岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

竹原合宿 その1

2010年10月31日 | 試合(H22チーム)
30日(土)、31日(日)は恒例の竹原合宿でした。
 ※1年生の合同練習(30日)は台風接近を予測(ハズレタ)して中止。

30日はJパワーグラウンドで練習、31日は尾道高校の1年生との練習でした。

特に31日は雨でしたが、11月14日の中国・四国代表決定戦を前に、中学生にとっては貴重な練習となりました。

毎年のことですが、この時期に感じることは、3年生がグッと伸びることです。
2年生も一つ一つのプレーには光るプレーもあるのですが、3年生の継続的な力や技術の発揮、それを支える気持ちの継続は数段上で、違いが歴然と出てきます。

どちらかといえば自由奔放な岡山の選手でさえ、変な軽さがなくなり、態度にも何か「雰囲気」が出てきます。
この時期における3年生の「覚悟」、「腹のくくり方」が、やはり2年生とは全然違うのだと思います。


さて、竹原合宿の宿泊は長善寺でした。長善寺の住職は元ラグビ-日本代表(ワールドカップにも出た)の大内寛文さん(竹原高校→リコー→龍谷大学→リコー)です。

夜、住職の話を聞き、その後で、尾道高校の田中コーチのルール講習がありました。

住職の話から一つ。

・中学生も色々な人の講演を聞くことも多いと思う。
・そういう人達は、「努力すれば報われる」といったことをよく言うが、それは、そのような講演をする人は「努力が報われた人」「成功した人」だから。
・世の中には、やはり「努力しても報われない」ことは多いし、「努力しても報われない人」も多い。
・しかし、だからといって努力することをやめてはいけない。
目標に向かって一生懸命努力していれば、必ず誰かが見てくれている。 
 そして、必ず声をかけてもらえたり、試合に出してもらえたり、選抜合宿に呼んでもらえたりする。
・そして、さらに一生懸命努力することが大切。
といった内容だったと思います。

中学生への話でしたが、コーチにとっても、中学生を「見る」こと、「きっかけや機会を与えてあげる」ことの大切さを考えさせられました。

特に2年生は、来年はいよいよ主役です。
今年の3年生たちがこの1年でどう変わっていったかをよく考えながら、努力していきましょう。


田中コーチからは、次のようなルール講習をしてもらいました。

・キックオフサイド
・タックルやラック時のゲート  
・ラック等の立ち位置 など

実は、キックオフサイド(10m)については、ブログ担当コーチも間違っていました。
ただ、試合、とりわけ接戦では、ルールを理解しているかどうかが勝敗を分けます。
必ず、教えてもらった内容をイメージトレーニングしよう。


最後にとりあえずスナップです。

31日の練習最後のあいさつです。
何か気づきませんか?
そうです、高校生の方が、頭が低く、腰も曲がり、よいお辞儀です。(中学生は

ところが、この写真の奥の方に、なかなかよいお辞儀の中学生が写っています。
岡山の楢Sです。
このあたり、「やる時にはやる」というプレースタイルそのままで、感心させられました。(「降参しました」という気持ちだったかも




1年生へ

2010年10月29日 | 練習や試合の心構え

30日・31日は、2年生・3年生は竹原Jパワーグラウンド、尾道高校で中国地区合同練習会です。
11月14日の全国大会予選(中国選抜VS四国選抜)に向けて、さらにレベルアップするともに、気持も高めて行かなければいけません。

さて1年生ですが、30日はJパワーグラウンドに広島の1年生も集まって試合等を計画していましたが、台風のことを考え、残念ながら1年生は中止となりました。

いよいよ11月もすぐであり、1年生が公式戦デビューする1月の新人戦まで、あとわずかとなりました。

上級生に人数が少なかったここ3年程度は、3年生が選抜の練習に行くときも、保護者に送迎をお願いするなど、コーチが岡山に何人か残り、残った下級生の練習を十分見ていましたが、今年は上級生の人数も多く、選抜チームにも基本的に鬼Tコーチがフォワード、中Yコーチがバックスに帯同しており、さらに、O塚コーチ、M浦コーチが仕事がピークになっており、なかなか岡山で1年生だけをじっくり教えるという形ができていません。

