岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

さがれ~

2011年06月30日 | 技術
ペナルティをした側は10m下がらなければいけません。

特に、オーバーザトップやノットリリースザボールなどのペナルティーだと、ラック状態で、敵と味方が入り乱れていることが多いと思います。

ペナルティした側は早く下がらないと、10mオフサイドで相手が再び10m前進してしまいます。
また、相手に速攻をしかけられると、スルスルと簡単に抜かれてしまいます。
※アタックの場合はこの逆です。

ペナルティをした側の選手は、10m後ろまで下がる素早い動きが大切ですが、岡山の選手を外から見ていると、「何で今のがペナルティ」と不満タラタラといった感じで、下がろうと全然していないときもあります。(レフリーを怒っているのかと見えるほどです

このペナルティーのケースだけは、味方の選手がすぐに下がるというふうに、仲間を信じてはいけません。(岡山チームだけかな・・・

とにかく、既に10m下がった位置にいる選手はもちろん、皆で「さがれ~」といいましょう。
ついでに、10mにたって「ここまでさがれ~
 
ベンチのリザーブの人も「さがれ~」、

ついでに、スタンドで見ている人も皆で一緒に、「さがれーさがれーさがれー

聞こえた選手は「ごめんなさ~い。すぐに下がりまーす。

関西ジュニア大会

2011年06月29日 | 関西大会(数河高原)
山口県の関西大会メンバーが、25日午後の尾道高校から26日の美作と、練習や強化試合に参加したのにあわせて、関西ジュニア大会用の集合写真を撮影しました。
 
 ※岡山県 15名 
   岡山スクール9名  美作スクール5名  津山スクール1名
  山口県  7名
   山口ジュニア2名  山口スクール1名  宇部小野田スクール2名  
   長門スクール2名
   

パンフレット用に撮影した集合写真の1枚です。
岡山のM本が都合で欠席でしたが、人数をあわせて撮影しました。
 ※こういう時にジャンケンに勝って写真に写るのも、大切な勝負強さです。



練習の最後の写真です。
山口の一人が写っていないため、全部で20名の集合写真です。

今回が本当に初顔合わせでしたが、山口の選手は、25日の夜、岡山の選手の家(3軒)に別れてホームステイをするなど、結構いい雰囲気になってきました。

交流試合

2011年06月28日 | 試合(H23チーム)
近県大会の公式戦の後、人工芝で、1年生と2年生(関西大会選抜選手以外)を中心とする岡山B・岡山Cチームは、徳島B、鳥取を相手に交流試合を行いました。
 ※Bチーム 2年生+1年生
  Cチーム 1年生

中学生になって約3ヵ月がすぎ、1年生も見違えるほど成長しています。
いいタックル、ハードなプレ-も数多く見せていました。

さて、例年のことですが、この時期は、特に1年生は、上の学年と一緒に試合をしていく選手と、そうでない選手に別れはじめる時期になります。

この時期は、身体の大きな選手が有利であったり、上手くても同じポジションに上級生がいる場合は不利になりやすかったりしますが、身体の強さなどはすぐに成長します。

変に落ち込むことなく(このようなことは無いと思いますが)、家での個人練習をはじめ、前向きに練習を重ねていってほしいと思います。

主に、Bチームのスナップです。





















ありがとうございました。

2011年06月27日 | 試合(H23チーム)
日曜日の近県大会には、徳島・高知スクール選抜として、両県の中学生が参加してくれました。

岡山県スクール選抜との公式戦から、その後の交流試合まで、ありがとうございました。

これからも、よろしくお願いします。


近県大会開会式です。
前列が徳島県・高知県です。(後列は、高校の愛媛県)


手前が、岡山県の2・3年生です。



交流試合の最後の集合写真です。
濃い緑のジャージは、岡山・山口の関西大会選抜選手です。




OB情報

2011年06月27日 | OB情報
尾道高校に行った時に、岡山ジュニアスクールのOB3人と会いました。

3人とも元気そうでした。

2年生の岸本の後ろ姿です。体つきもグッと引き締まっていました。
志を高く持って、ラグビーや勉強に頑張ってほしいと思います。


岸本と、1年生の犬飼です。


1年生の題府(昨年のスクールキャプテン)です。
色々と世話してくれました。胸や太もも等、少しの期間で大きくなってました。


犬飼も下半身が太くなり、いいスピードを見せていました。
その横で同じヘアスタイル(髪は無いか・・・)をしているのは中3の後輩Y田、さらにその横は中2のM本です。



ところで、

石見智翠館高校のブログに、1年生の楢崎の新人紹介写真、

津山工業ラグビー部OB会のブログに、2年生の杉本の練習風景の写真

が載っています。

見てみてください。

近県大会①

2011年06月26日 | 試合(H23チーム)


