思います。


コンタクトの際に相手のタックルを受けてしまっており、相手の裏に出よう、FWにつなごうと行った気持ちは感じられません。1対1で負けています。

なお、外側の味方の前は結構スペースがあり、すぐにパスという判断もあったと思います。


タックラ-にかちあげられましたが、相手タックルが低ければ逆にボールが自由であり、オフロードの意識や両手でのボールコントロール、サポートの声があれば、ボールをつなぐこともできたと思います。


この段階では、味方のフォローは結構たくさんいます。


味方の1人目はボールを拾う判断をしました。
相手との距離も遠いので、この判断も有りだとは思います。
ただ、ここで2点あります。
ボールを拾う姿勢が高く、また手だけになっており、すぐにボールを確保できていないこと。
さらに、素晴らしいのは相手タックラーが起き上がる早さです。起きてすぐに、ボールを拾おうとしている岡山の選手に仕掛けています。(是非見本にしてください)


相手タックラーの起き上がりや仕掛けが早かったため、姿勢の高かった岡山の選手が、後の選手の邪魔になり、岡山の選手全員の姿勢が高くなり、また前に足をかけていません。


そのため、人数が少ないけれど姿勢の低い相手に、簡単に押し込まれてしまい、ボールをとられました。

やはり、1人目のFWは、まずはボールの上をしっかり通ってスイープする方が望ましいと思います。





バックスのサポート

2010年03月30日 | ビデオ連続画像
関大一中での場面です。

ファーストタックルがよくても、サポートが悪ければそれを活かせないことがわかると思います。
強い相手、大きな相手に勝つためには、「集散の早さ」「低さ」「鋭さ」が必要です。


相手が横走りしているのを追い込んでタックルしています。


タックラーの後ろに3人の選手がおり、ターンオーバーの絶好のチャンスです。


この写真では、なぜか3人とも姿勢が立ってしまっています。(スピードも緩めています)
ターンオーバーのチャンスを活かそうとする動き・意識が感じられません。


岡山の一人はボールに絡みに行っています。一方2人は見ています。
それに対して相手は、低く味方を乗り越えようとする動きが見られます。


岡山の選手は味方を乗り越えようとする動きが見られません。(受けてしまっています)
また、岡山の向かって一番右側の選手は、相手が押し込んだ横から入っており、たぶんオフサイドです。


岡山のFWも集まりましたが、相手と比べると姿勢が高いです。


なぜか岡山にボールが出ましたが、やはり反則をとられました。
前の写真のオフサイドか、あるいは、これだけ押し込まれると、手を使わないとボールは出ません。




速報 関西スクール大会(2日目)

2010年03月28日 | 試合(H22チーム)
1日目の速報で、
2日目の相手(尼崎、兵庫)は、1日目の試合を見ると相当厳しい試合になりそうです。(特に兵庫は強い!)
と書きました。

ブログ担当コーチは、都合で2日目の試合は見ていませんが、他のコーチの話では大変よい試合をしたそうです。

尼崎スクールには、終了直前のトライで24-22で逆転しました。勝敗へのこだわりをテーマにしているスクールとしては大きな収穫です。

最後に3戦全勝同士であたった兵庫県スクールには、さすがに地力の差が出て0-44で敗れましたが、辛口のコーチ陣が「よくがんばった」とほめていました。
特に、ファーストタックルは良かったということで、課題のその後のプレーについて、これからの練習で確認していきたいと思います。

今週の土曜日にビデオを借りてから連続動画等をアップします。

以下は、1日目の試合の写真の追加です。

上から4枚の写真。
いずれも気になるのは、岡山の選手は足がそろっている(平行になっている)ように見える人が多いということです。
どちらかの足を前に踏み込んで、次の足を運ぶ。
そうでないと前に向けての力が出ません。












今日は、この3人と、2年生の藤○の4人が、プロップ、フッカーでした。

速報 関西スクール大会(初日)