1年生が、毎週2回ラグビーをしたくてウズウズしていると思うと、大変申し訳ありませんが、強い年や上級生に人数が多い年ほど、このような形になることがあるので、理解してください。

ただ、1年生は、選抜をめざして頑張る上級生の姿を、是非よく見て、頭に焼き付けておいてほしいと思います。こういうことも勉強です。

今後の予定ですが、11月3日、6日は岡山で練習予定です。
また、7日は、まだ未定ですが、上級生と一緒に県外で練習、練習試合を考えたいと思っています。

なお、11月14日(日)の中四国予選は、1年生~3年生の全員で広島県営ラグビー場に行きたいと思っています。


ディフェンス

2010年10月28日 | ビデオ連続画像
一度使った画像ですが、ディフェンスのポイントを復習します。

バックスラインは一斉に前に出る。
スタンドは、立つ位置(相手の外側、内側)を明確に意識。
ハーフまたはロックは、内側から強烈なプレッシャ-。
ブラインドロックも一度は前に出る。


相手は、ブラインドウイングとフルバックの2人もほぼラインに入るか、すぐ入れる状況。
今回、岡山の方は、フルバックが最初から上がっているが、キックされることを考えると、いつも上がっていくわけにはいかない。
結果的に、最初から相手側が2人ほど余っている状況になる。

ディフェンスは、ボールがパスされて空中にある間は、トップスピードで相手との間隔をつめてプレッシャーをかける。
相手がパスしたら「プッシュ」などの声をかけて、マークをずらしながら外に追い込んでいく。

何人、外側に余っていても、パスがきれいにつながるのはパス3本程度。とにかく厳しいプレッシャーをかけることが中学生の基本。


第2センター等、もう少し前に出て、相手が外側にパスできないようにする。
第1センターとギャップができてもいいくらいの気持で、前のスペースをうめる。
フルバックが上がっているので、ブラインドウイングは、相手のキック対応などフルバックの役割に走る。(ブラインドウイングは、反対側のライン際までカバーリングに走る)
フォワードも、ピンチであることを意識して、ボールを見ながらカバーリング。




コンタクトが発生したら、ポイント方向だけでなく、広い視野で相手全体を見る。
相手のバックスが残っている場合等、気づいた選手が味方にすぐに声をかける。





ゴール前ペナルティ

2010年10月26日 | ビデオ連続画像
相手ゴール前のペナルティです。

絶体にトライをとる気持が必要です。
また、ただ相手にあたっていくのではなく、相手の弱いところ、ディフェンスの薄い(人数が少ない)ところを狙っていく厳しさも必要です。

松Yの突進です。
この試合での積極性やパワーは見事でした。
この積極性を練習の時からいつも出せるように心がければ、素晴らしいフォワードになれます。




2人目のサポートが遅れています。
1人目がコンタクトすると同時に2人目がサポートに入るほどの激しさ、積極性が無ければいけません。




2人目のサポートが遅れ、また、ボールや味方をまたいでいく選手がいないため、ボールが出るのに時間がかかりました。
ただ、相手も人数が集まっているものの、足をかいて押せていないため、ボールを奪うところまではできていません。


結果的にさらに縦を攻めてトライをとりました。








(補足)
連続画像をのせたり、このブログの目的は、最も多くても土曜、日曜の週2回の練習しかできないスクールの中学生に、少しでもラグビーに触れてもらう場を提供するためです。時間があれば、できるだけ何回も見て、自分でいろいろ考えてみてください。

24日(日)ミーティング

2010年10月24日 | 練習日記
今日は午後から雨が激しくなったため、急きょ、2、3年生はミーティング(美作スクールも参加)を行ない、サインプレ-の目的や意味等を勉強しました。

スクールの実質的な活動は土曜、日曜の週2回のため、ブログ担当コーチも、ゆっくり選手に説明したり、ミーティング等を行なうことは大切だとは思っていながらも、ついつい、コンタクトや根性的な練習になってしまっています。(「わかっているけど焦っちゃう」といった感じです)。

今日は、短い時間でしたが、あらためてコーチ陣が練習で言いたいことを説明しました。今日の話がわかりやすいとも言えませんが、少しは頭にとどまったでしょうか?