「試合どうだった」というK村コーチの電話で、やっと目が覚めました。

昨日の日焼けで、顔はパリパリ、今日も見ているだけでスタミナの切れたブログ担当コーチは、熟睡していました。

まあ、こんな話は誰も聞きたくない(読んでいない)でしょうから、試合についてです。

今日は予定通り、美作ラグビー場で、近県大会公式戦(岡山スクール選抜VS徳島・高知スクール選抜)、その後の交流試合(岡山、鳥取、徳島・高知)、関西大会強化試合(岡山・山口VS徳島・高知)を行いました。

近県大会の結果ですが、昨日の尾道高校での練習の疲れを心配しましたが、それ以上に4時間程度ディフェンスを中心に指導してもらった成果が出たと思います。

相手ボールに対するバックスのアップはもちろん、ポストプレーヤーの速い出足やカバーリングのフォワードの動き等、相手に向かっていくプレーや気持ちがずいぶん良くなった印象です。

昨日の練習から、まだ1日もたっておらず、頭や身体がまだ十分覚えていたのだと思いますが、これを絶対忘れず、試合中に自然に声をかけあい、自然に動けるようにしよう。

ところで、今日の試合で気になった一つは、相手ボールのペナルティ(相手の早いスタート)への反応です。

早いスタートされれば、その近くのフォワードは戻りきれないのは当然なので、既に10m離れた位置にいる選手の声や動きが大切になります。
練習で確認していきましょう。


今回は、まず、近県大会公式戦のスナップです。

































全力

2011年06月25日 | 練習日記
今日は、本当に暑かった

2年生、3年生は、尾道高校に練習に行きました。

午前の2時間は岡山単独で、午後の2時間は岡山・山口合同で、ディフェンスの練習をさせてもらいました。

相手をしてもらうだけでなく、1回1回、後ろからも高校生が教えてくれる中で、岡山の選手は、自分達の欠点や、直すべきところがよくわかったと思います。

明日は、近県ラグビー大会や交流試合です。

今日の成果を是非見せてほしいと思います。

なお、今日の最後に尾道高校の梅本先生から、次のような話を伺いました。

○全力

ラグビーや勉強、さらには食事の時まで、どんなことにも全力で取り組むことが、その他のことも全力で取り組むことにつながる。

○努力

仲間の役に立つために、家での個人練習等、少しでも自分で努力するように。


是非、覚えておこう。




















脳に勘違いを!

2011年06月24日 | 練習や試合の心構え

スポーツの技の記憶は、ある意味で手順の記憶であり、この技の記憶はなかなか消えません。
たとえば、自転車の乗り方を、まず忘れないのと同じことです。

さらに、脳が効率よく覚えた動きほど、なめらかでスムーズな動きになります。

脳に技術を覚えさせるためには、ストレスをかけて繰り返すことが必要です。
しかし、ストレスがかかる反復練習しかしなければ、そして「根性の特訓」「わけのわからない怒鳴り声の中での反復練習」では、中途半端にうまい人は簡単に作れても、応用がきかない選手、伸びない選手になってしまいます。

練習した場面は上手くできても、少し状況が変わったり、身体のバランスが崩れるだけで、何もできなく選手になってしまいます。(練習通りの場面は、まずありません)


では、どうすればよいか?

人間は、特に若い頃は、楽しく、遊びながら練習すると、脳の快感物質が多く分泌されて、脳のネットワークが広がりやすくなり、技のスムーズな手順を覚え、さらに応用も効きやすくなるそうです。

中学生くらいになると、当然ストレスのかかる反復練習や、痛い練習、いやな練習もするようになりますが、その中で、さらに上達するにはどうすればいいか?




答えはこれです。

①楽しくなくても、 「楽しい」と言いながら練習する。

②練習後、「楽しかった」と言う。

これだけでも、脳は勘違いして、本当に楽しんでいる時と同じ効果が期待できるそうです。

明日土曜日の練習からは、これでいこう。
 


足が速くなるためには?

2011年06月22日 | 技術
ラグビーで足が速くなるにはどうすればよいでしょうか?