2010年03月28日 | 試合(H22チーム)
淡路島で開催の関西スクール大会に参加しています。
人数14人で、ボールボーイ、ウオーターボーイは大人がやっています。

結果ですが、
1試合目の川西市スクールにはトライ数3-1、2試合目の京都スクールBにはトライ数10-0で勝ちました。

この時期の大会は、それぞれのチームが課題をもってメンバー編成するので、結果にこだわる必要はないのですが、岡山スクールは、タックルもよく、いい試合をしています。

2日目の相手(尼崎、兵庫)は、1日目の試合を見ると相当厳しい試合になりそうです。(特に兵庫は強い!)

















関西スクール大会前日

2010年03月26日 | 試合(H22チーム)
27日、28日は関西スクール大会です。
参加する選手は、頑張ろう。

さて、今回の参加人数ですが、大会規則にある交代枠を考えると、色々な事情でかなり人数が少なくなってしまいました。

もちろん練習には真面目に出ていても、タマタマ試合の日に都合がつかなくなることもあるわけで、参加できない中学生を責めるものではありません。(練習であろうと試合であろうと違いはありません)

ただ、このような大きな大会に、中学生や家庭の都合を確認せずに、大会参加を勝手に決めてしまった、私たちコーチ陣の完全なミスでした。
「人数がそろうだろう」という安易な考えで決めてしまったことを猛反省しています。

また、ケガなどで試合に出るのが難しければそれで休む、といったチームにしてしまったのも猛反省です。


以後、その試合に必要な人数の参加が事前に把握できるまでは、試合のセッティングや申し込みはしない方がいいかなと考えています。
(もちろん、4月29日の関西大会予選もです)

いずれにしても、関西スクール大会に参加する選手は、厳しい人数で、しかも慣れないポジジョンとなる可能性もあると思いますが、人数が少なければ試合に出る時間も多くなり、自分自身の力を高めるためにはよい機会です。

試合に出ていない時は、ボールボーイなどの仕事もあって大変ですが、是非、自分自身のために頑張ってください。

4月4日(日)強化練習

2010年03月26日 | 練習や試合の心構え

4月29日の関西大会予選まで、あと1ヶ月となりました。

○塚コーチの話では、山口県は「岡山に勝つ」ことを目標にまとまり、相当の強化を行なっているとのことです。

1月の新人戦では山口とは試合をしていませんが、その時に見たところでは、岡山と山口は同じような力という印象です。(声の出方、元気の良さでは、山口の方が上でしたが・・・)

1月以降、岡山(美作も含め)も相当のレベルアップはしていますが、特に3年生のまとまり、声一つとっても表に出てくる姿勢(もちろん内に持った闘志は大きなものがあると思いますが)といった点では、勝負の舞台に向けて、はっきり言って心配しています。

高校ラグビーの萩商工、山口大津など、山口県全体のラグビーレベルは岡山より高く、ジュニアについても勝負に向けてまとまったときの山口は、相当手強い相手です。

もちろん、広島も相変わらずの力です。


さて、タイトルの4月4日(日)の練習ですが、せっかくの春休みでもあり、美作も参加して強化練習(合同練習)を行ないます。

4月29日に向けて大事な練習です。 必ず全員参加してください。

 (場所)兼元ラグビー場 7番   ← 予定表と同じです。
 (時間)午前8時30分~午後1時 ← 時間が予定表より変更になっています。
  
  ※新1年生は最初の予定通り、12時までとします。(始まりも、9時からで結構です)


キック処理

2010年03月25日 | ビデオ連続画像
相手がスクラムからキックで攻めてきたときのディフェンスです。
一連の動きで、注意しなければいけない点を書いてみます。


ディフェンスラインです。この画像自体では特に問題ないのですが、次の画像を見てください。
相手のスタンドオフが、スクラムのほぼ後ろ、かなり深めに立っています。
このような場合には、まず相手がキックがあるかもしれないと思わなければいけません。
その上で、気づいた人が、「キックがあるかも」「キックも注意」といった声をかけあうことがまずは必要です。