なお、今日が雨だったこともあり、30日・31日日の竹原合宿に出発する朝、2・3年生は、岡山県総合グラウンドで1時間強(朝8時~開始)、体を軽く動かしてから出発します。

詳しいことは、別途連絡(ブログも含め)しますので、全員参加してください。


(補足)

今日は、坂出第一高校の先生が学校やラグビー部の説明に来られました。
昨年まで、石川県の強豪チームのコーチをされていた先生で、中学生の指導も是非お願いしようと思っていたのですが、あいにくの雨で、中学生への話の後は、保護者に色々話していただきました。

短い時間ですが、中学生や保護者も色々と感じるものがあったのではと思っています。

23日(土)の練習

2010年10月23日 | 練習日記
今週は、中国地区の練習は無く、2、3年生も百間川での練習です。

細かい練習の内容はブログには書きませんが、中学生たちは、ほぼ3時間かけてじっくりと行なった、今日の練習の内容や目的、意味(ただのプレーではなく、選抜チームに対する意味)について、十分理解してくれていると思います。

明日もさらに精度を高めていきますので、今日の内容は必ずキッチリ覚えるとともに、イメージトレーニングしてください。

中四国大会の前の平日練習と同様、大きな試合に向けては、いくつかキーになる段階の練習がありますが、それは決して、激しい練習ということではありません。

今日と明日の練習は、岡山の中学生やコーチが、まず中国四国予選に向け、中国選抜というチームに対して、責任を果していくためのポイントとなる練習です。

だから、明日の練習は、急きょ人数がそろう時間帯に変更しました。

明日の練習は、今日の内容の精度アップが中心となると思うので、それほど時間はかからないと思います。

コンタクト(踏み込み、頭を入れる、基本は立ってプレーする)の確認とあわせて、さらに集中力を高めていきたいのでよろしく。


大歓迎

2010年10月23日 | 練習日記
今日から、2年生が一人、新しく岡山ジュニアスクールに参加することななりました。

保護者の方の転勤で、島根県から岡山に来たY田君で、ポジジョンはフォワードです。

岡山の2年生のフルバック山Dと同じ苗字で、YD君が2人になりました。

これまでのブログでも書いたように、人数の多くない岡山スクールでは、中学生一人一人の役割や責任も大きなものがありますが、そのかわり、がんばればかんばるだけ、楽しい思いもできると思います。

是非、一緒にラグビーを楽しみましょう。

タフであること

2010年10月21日 | ラグビーの基本
タフとは「粘り強い」という意味で、体力的なタフと、精神的なタフに分けられます。

体力的なタフとは、ただ体が大きく力が強いというのではなく、組織的に動き続けることができるということです。
大きくて、足が速くて、運動神経が優れていても、ゲームの先を読む力や判断力が劣れば運動量が減ります。また、相当な力の差があれば別ですが、試合中いつも相手の機先を制することができるとは限りません。相手に機先を制されたときに、どう耐え、どう切り返すかが重要なポイントです。

精神的なタフとは、単発的な「気合」ではなく、不屈の闘志を持ち続けることです。
もっとも大切なのは、闘志の持続で、いかなる状況でも自己を冷静にコントロールし、挑戦し続けることです。

ラグビーには、active(能動的)な動きと、passive (受動的)な動きがありますが、試合の半分は passive(受動的)なものという意識が重要です。
ラグビーにおける受身とは相手の攻撃に堪えることだけではなく、耐えてからの切り返しを含んでいます。