色々な答えはあるでしょうが、陸上競技とは違い、ラグビーでは、走り出すタイミングが人より速ければ、結果的に「速い選手」になれます。

走り出すタイミングを速くするには、次のようなことが大切です。

・こういうタイミングで走り出そうと常に予測し、意識しておくこと。
・こまめに走り出しをかけておくこと。(オフサイドはダメですが)

状況を予測ができるようになるには、集中することが大切ですが、球技における
「集中」の意味について、ある本に、わかりやすく書いてありました。

どういうことかというと、

スポーツの時に必要な集中は、目の前の一点や、今のボールの位置等に、他が見えなくなるほど集中するのではなく(もちろん、接点ではこれも大切ですが)、広くまわりを見ることができ、次のボールや、次の味方のポジション等にも集中できることです。

簡単に言うと、前ばかり見ていては、横から飛んでくものは見えないということです。

頭が固いと、暗記はできても、応用問題は解けないといったことにも似ています。

注意を適切に広く分散させながら、注意を注ぐ。これが一番良い集中力です。

たとえ50m走が速くても、状況判断が悪く、ポジショニングやスタートが悪ければ、「速い選手」にはなれません。

逆に、的確に状況判断でき、走り出すタイミングが速ければ(よいポジショニングも含まれます)、純粋な足の速さなどは関係ありません。

6月19日(日)

2011年06月21日 | 練習日記
6月19日(日)のタックル練習の練習風景です。

まず、しっかりとアップし、相手との間合いを詰め、プレッシャーをかけ、相手が動いたり考える余裕を無くす。

その上で、相手の動きをよく見て、しっかりとボディバランスをとりながら、
一気に相手を追い込んでタックル。(一歩目の足の運びに注意)

気をつけなければいけないことは、頭や上半身が下がってしまうことです。
頭が下がると、足は動きません。

きっちりとイメージしていこう。







バイスキャプテンY川に肩をもませる原D(2年生)






ドスコイ。
3年生友Dと1年生N岡(美作の先輩・後輩コンビ)






原D親子対決。





つぶやき

2011年06月20日 | 関西大会(数河高原)
以下、あくまでブログ担当コーチの個人的なつぶやきです。

いよいよ、関西ジュニア大会に向けて山口県との練習が始まります。(現地を除き、3回程度でしょうか・・)

今年の関西ジュニア大会は、人数がそろう広島、山口、岡山の3県が予選を行い中心となる2県を決め、他の県は補強に入る方針を明確にして、4月末に中国地区の予選を行いました。

岡山としては、もちろん1位通過をねらっていましたが、まだまだ広島にはかなわず、山口にもヒヤヒヤの逆転勝利でした。

選抜にあたっては、岡山のレギュラークラス15人を選抜し、一方で、岡山のリザーブ的な選手は残念ながら外し、その7人の枠に山口の選手が補強に入る形としました。
これについては、今回の予選形式の趣旨を岡山・山口の指導者双方が理解した上で、いい形に落ち着いたと思っています。


「補強」という意味は、「弱い部分や足りない部分を補って強くすること」です。

今回のチームを岡山の立場から見ると、

まず、選手層の薄さについては、山口の7人が加わることで、完全に解消できたと思います。
関西ジュニア大会は、1日1試合とはいえ、3日連続の試合の中で、必ず痛む選手や体調を崩す選手が出てきます。
これまで岡山が単独(単独に近い形)で参加した時は、だいたい2日目には、負傷して満足なメンバーが組めなかったり、痛んだ選手が無理して出るといった状態(時にはかわいそうに思うほど)となっていました。
今回、この点は補強により完全に解消されました。

次に、もう一つの補強の目的である、個々のポジションでのレベルアップです。
この点で、お願いしたいのは、岡山の選手が一層頑張るのは当然ですが、山口の選手にぜひ頑張ってほしいということです。

今回のチームは、戦術等については、岡山の考え方によります。
これについては、数回の練習では新たなチームづくりはできないこと、今回の予選形式の趣旨からも、当然のことだと考えています。

このような場合に、逆に他チームが中心のチームの中に岡山の選手が入っていく場合には、岡山の選手にはよく次のようなことを言って激励しています。
 ・まとまったチームの中に入っていき、競う場合には、元のチームの選手の方が、戦術面等、基本的に有利なのは当然のこと。
 ・個人の力が5分5分では、相手の選手にはかなわない。相手を上回る力を見せてはじめて競争できる。