味方の内側(スクラム位置)からのディフェンスもよく出ていますが、相手スタンドオフが相当深めに立っているため、余裕をもってキックしています。
なお、味方バックスは、キックとともに反転しようとする動きは見えます。


問題はここからです。
キックが頭をこされたバックス陣が、ボールをゆっくり見ており、素早く落下点に下がる(キャッチするフルバックを助ける)という動きがありません。


相手が深くキックしたら、両サイドのウイングをはじめ、バックス陣はトップスピードで戻らなければいけません。
前に立っていたのでは、何の役にもたちません。


この画像だと、キャッチしようとするフルバック以外のバックスはのんびりとしており、どう見てもフルバックに任せきりです。
最初のディフェンスで前にトップで上がっている第1センターや、真後ろに反転する選手は走りにくいこともありますが、ややゆとりがあり、横から見ながら走ることができる選手(今回はウイングや第2センター)は、特にトップスピードで戻りカバーしなければいけません。


今回はフルバックがキャッチミスしましたが、味方と相手の選手を見ると、キャッチしていてもかなり厳しい状況です。(キャッチしていても、相手に倒されボールを奪われたり、倒れてボールを離せないために反則をとられることになると思います)


キックがけられて、相手がトップスピードで数人走ってくる状況の中で、フルバック等が一人でキック処理するのは本当に大変で、勇気がいることです。
戻ってくる味方が「横にいる」「まだ余裕がある」といった声をかけることで、キャッチしようとする選手も安心でき、結果的にキャッチングミスもなくなります。


キックのディフェンスは、キッチリできれば、相手がボールを自分たちにくれるようなものですが、できないと一気に前に進まれ大ピンチになります。

勝敗を重視すると、特に相手が自分たちより強い場合は、すべてのアタックをキックにして一か八かの勝負をする(逆に相手がしてくる)ことさえあります。

キックのディフェンスは非常に大事だということ、まずはトップスピードでカバーに戻ること、キャッチする人だけの責任ではないことを、頭の中にしっかり入れておこう。(誰かが「戻れ」といった声をかけることも大切です)

復帰

2010年03月23日 | スクール&選手紹介



冬の間、スノーボードで全国を転戦していた木○が、スクールに帰ってきました。

関西スクール大会(淡路島)は、全日本ジュニアの合宿ということで参加できませんが、4月29日の関西大会予選や関西大会に向けて、大きな戦力です。

久しぶりの練習でしたが、さすが最上級生で、ウイングの動きを十分理解できており、バックスリーをコントロールする役割が期待できます。

スノーボードの経験がラグビーにどう活きてくるか、非常に楽しみです。


大阪遠征②

2010年03月22日 | 試合(H22チーム)
大阪遠征の写真です。 ※デジカメの電池が切れたので写真はこれだけです。

Aチームの第1試合はトライ数 3-0で勝ちました。





コンタクトが起こった際に、近くをフォローする味方がどうサポートしたか、次の動きがどうだったかがポイントです。


バックスが声をかけ合いながら、方向を変える。こういう動きも大切です。




分厚いディフェンスが意識できています。





Aチームの第2試合はトライ数 1-2で敗れました。

ただ、2試合目の立ち上がりにはトライされましたが、徐々にペースをつかんでいけたのは、この試合の大きな収穫でした。
メンバーやポジションが替わっていっても、最初から声さえかけ合っていければ、十分にチームとして機能できると思います。

フォワードの集散で遅れています。


ディフェンスは最後まで行っていました。


ラインアウトの部分・部分はキッチリできてきました。後は精度です。





卒業式

2010年03月22日 | スクール&選手紹介
岡山ラグビースクールの卒業式(修了式)があり、ジュニアからは5人を送り出しました。
(ともに頑張った仲間の美作スクールの杉本君も、一緒に送り出しました)