タックルでは、攻撃を食い止めるだけでなく、反対に味方の攻撃へつなげるタックルが必要です。
味方の後方へキックされた場合は、相手が自ら攻撃を放棄したチャンスであり、キャッチした後で、防御に戻った選手で反撃すれば、最初にキックした相手は、すぐに受身になります。
いつも防御からの反撃を考えていなければなりません。

反撃の原動力は、信念を持ちあきらめない気持ちです。相手の攻撃をしっかり受け止め、逆に反撃に転じる心がけが大切で、そのためには攻撃を常にイメージしていなくてはいけません。

相手の攻撃はいつか切れる(味方が切る)ので、そのときに直ちにカウンターアタックできるよう、心と体の準備をしていないと反撃は成功しません。

しつこくプレッシャーをかけミスを誘うのは、受身の中でのプラス志向です。

相手の弱点を見抜くことも勝負のひとつです。人間としての思いやりと、勝負における冷たさ・厳しさは別のものです。

試合前のかけ声が、「絶対に勝つ」ではなく「負けない」なら、無用な荒々しさが消え、足が地についた着実なプレーができます。
守ることに集中しながら、相手のミスを引き出し、ターンオーバー(寝返り)の機会を待ち反撃する、タフなラグビー(負けないラグビー)が大切です、

タフとは、ただ力が強いことを言うのではありません。忍耐強く、打たれ強く、粘り強いディフェンスの後で激しく反撃するような不屈のしたたかさをいいます。

走ること

2010年10月21日 | ラグビーの基本
走力をつけ、走ることに自信を持つことが、よいプレーやラグビーを楽しむことにつながり、結果的に勝利を得ることができます。

「走り勝てば試合に勝てる」という単純な原則を無視して、いくら「絶対勝つぞ」などと叫んでも、走り負けたら試合には勝てません。
戦術やかけ引きは当然必要ですが、まず走ることの大切さをよく理解する必要があります。

練習の時から走ることに集中し、自信をつけることを心がけよう

走ることは、点である一つ一つのプレーをつなげることであり、そのためには有効に走ることが大切です。

スタート
素早く立ち上がり、低い姿勢で構え、その動きの中で、色々と判断し、低い姿勢で一気に加速する。
コース
サポート、プレッシャー、バッキング等、味方と相手の関係から刻々と変化する状況に柔軟に対応する。
イマジネーション
味方や相手の動きやプレー、浅め目・深め等、常に先の展開を予想して対応する。

イマジネーション不足で、スタートが悪く、走るコースも悪いのでは、自分はいくら一生懸命走っているつもりでも、とてもよく走っていると言えません。

ラグビーというスポーツでは、「走る」「休む」の繰返しではなく、「走る」「プレーする」をスピーディに繰返す必要があります。

走ることに自信がつくと、ゲーム展開の先を読む余裕ができ、結果的に力の使い方(走るコースも含め)に無駄が無くなり、ラグビーが面白くなってきます。

ラグビーでパフォーマンス(自分を表現)するには、まず表現するラグビーのイメージをつくり出さなければいけません。
そのイメージをつくり出す第一歩が走ること、ゲーム中は走り回ることです。

キック処理

2010年10月19日 | ビデオ連続画像
相手のキックの場面です。

なお、この場面、両チームともバックスが一人ずつポイントに巻き込まれた状況です。

相手のスタンドオフの位置にいる選手が、かなりポイントから遠い位置にいます。


その選手の対面は犬Kですが、この画像は斜めからでわかりにくいですが、少し、内側に寄りすぎかなという気がします。
スタンドオフの位置の選手は、どちらかというと対面の外側に立ち相手にプレッシャーをかける必要があります。


相手のスタンドオフの位置の選手が、さらに外に開きながらパスをもらっていますが、やはり犬Kが内側から追い気味のように見えます。
※相手のハーフも上手に長いパスをなげています。