これは、ブログ担当コーチから山口の選手へのエール(声援)です。

一方、岡山のコーチ陣は、岡山を核にしたチームの中に、うまく補強選手を組み込んで、そして強くすることが求められます。
数少ない合同練習の中で、まず平等な機会を提供し、チームの戦術という視点も重視する中で、公平な評価をする。(平等と公平は全く違います)
とにかく皆平等と言いながら、公平な評価をすることもなく岡山の選手を使う、言い換えると、岡山の選手だけが楽をしてうまい汁を吸う、そういうふうにならないようにコーチ自身も高い意識と責任感を持たなければいけないと思っています。

ブログ担当コーチ的には、今年の関西ジュニア大会は3戦○勝をねらっています。
本当は○の中にはっきり数字を入れたいのですが、大口をたたいていつも○塚さんに笑われているので、ここに書くのはやめておきます。

岡山の中学生は、このような考え方を十分理解し、中心となる自覚と責任、さらに謙虚さを持って頑張ってほしいと思います。

これが、関西ジュニア大会だけでなく、秋の試合にもつながっていきます。

一挙公開

2011年06月19日 | 練習日記
今日の練習は美作ラグビー場でした。
 8時~11時30分  人工芝
 11時30分~12時 土

着いた頃はすごい雨でしたが、練習中は雨もあがり、いいコンディションの中、多くのコーチも参加していい練習ができました。

2年生・3年生は、来週からいよいよ関西大会に向けて山口県との合同練習が始まるので、昨日・今日と、アタック・ディフェンスについて、チームプレーの再確認を行いました。

なお関西大会に向けての合同練習については、後ほどのブログで個人的に、”つぶやいてみようか”と考えています。

それはさておき、練習の最後30分、土グラウンドに移動してから、リレーと、トレーニングを行いました。
なお、リレーは10分のはずでしたが、ブログ担当コーチの時計は、時々、針が進むのが”かなり”遅くなるらしいです。

階段の上からは、大勢の保護者の方の熱い応援も聞こえましたが、チームとしても非常にいい雰囲気です。

確かに人数自体も多いのですが、この雰囲気の良さは、平成15年に岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)としてスタートして以来、トップクラスだと思います。

良い雰囲気の中では、個人としても何よりチームとして、どんどん伸びていくことができます。

1年生も、まずは、上級生を一番のお手本にしてほしいと思います。
必ず上手になります。(すぐに上級生に追いつきそうな人もいます。)

とりあえず、リレーとトレーニングの写真を一挙にのせます。
※いつもながら、写っていない人もいますが、ご了解を。
  































6月18日(土)

2011年06月19日 | 練習日記
雨が時々強く降りシャワーのかわりに泥を流してくれる、なかなかいい天気でした。

今日の練習の主な内容は、

①タックル
  トップでアップ後に、相手の動きを見て、ギアチェンジ。その際の姿勢や足の運び方。
 ※できる人と、もう一歩の人が結構わかれました。
  動く相手にしっかりタックルできるよう、意識して練習しましょう。

②バックス
  サインプレーの確認や絞り込み等、アタック中心の練習を行いました。
 ※キャリアーがいつでも仕掛けるという気持ちが大切です。
 ※単純にウイングまで早く展開するというプレーに一番苦労していました。
 
③フォワード
  近くで見なかったのですが、コンタクト、コンタクトしたプレーヤーへの早いサポート等、かなり激しくやっていました。

④全体あわせ
  アタックを中心に行いました。
  なかなかよかったですが、このような練習では、フォワードは特に次のようなことに気をつけないと、練習のための練習(練習を見ていると上手そうに見えるけれど、試合で相手がいると全然ダメなチーム)になってしまいます。
    
 ・まず接点、密集でボールを出すことが仕事
  ただ出すだけでなく、足をかいて前進しながらボールを出す。
 ・次のプレーのため後ろに残っていても、ボール出しに時間がかかるなら、密集に参加し直す。
  ハーフも、残っているフォワードを呼んで、参加させる。
 ・ラインアウトの「解消」について常に意識する。
   ※ラインアウトからモールで押し込むことが「ダメ」と言うのではありません。
    たとえば、「解消」後さらに押し込むとか、「解消」になり相手ディフェンスが前に動き始める時に球出しするとか、「解消」を意識してプレーしようということです。


他にもいろいろ練習しましたが、全体に「相手を見る」「ギアチェンジ(スピード、方向)」ができる・できない(意識する・しない)が、伸びが早い選手と少し時間がかかる選手の違いかなとも感じています。

















関西大会に向けて

2011年06月16日 | 関西大会(数河高原)
山口県のミノモさんから、関西大会に向けての、山口県のメンバー表(フォワード3人、バックス4人)が送られてきました。