今回の5人は、ミニからやっていた1人を除くと、2人が中学生から、1人は中2の終わりから始め、1人は美咲町から通うといったメンバーで、非常に特徴的な年代でした。

コーチとしては、ジュニアスクールの間には、5人の能力を十分に開花させてあげることはできなかったなという思いがありますが、その分、高校へ行ってからの「伸びしろ」は、今までの卒業生以上にあると思います。

卒業生は、ジュニアラグビーで、県外チームとの交流も含め、多くの経験や楽しい思い、苦しい思いをしてきました。
しかし、特に岡山の高校では経験者は他にはほとんどいません。
ジュニアラグビー経験者の「プライド」をしっかり持つとともに、新たなことは素直に受け入れる「謙虚さ」も持って高校へ進んでください。

ジュニアスクールという組織としては、その上の学年が0人という状況の中、同じ世代の上級生と体を当て学ぶことが大切なスクール活動では、スクールの存続も含めて危機感を感じていましたが、5人が大変にまじめに(遅刻だけは直っていないが・・・)やってくれたおかげで、下の学年にも何とかつながり、さらにその下と、再びジュニアスクールとしての基礎を固めることができました。

卒業生には、あらためて「ありがとう」と言います。

いつも言っていますが、部活動ではないジュニアスクールは「クラブスポーツ」だと考えています。また良い悪いは別にして、上下関係(大人との関係も含め)は非常に緩やかです。
このため、高校の部活動に入ると違和感を感じることもあると思いますが、それはそれで高校では新たなラグビーの世界が拡がっています。


高校ラグビーを楽しみ、最後までやり通してください。


是非、高い「志(こころざし)」を持って、前に進んでいってください。


※時間がある時は、練習に顔を見せて、後輩に声をかけてください。待っています。












お世話になった中道コーチが新潟県に転勤になります。
新3年生、新2年生は、是非、4月29日の関西大会予選、関西大会、全国大会と、すばらしい結果が報告できるように頑張ろう。

この1年間のジュニアラグビーの活動をどのようなものにするのか、楽しい活動にするのかは、中学生の皆の考えと「実際の行動」一つです。

大阪遠征①

2010年03月22日 | 試合(H22チーム)
関大一中グラウンドで、関大一中および茨木コンバインドチームと試合しました。
(参加)
  岡山スクール  3年生:7人 2年生:5人
  美作スクール  2年生:5人
(試合)
  Aチーム  20分×2試合
  2年生主体 20分×2試合

結果はAチームは1勝1敗、2年生主体チームは2敗でした。

Aチームの1試合目ですが、今回3年生のFWが数人参加できなかったことから、キックをつかってFWを前に出してあげるというゲームメークを考えるよう指示しました。
結果的には、キックも含め、練習でやってきたことがよくできていたと思います。

Aチームの2試合目ですが、さらにFWに負傷者等が出たことを想定し、BKの選手をFWに入れてみましたが、チームとしてはある程度機能できていたと思います。
4月29日の関西大会予選に向けて、このパターンも練習しておきたいと思います。

2年生主体の試合ですが、2年生全員+3年生のパターンは、相手のメンバー構成にもよりますが、まだ十分力を発揮できませんでした。一方で、少し3年生を増やすと互角の試合ができたと思います。

今回の遠征、良かったのは、○田のフルバックが十分いけることがわかったこと、フッカー○川の積極的な動き、高○のウイングのディフェンス(特に1試合目)、松○のパワー、○下のデビューなど数多くありました。また、永○のスピード等、美作の選手とのコンビもだんだんよくなってきたと思いますが、特に大きな課題は次の2点かと思います。