ここで、犬Kの外側にはY吹がいます。
相手は、Y吹の対面と、その外にウイング、フルバックがいます。
味方のウイングは、相手のスタンドオフの選手が球をもっており、中間付近にいる状況です。

こういう場面での、Y吹の判断は非常に難しいと思います。
通常なら、対面に向けてプレッシャーをかけていくと思いますが、犬Kが少し遅れ気味(抜かれるかも)に見えたと思います。
最後は、相手のスタンドに向かい外側からディフェンスするという判断をしています。

ここで、相手のスタンドが外側にパスしていたらどうなっていたかという仮定の話が出てきます。
まず、基本は犬K、Y吹それぞれが対面をきっちり抑え、相手がパスしたらプッシュしていくということだと思います。


相手のスタンドがキックしました。
岡山のディフェンスは、フルバック2年生Y田が結構いい位置にいました。
ポジショニング等、随分よくなってきたと思います。


この画像からブラインドウイングが写ってきます。
ブラインドウイングは、フルバックの動きと連動しなければいけませんが、相手のスタンドのオープンに向う動きに対して、岡山のフルバックがウイング方向に動いています。また、相手のスタンドの動きから、自分(ブラインドウイング)の方向へのキックはまず無いともう少し早めに判断できると思います。
今回の画像では、ブラインドウイングの動きが遅れていると思います。


以下キック処理ですが、この場面では岡山の選手の戻りもよく、結果的にボールを獲得し、次のアタックにつなげています。
キックはある意味では、相手がわざわざボールを手離して、自分たちにくれているようなものです。
キッチリ確保し、落ち着いて自分たちの攻撃につなげていけば、「ありがとう」と相手にお礼を言うことができます。







17日(日)

2010年10月17日 | 練習日記
17日(日)は、2・3年生は広島県営ラグビー場で中国地区合同練習、1年生は百間川ラグビー場で練習しました。

合同練習も回数を重ね、合同チームのベースとなる、各選手相互の特徴の理解や戦術のすりあわせ等もある程度進み、とりあえず1+1=2といった段階までは進んだと思います。

これから、やらなくてはいけないのは次のことです。

●1+1=2の「1」、すなわち各選手がそれぞれの力を高めること。

ワンダッシュのスピード、スタミナアップ、コンタクト、モール、ラック、タックル、キック等の個々のプレーをさらに早く力強くする。

選抜をねらう選手たちは、立ち止まっているヒマはありません。
もし今の自分に妥協したり、前向きな姿勢を無くしたら、その時点で「THE END」です。


●1+1を「3」にも「4」にも高めること。

サインプレーの精度・速さ、ディフェンスやサポートの厚み、モール・ラック、オフロードなど、長所はさらに伸ばし、短所は補いながら、選抜チームとしての力をさらに高めて行く。

このために合同練習を行なっています。これができるできないかが、まず中四国予選での勝敗のカギです。



さて、来週は各チームでの練習になりますが、30、31日は恒例となっている竹原・長善寺での合宿です。

各選手は今日の練習をあらためてイメージし、イメージトレーニングやチーム練習に取り組むとともに、各リーダーは各選手の個性を活かしながら、どういうゲームメークをしていくのか、自分たちで考えてほしいと思います。
自分たちで考えることは大変ですが、楽しいことでもあります。


また、今日の練習(戦術等)で確認したい内容があったり、これからのゲームメークを考えていく中で、必要があれば、各県の中学生リーダーどうしが平日でも連絡をとりあう、そして、それを各チーム練習でやっておく、これくらいの積極性がほしいです。



1年生は百間川ラグビー場で練習しましたが、今日は、広島の1年生が同じグラウンドで練習していました。
20人ほどの人数がおり、運動能力の高い選手もいるようです。

岡山の1年生は少数精鋭で、決して負けていないと思って見ていましたが、選手一人一人のチームにおける立場の重要性は、人数の少ない岡山では、広島と比較できないほど大きなものがあります。