ご存じのように、今回の関西大会は、4月末の中国地区での予選の結果を踏まえ、岡山県と山口県が組み、岡山県15名、山口県7名の選手でチームをつくります。

第1回の合同練習は6月25日~26日に行い、県外練習も含めて、山口の中学生が岡山に宿泊します。
※6月26日の近県大会(美作ラグビー場)の日は、公式戦は岡山VS徳島で行いますが、そのあとで、山口県も加わりさまざまな形で試合や練習を行います。


このように、7月末の関西大会までは、岡山県単独練習、山口県との合同練習、県外練習、練習試合、瀬戸クラブとの練習(是非お願いします)等、いろいろな形で活動することになります。

その中で、山口県との合同練習は数回予定しておりますが、山口県の選手もなかなかいい選手がそろっており、同じ中学生どうしのアタック・ディフェンスもできる等、岡山県の中学生にとっては非常に有意義だと思います。

岡山県の中学生は、それぞれの練習や試合の目的を十分理解したうえで、関西大会に選ばれている、選ばれていないに関わらず、秋の試合に向けて、それぞれが積極的に(態度&声)取り組んでいこう。


なお、関西大会の合同チーム編成や各県人数の考え方、岡山の選手選考、関西大会への取り組み等については、6月12日の練習の際に、参加していた2・3年生全員(特に岡山スクールの全員)にペーパーを渡しております。
保護者の方は既に目を通していただいたと思いますが、12日は激しい雨だったため渡されていない人や、当日欠席でもらっていない人があれば、Y川母さんまで連絡してください。

スクラムハーフ 3

2011年06月16日 | 技術
スクラムハーフに要求されるのは、スピードと機敏さ、気の強さ(激しさ)、そしてスタミナです。

まず、スピードと機敏さについてです。

試合で点をとる、安定した攻撃を継続するためには、密集、特にラックからクイックでパスを出せること、つまり、ここという場面で、スクラムハーフがちゃんとクイック・ボールを出せることが大切です。

逆にそれができないと、攻めているのにターンオーバーされたり、ターンオーバーまではされなくても球出しに時間がかかるうちに相手のディフェンスがそろい、結果的に点が取れない試合となり、イライラすることになります。

たとえばラックをイメージすると、フォワードが頑張って出したボールは地面に転がっていたり、地面に非常に近い低い位置にあるのがほとんどで、相手のプレッシャーもある中、ハーフがクイックで球出しできるタイミングも、そんなに自由にあるわけではありません。

スピードと機敏さというのは、パスの速度(パスをする動作の速さ&パスそのものの早さ)はもちろんですが、ポインントに駆けつける早さ、そこから球をつかむまでの早さが大切ということです。


次に、気の強さ(激しさ)です。

スクラムハーフは、最前線で直接相手と体をあてながらファイトするフォワードを、動かすことができなければいけません。
フォワードは必死で相手と戦っています。当然広い視野で見ることはできませんし、ましてバックスの状態がどうなっているか等、まずわかりません。

押せ、寝ろ、ボールを後ろに送れ、キープしろ、入りなおせ、入るな、ポストを見ろ、カバーに走れといったことを、常に、そして遠慮なくフォワードに指示する必要(指示できる必要)があります。
ただ、指示する、声を出すというのは、相手にその意図が伝わってはじめて声を出した意味があるのであり、ボソボソ小さい声でいったのでは絶対フォワードには聞こえません。
※逆に、耳に声が入っても無視する(体が動かない)のでは、それも指示は成立しておらず、「大きな声を出しても言うことをきかないフォワードに対しては、そいつの尻をケレ」とコーチが言うのもこのような意味です。

さらに、スクラムハーフは、相手フォワードのサイドの突進を体を張って止める、タックル力と勇気が求められます。
特に、フォワードが5人の中学ラグビーでは、ポストの役割をしたり、相手にディフェンスラインの裏に出られた瞬間にタックルするカバーリングの機会も多くなります。

これらのためには、常に声を出し続け、走り続けるスタミナ(気持ちのスタミナ(継続)、肉体的なスタミナ)が必要です。


「少し小柄だけど、疲れ知らずで気が強く、チョコチョコ動きまわる活発なヤンチャぼうず」こんなイメージでしょうか。


さて、スクラムハーフたちは、以前、F原コーチから「声が出る選手がレギュラー」と言われたことを覚えていますか?

「声が出る」というのは、フォワードに指示できる、さらに状況判断し自分がポストやカバーリングの役目を果たすということだと思います。

F原コーチの言葉を忘れずに、がんばろう。