1点目は、相変わらず声が少ない(小さい)ということです。

1試合目、自分たちが元気で、ポジジョンも練習と同じような場合は、声が少なくてもそれなりのゲームができていたと思います。
しかし、2試合目以降で、いつもとポジションが違ったり、疲れてくると、試合に出ている選手はそんなに変わっていないのに、サポートが足りなっかったり、これまでと同じでただ外に回すだけの単調なプレーや個人プレーになるなど、チームとして十分機能しなくなったと思います。
このような、疲れが出てくる後半やメンバーが替わった時などに、声が出ているチーム(指示の声、状況を知らせる声、もちろん「叫ぶ」ような勇気づける声も)と声が出ていないチームでは大きな差が出て、最後は勝敗を左右すると思います。

2点目は、関西のチームとやると毎年反省させられますが、ポイントへの集散の早さ、低さ、塊での動きです。
岡山の選手が、まだまだ個々の選手が孤立気味でサポートの数も少ないのに対し、当たるというよりも、お互いがよくパックして低い姿勢で足をかく相手に、何度もダウンボール後のボールをとられたと思います。
また、タックラーのジャッカルの意識も相手チームは大変高かったと思います。

今後の練習は、これらのことをあらためて意識していきたいと思います。


相手の人数も多く、当たるというよりも、足を運びながら塊になって低い姿勢で入ってこようとするのがよくわかります。


味方と相手の姿勢(高さ)や足の運び方に注目。
味方の両足がそろい気味(受けている)のに対し、上の写真も同じですが、相手は足を運ぼうとしています。



しかし、いつも思いますが、人工芝の本当にいいグラウンドで、結果には関係なく、大変気持ちが良い遠征でした。


 
 




平成22年度スクール生募集

2010年03月20日 | チーム理念&メンバー募集
3月22日(月)の修了式(卒業式)の後で、新1年生(6年生)の保護者に説明する予定の内容です。


【岡山ジュニアラグビースクール 平成22年度スクール生募集】

 岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクールのジュニア(中学生)部門)では、新年度の部員を募集しています。
 岡山ジュニアラグビースクールはクラブチームであり、学校の部活動とは異なり、中学生(保護者を含む)と指導者は、基本的に対等で尊重しあう関係にあり、その中でそれぞれの役割を果たすことで、試合や練習等、クラブチームとしての活動が成り立っています。
部活動とは少し違うクラブスポーツを、中学生、保護者とも、是非楽しんでみませんか。

●発 足  平成15年 

●チーム理念
 ・ラグビーを通して、プライドと謙虚さを持つ人間を育てる。
 ・クラブチームの幅広い活動により、多くの友人や知己をつくる。
 ・中学生、コーチ、保護者が充実した時間を共有する。
 ・県外への進学も含め、岡山県ラグビーの基盤拡大に寄与する。
 ・One for all, all for one。 For the team。

●指導理念
 ・中学生時代の年齢以上の自然な個人差(身体能力、運動能力)を理解する。
 ・あいさつ、返事といった、基本的な礼儀を身につけさせる。
 ・中学生が自分たちで考え、表現することを尊重する。
 ・まじめに取り組む中学生に公平な機会を与える。
 ・厳しい練習や努力の結果として得られる達成感や満足感を大切にする。

●技術指導方針
 ・偏らない、ラグビーのトータル技術を習得する。
 ・コミュニケーションを大切にする。
 ・特に個人、ユニットとしての能力を育てる。
 ・他県(他チーム)の選手と、自信を持ち、競い交流できる技術・気力を養う。
 ・型にはめすぎないように心がける。

●練習日・練習場所
 ○練習日  基本的に毎週土・日
   発足当時は日曜日だけでしたが、以下の理由で、土・日曜日としています。
    ・週1回では、学校のクラブ活動等で不参加の場合、練習間隔があく。 
    ・高校ラグビー部での継続を考えている中学生には週1回では不足。
  なお今年5月からは、シーズンの予定等も見て、可能な月は月1回土曜日を休みにする  ことも検討中。
 ○練習場所
   岡山市の百間川ラグビー場・兼元ラグビー場、自由広場を中心。
 ○練習への交通手段
   基本的には本人、または保護者等の送迎。 