部活動と両立させながら、是非頑張ってほしいと思います。   

さらに進化を

2010年10月16日 | ビデオ連続画像
犬Kが最近得意にしているプレーです。

ハーフの早いパス、センターの動き等に助けられながら、結構ゲインできています。

ただ、プレッシャーがどんどんきつくなる中、これからも効果的なプレーであるためには、周りの選手も含めていくつかの課題があります。

まず、ウイングの早い上がりです。さらにウイングのカットアウト、カットイン等の動きがあれば、さらに2人で効果的なアタックができます。

また、犬Kがタックルされた場合は、ウイングや他の選手の早いサポートが無いと孤立する危険性があります。
タックルされることも想定し、つなぎのプレーができるだけの他の選手の上がりや寄り、これをもっと意識する必要があります。

ある試合で効いたプレーも、いずれ効かなくなります。
自分自身のことを考えればわかると思いますが、中学生は1回の練習で多くのことを修得し、見違えるほど成長します。
ということは、相手の選手もどんどん成長し、ディフェンスも厳しくなっていくということです。

個人のプレーで突破できる場合は当然突破していけばよいですが、必ずユニットとして複数の選手が意識して動けるように、一つ一つのプレーをさらに進化させていこう。













16日(土)の練習

2010年10月16日 | 練習や試合の心構え

16日(土)は、明日の合同練習に向けて、各チームでやっておくとされた課題、および、明日に向けての、フォワードとバックスの連携部分の予習や確認を行ないました。

主な練習です。

(1)ノミネート、コーリング、返り方の確認

(2)コンタクト、スイープ
  ・1対1(台はナマ)
     背中を伸ばし、低く入り、ボールまで足を踏み込む。
     姿勢を崩さず、ボールの上を意識しながら、もう1歩。
  ・1対1(台はコンタクトバック)
     ボールの上を、激しく

  ・2対1
     一人が姿勢をつくり押す。後ろから2人目が尻を押す。
     一人目が浮き上がったり、尻が下がったら押せない。
     ※くずれたり押せない原因は、ほとんど1人目の姿勢。
      逆に、1人目が低く姿勢をつくれば、サイズは関係なく押せる。
  
  
  ・2つのコンタクトバックの間に、しっかり首をいれコンタクト。
   さらに両方の腕で相手2人を押し出すイメージで押し切る。
    
(3)キック
  ・キックをける位置、追い方

(4)左右、センター各ポイントからのアタック

(5)ラインのディフェンス
  

(3)~(5)の詳しいことは、選抜予選に向けて、ブログでは ヒ

各選手は、さらにイメージトレーニングしてください。

オープンスクールに行って練習した人は、電話で練習内容やポイントを確認しておくこと。

イメージトレーニングの中では、皆が「大畑」や名選手になればよい。    





ラインアウトディフェンス

2010年10月15日 | ビデオ連続画像
ラインアウトからです。

ラインアウトの場合は、バックスは10mはなれています。
したがって、アタック側のバックスは、プレッシャーという面ではかなり余裕があります。
この画像を使っていくつか復習します。


ハーフがパスする態勢です。ということは、ラインアウトが解消となっています。
ラインアウトの場合、一番早く相手にプレッシャ-をかけられるのは、ラインアウトの最後尾の位置にいるフォワードあるいはハーフです。
この画像でいうと、ラインアウトの最後尾の選手は、ポストプレーヤーの役目と同じで、ハーフからスタンドへと前に出てプレッシャーをかけなければいけませんが、止まって見てしまっています。






内側からのプレッシャーが厳しくないため、スタンドオフをはじめ、アタック側は、自分たちの考えた通りに余裕をもって動くことができます。



岡山のバックスのディフェンスがあがってきました。



相手は一番体の大きな選手がラインに入ってきて、そこにパスしています。
ここで気になるのが、バックスの後ろに見えているフォワードの選手の走る方向です。
全体的に横に向かって走っており、前へのプレッシャーが見えません。