●学校の部活動や定期試験との関係
 ・これまでも、部活動とスクールを両立させています。
   1年生から3年生までのそれぞれの時期・立場で、中学生が自分で判断しています。
 ・各学校の定期試験が集中する時期は、練習を休みにする場合もあります。

●活動単位
 ・基本は岡山ジュニアスクールとしての単位で活動。
 ・岡山県としての活動
   美作スクール(新2年生5人)、津山スクール(新2年生3人)、倉敷スクール(新2年生0)等の県内チームと、
   1年生の人数等をみながら、練習・試合等の合同活動を行なう。
      平成21年度は美作スクールを中心に、合同練習や合同チームとして試合参加。
 ・関西大会、全国大会への参加は、中国地方(5県)で選抜します。このため、特に3年生になると、中国地方としての活動が多くなります。

●平成22年度のスクール生(H21登録)
 ・新3年生 12人、 新2年生 8人、 新1年生 募集中
 (参考)過去のスクール生(3年生の卒業時点)
     H15:10人、H16:7人、H17:6人、H18:11人、H19:4人、H20:0人
     H21: 5人(一緒に活動した美作スクールの1人を含む)

●平成21年度卒業生の進路
 関西高校2人、城東高校1人、尾道高校1人、津山工業1人(美作スクール)

●最近の卒業生の高校での活動状況
 ・平成21年度の全国高校ラグビー大会(花園)出場校のうち、岡山ジュニアラグビースクール出身者が在籍する高校は、津山工業、尾道高校、高知中央高校
  岡山県内では他に、関西高校、朝日高校に在籍。
  (参考)平成22年度の在籍人数
    関西3人、(津工1人)、朝日1人、城東1人、尾道2人、高知中央1人
     ※尾道高校の1人は尾道高校のキャプテンです。
     ※H19、H20のメンバーが少なかったため、在籍人数が少なくなっています。 
 ・平成18年度から、県外高校へ進学する人も増えています。

●対外活動
 ○主要な大会・交流会
  ・ 1月初   中国新人大会(福山)
  ・ 3月末    関西スクール大会(淡路島)  ※抽選(H22.3月は参加)
  ・ 4月末    関西中学生ラグビー大会中国地区予選(広島)
  ・ 5月連休  四国中央市長杯(富郷)  
  ・ 5月末   中国地方合同練習会(石見智翠館高校(旧江の川高校))
  ・ 7月末   関西中学生ラグビー大会(岐阜県数河高原)  ※中国選抜(2チーム)
  ・ 8月末   中四国ジュニアラグビー大会(中四国各県)
  ・10月末   中国地区強化合宿(竹原)  
  ・11月末   全国ジュニアラグビー大会中四国代表決定戦  ※中国代表
  ・12月末   全国ジュニアラグビー大会(花園)      
 ○その他の活動
  ・チーム合宿(1回or2回)
  ・他チームとの練習試合、合同練習随時    
    今年1月以降  2月:崇徳中学校、3月:関大一中

●スタッフ(平成22年3月時点)
 (専 任)監 督:大塚壮冶(立命館大OB)
      コーチ:(ヘッド)中山基隆(京都大OB) 三浦保幸(熊本工大OB)
               鬼塚浩二(八代高専OB)
 (応 援)藤原、塩津、柴田、木村、題府 他

●会費等(平成22年度予定)
 ・年会費 1万2千円(月1千円)
 ・協会登録料 1千円
 ・スポーツ障害保険 6百円
 ・保護者会費 6千円
 ・遠征時には、交通費等を随時集金します。     

●平成21年度の主な活動実績 
 ・関西大会へは、中国スクール選抜(岡山、山口、島根、鳥取)として参加。
   選抜選手22人の内、岡山県11人(3年生4人、2年生7人) ※残る3年生1人はケガ
 ・原則3年生で編成している全国大会中四国予選の中国スクール選抜には3人選出。
 ・その他、各種大会や中国地区合同練習会等に積極的に参加。
 ・1年生は、他チームとの交流も行いながら、今年1月の新チームに向けて、基本やユニットプレイの徹底や体力向上を図った。 
 ・美作スクールを中心とした合同活動を進めた。

●新年度(平成22年度)の活動方針  

 ○活動方針
 ・3年生は、中国選抜・全国大会選出、さらには高校ラグビーへ意識付けを行うため、例年参加している中国地区合同練習会(石見智翠館高校)、関西大会(数河高原)等に積極的に参加する。
 ・2年生も、例年通り、上記の活動に基本的に参加する。
 ・新1年生は、1年生を中心とした他チームとの交流も行いながら、1月の新チームに向けて、基本やユニットプレイの徹底や体力向上を図る。 
 ・中学生がスクールでラグビーを続ける(新たに始める)動機付けを強めるため、以下のような活動に取り組む。
   県内の公立普通科高校、少人数高校との交流。
   県外の高校との交流(尾道高校等)
 ○その他 ※岡山県ラグビー協会への報告資料等より

(岡山県としての活動)
 ・昨年は、美作スクールの3年生が1名、岡山スクールと一緒に活動しましたが、今年は、日常の活動は、練習日数の違い等、個々のスクールの事情を踏まえて行いながら、合同練習や試合等で、チームとして一緒に活動する機会を増やしていく。
 ・岡山県のジュニアとしての活動については、今年は、数年ぶりに3年生の人数が相当おり、また2年生も含めてある程度力のある中学生も多いことから、部活動の調整等をうまくやり、数多くの中学生が参加できれば、久しぶりに勝負を考えて活動できる年になりそうである。
  なお、今年の活動は3年生の多い岡山スクールが中心になると考えており、岡山スクールがセットした練習試合へ参加してもらったり、合同練習の実施を他のスクールに呼びかけていく。
 ・なお、さらに翌年は、それぞれのスクールの3年生にある程度の人数が揃うことから、今年は、来年以降、個々のスクール活動と岡山県のジュニアとしての活動を円滑に進めるための準備期間とも考えており、例えば、岡山RSが美作に出かけて行って合同練習を行ったり、岡山RSの3年生が他チームの下級生を指導するなど、いろいろと工夫していきたいと考えている。
 ・学校活動や部活動との両立等、中学生がスクール活動を続けるには結構苦労も多いが、いずれにしても中学生のことを一番に考えながら、各スクールの指導者がまずそれぞれの活動を地道に充実させていくべき1年であり、結果的にそれが岡山県のジュニアの発展につながると考えている。

(関西大会について)
 ・ジュニア活動の前半の1大イベント第31回関西ジュニア大会について新人戦の後、各県の指導者会議で話し合った結果、今年は4月29日(木)に、3年生が相当人数おり、2年生も含むと単独チームができる岡山県と広島県と山口県で予選会を実施。上位2チームが主体となってチームを編成。その上で、不足するメンバーを3位県・島根・鳥取県から補強する方法に決定した。
 ・これにより、予選に向けて努力しないと、これまでのようにほぼ自動的に3年生が選抜されることは無くなる一方で、ラグビーに対する意欲のある選手が2年生から選抜に選ばれるチャンスが増えることになる。さらに、中国地方の強化の点でも、例年より早い時期での一つの目標設定(予選)、その後の関西大会に向けての各チームの強化が、結果的に冬の全国大会予選に向けての中国地方の強化につながると考えられる。