バックスがタックルしています。こういった場面では、逆の場合を考えればわかりますが、一発で相手を倒せることなどまずありません。
ここでいつも言っているのは「倒せ」「ボールにからめ」ということです。
一発で倒せなくても、一人目、2人目で相手を倒すこと、あるいはボールにからむことが大切です。
倒すことで、相手や相手チームが前に出ることは無くなりますし、モールを組まれる危険性はなくなります。
ボールにからむことで、マイボールのスクラムになる可能性があるし、相手のアタックに時間がかかり次のディフェンスがやりやすくなります。



以下、相手チームが意図的にモールを組みにきていると思います。
モールになるとディフェンス側は故意に崩すことはできないため、モールを得意とするチームにゴール前でモールを組まれるのは致命的になりかねません。

岡山のようなそれほど大きくないチームでは、タックルで一発で倒すことができなくても、1人目や2人目で、しつこく相手を倒す。これが大事です。








ディフェンス基本形

2010年10月15日 | ビデオ連続画像
スクラムからのディフェンスです。

場面・場面での応用は当然OKですが、基本形をもう一度イメージしよう。

スクラムの場合、バックスラインがスクラムから5m下がっていますので、最も早く前に出れるのは、スクラムハーフの位置の選手です。
バックスライン、ハーフとも、結構いい出足です。



ここで、スタンドオフの選手は、右前方を相手に向って走るスクラムハーフの選手がよく見えると思います。



この場面、スタンドオフがスピードを落としました。スクラムハーフが相手に届くと判断して、展開された際のカバーを考えたかもしれません。



結果的に相手のスタンドに前に走られ、スクラムハーフの背中を抜かれ、さらにスクラムのブラインド側を走られました。
この場面での課題も含めて、まず基本を書きます。
スタンドオフは、対面(スタンドオフ)がボールを持っている間は、まず、スクラムハーフと2人ではさみ込むイメージで、相手スタンドを動かさない、またミスを誘うような厳しいプレッシャーで前に出ることが基本です。
また、スクラムハーフの位置の選手も、内側からトップでプレッシャーをかけることが必要です。

なお、もしスタンドからセンターに早くパスしたら、その時は、ハーフとスタンドが2人重なって内側から追うと人数が足りなくなる危険があるため、よく見える位置にいるスタンドが、声かけも含めて、前に出たバックスラインの後ろを「なめる」動きは有りだと思います。



ここで相手のスタンドは、ハーフとスタンドのギャップ(スタンドが遅れて縦に長くできたギャップ)をよく見て、スタンドの前にできたスペースに走った後で、ハーフの背中を斜めに走っています。ディフェンスがよく見えた素晴らしい動きです。



さて、ここでディフェンスのポイントですが、ブレークをした内側のロックがどこにいるかということです。
この試合のロック自体は急造ロックで無理は言えませんが、ボールを常に見える位置で、内側から抑えていけば、内側に入ってきた相手バックスは、フォワードにとって、まさに「カモ」だと思います。

スクラムハーフが、いわゆるポストの役割(相手のハーフを抑えながら縦に前に出て、そこからスタンドへ)をしますので、ロックは少し余裕があると思います。常にボールを自分の前に見ながら、抜けてきた選手は必ず止める位置を走らなければいけません。
※この写真は、おそらくロックが横に走って、前に出ていない(また、前方にボールをを見ないで、行き過ぎて、自分の背中に相手を見ている)のだと思います。



さらに、もう一つの課題はブラインド側のロックです。
モール、ラックのポストプレーヤーと同じで、やはり、ブラインド側もまず前に出る動きが必要です。
前に出ていれば、相手にブラインド側を走られることにはなりません。
スタンドオフがオープン側に完全に向いたり、スタンドオフがセンターにパスすれば、ディフェンスラインが相手をタックルするポイントや、その後のカバーを想定して、そこに走っていけばいいですが、それまでは、縦に出た位置からスタンドにプレッシャーをかけていくことが必要です。