●平成22年度の新1年生の保護者の皆さん

  岡山ジュニアスクールは、発足当時から人数は決して多くありませんが、これまで、ほとんどの選手が中国選抜に選ばれるなど、決して他県に負けない活動を行っています。
  新1年生は、基本プレーの習得等に今まで以上に取り組みながら、12月までは「新2年生+新1年生」、あるいは「新1年生だけ」で他チームとの交流試合等も積極的に行い、1年先の本格的な対外活動(公式試合等)に向けて強化していきます。
(※新2年生になれば、3年生との試合も十分できます。)
  「中学生活との両立」「体が小さい」「練習が厳しい」等の不安を持つ方もおられると思いますが、これまでも、肉体面や精神面等で様々な生徒がおり、それぞれが立派に成長してきました。
  ラグビースクールは生徒が強制されて続けるものではありません。だからこそ、ラグビースクールの活動を通して、中学生は、自分たちでチームをつくりあげていくこと、他県の中学生や大人との交流など、学校には無い多くのことを経験できると思います。
  部活動等、学校との両立は十分可能ですので、是非、岡山ジュニアラグビースクールへの参加をお願いします


卒業&合格おめでとう!!

2010年03月20日 | スクール&選手紹介
県立高校の発表が終わり、3年生の進路も全員決まりました。

保護者の方の了解をいただきましたので、あらためて発表します。

下の2枚の写真で、向かって左から、
 岸本君・・・・尾道高校
 長谷川君・・関西高校
 大川君・・・・関西高校
 大屋君・・・・城東高校
 杉本君・・・・津山工業
   ※杉本君は登録は美作スクールですが、一緒に活動してきました。





全員、高校進学後もラグビーを続けるようです。

スクールでは、2年上の先輩が3人、1年上の先輩が0人と、環境的に厳しかった学年でしたが、逆に高校入ってからの「伸びしろ」は今までの学年以上に大きなものがあると感じています。

是非、高校でも、これまで以上に真面目に、自分の可能性にチャレンジしてください。

※なお、厳しい世の中で、ラグビーだけをやっておけば何とかなるという時代ではないと思います。自分の進路も考えながら、勉強をはじめ有意義な高校生活を送ってください。


以下は、今日(20日)の写真です。

【岸本君】 
 全国レベルのラグビーにチャレンジします。今も身長が伸びているようですが、高校で鍛えられて体もできた時に、どう変貌していくのか、大変楽しみです。
 1年目は特にシンドイとは思いますが、それはどこの高校のラグビー部も同じです。気持ちを常に強く、前向きに持って頑張ろう。
 高校に入ったら遅刻はしないように。(○十分前集合、○十分前行動を) 


【大川君】
 ハーフからフルバックまで、バックスのすべてのポジションをこなせる選手です。
 高校ラグビーで、どのポジションで一番適性を見いだしてもらえるか、非常に楽しみにしています。とりあえずは、自分で固定観念を持たずに、どんなポジションでも積極的にチャレンジしよう。
 太りすぎないように。(フッカーだとか・・・)


【長谷川君】
 3年生の時は、途中ケガもあり、少し欲求不満が残ったかもしれませんが、キャプテンとしてチームを引っ張ってくれました。
 他人の痛みがわかる優しい性格を決して失うことなく、しかし、高校では自分に対しても時には仲間に対しても、より厳しさを持って取り組めば、チームのリーダーとなれる選手です。


【大屋君】
 2年生の秋~冬にラグビーをはじめましたが、重心の低い力強い走りで急成長しました。
 岡山ジュニアスクールはじめての城東高校への進学です。文武両道を是非実現してください。
 数河高原(関西大会)の夜に見せた「野球○」は、中国スクール選抜の歴史を塗り替えました。


【杉本君】
 美咲町の方から、ずっと岡山まで通って頑張りました。(送迎してくれたお母さんに感謝しろ)
 中学時代はまだ持て余し気味だった大きな体が、高校ラグビーでは強力な武器となるでしょう。
 弱気な言葉ではなく、前向きな言葉を口に出すよう心がけよう。