岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

N岡

2013年01月18日 | ビデオ連続画像
フォワードの大型選手の一人N岡(美作市・勝田中2年)です。

美作スクール出身の3年生(現高校1年)がチームの中心であった昨年と比べると、美作スクール出身の選手の数は少なめですが、人数的に多い岡山や倉敷での練習が中心となる中、熱心に練習に参加しています。
体調も良くなり、今回の新人戦でも力強いプレーを見せていました。

4月以降は弟も中学生になり参加してくれそうです。(少し前に弟もジュニアの練習に参加しましたが、センスは弟の方が・・・上かも

さて、昨日から今朝にかけて大雪警報が出るなど、県北も雪のピークがやってきます。
ということで、N岡は、1ヵ月程度山ごもり(冬眠)する予定です。
失礼 本当は、少し傷めている足を少し休んで完治させるためです。

ところで、足は休めながらでも、ストレッチや上半身のトレーニング(首、腹筋、背筋他)はいくらでもできます。
1ヵ月後にどんな体型で現れるか、楽しみが一つ増えました。

新人戦の画像です。
一度パスした後、ずっとフォローして走り、最後にパスをもらいトライしました。
この体型ですが、結構足が早いのです。この試合で一番スタンドが湧いた場面です。





















フォワード

2013年01月17日 | ビデオ連続画像
試合全体を通して、バックスのディフェンスの出足はよかったです。(タックル自体はまだまだですが)

一方で、フォワードはポイントに早く到達するという基本的な所からやっていく必要があります。

以下は岡山のディフェンスです。

バックスはかなり前でディフェンスしています。
バックスがここまで前に出てくれると、後ろに戻る相手フォワードと比べて、前に走る形になる岡山フォワードは相当走りやすいハズです。

しかし実際はどうかというと・・・・


スクラムからのブレークは岡山の方が早いように見えます。


この段階で、相手フォワードはポイントに向け走っていますが、岡山フォワードは立って見ているだけで足が動いていません。




ポイントに向かう人数で完全に負けています。


ここでもう一つの課題が見えます。
フォワードが全体的に遅れている上に、遅れたフォワード全員が同じようなコースや位置(狭い範囲)で、同じ方向に何となくダラダラと走っています。
相手フォワードはポイントに早く走る選手がいる一方で、最後尾の選手は、次の展開に備えたコース取りをキッチリ意識できているようです。

さて、接点(バックス同士のコンタクト)では互角の状況ですが、接点付近のフォワードの人数は相当の差があります。




結果的にというか、当然というか、相手に簡単に押しこまれ、せっかくバックスが前に出て相手を止めたことを、全く活かせれていません。


さらに次の展開でも、相手フォワードが次に向けて走り出しているのに、岡山フォワードは、ボールが出てあわてて次に走り出そうとしている感じで、メリハリが感じられません。
次のポイントも当然のことながら遅れており、相手がキッチリと継続すれば当然ピンチになります。


といった感じで、岡山フォワードは、「走る」こと、「考える」こと、「ラグビーを理解する」こと、どれをとってもまだまだです。

現時点では、どのチームも継続といった点でまだまだだったので、岡山フォワードのこういった欠点が目につきませんが、数ヵ月先になっても岡山フォワードがこのまま変わらなければ、大きな弱点となるのは明らかです。
しっかりと考えながら練習していきましょう。

ペナルティー(ディフェンス)

2013年01月16日 | ビデオ連続画像
相手ボールのペナルティです。
フォワードが10m下がるのが遅く、ディフェンスにも出ないという相変わらずの課題が見えます。

密集周りのフォワードが早く10m下がるには、まず、
・バックスが、大きな声で10mの位置を示したり、早く下がるよう指示する。
・後ろ向きに真っ直ぐ下がるのでは遅くなる。
 顔だけ相手をみながら、トップスピードで走って戻る。








相手が走りだしても、岡山の選手は棒立ちで、10m下がっている選手も、前に出ようとする様子が見えない。


相手がかなり走っても、フォワードは前に動きだしていない。
ペナルティの際のディフェンスの意識が薄いと同時に、10mに戻っているかどうかハッキリわかっていない(自信が無い)ため、前に出られないのかもしれません。
やはり、全体がよく見えているバックス選手の大きな声が必要です。


フォワードは10m付近から横に走るだけです。
これでは、ペナルティのたびに相手に大きくゲインされてしまいます。






結果的に、この後トライされました、
考え方や動き方、選手全員がしっかりと理解して修正していくことが必要です。

ディフェンス

2013年01月15日 | ビデオ連続画像
新人戦の広島戦の画像です。

中央付近のスクラムから、相手バックスが左右にわかれた形からのアタックです。

岡山のディフェンスについて思ったことを書いてみます。中学生も、その場面でどう考えていたか、どう判断したか、声の連携がどうだったか等、思い出してみてください。

バックスの出足はまずまずです。


西Kが早いブレーク後、しっかり前にでています。
逆サイドの水Kはバッキング態勢で、ブレーク後の恩Dは逆サイドを注意しています。3人ともなかなか良いです。


気になるのはフロントローです。次の画像も含め、スクラムブレーク後のディフェンスの意識が薄い(動いていない)感じです。

画像には写っていませんが、ここで相手の第2センター(?)が大きくクロスして内に入ってきています。
このため水Kが、内側を見て少し足が止まりましたが、内側は西Kやフロントローに任せ、バックスが抜かれた場合やタックル後のターンオーバーを狙ってほしいと思います。
そのためにも、フロントローの早いブレークが大切です。


相手センターが外方向に向いて走ってきています。
この段階では、藤Wと坂Mはまだ自分の対面を見ていると思います。
ただ、相手との距離がまだかなりある段階でスピードを緩めているという感じで、もう少し相手との間合いを厳しく詰めていくべきと思います。


坂Mが内側から走ってきた選手にマークを変え、いいタイミングでタックルに入りました。(タックル自体は、あまり良くないですが・・・)
相手はサインプレー(?)通り、外側に走りこんできたフルバックにパスしましたが、坂Mの判断が遅れたり見てしまうと、二人とも活かしてしまうことになります。
このあたりになると、バックス出身ではないブログ担当コーチには難しいのですが、坂Mのいい判断だと思います。
このプレーが個人の判断なのか、お互いの声によるものなのか、また練習の時に聞いてみたいと思います。




結果的に相手が一人になったことで、バッキングのN熊や水Kが、的を絞ってディフェンスにきています。




N熊のタックル後、さらに2人のディフェンスが来ており、ターンオーバーのチャンスをつくれています。


ディフェンス

2011年07月21日 | ビデオ連続画像
スクラムからのディフェンスです。
相手ハーフのパスにあわせて、ハーフの位置のY川が前に出ようとしています。
まず、ハーフへ、次にスタンドオフです。
また、ブラインドウイング等、逆サイドから走りこんでくる選手を注意することも必要です。




Y川が内側から、またスタンド森Mがアップしてきました。
この画像で気になるのは、フォワードのブレーク後の姿勢です。
オープンサイドのプロップ、ロックが見えますが、立って止まった状態です。
ブレークと同時に足を動かし前に出る、最近の練習を思い出そう。
この厚いディフェンスがないと、一人抜かれただけで、カバーできず大きくゲインされる、非常にもろいチームになります。


相手が、スタンドからセンターへパスしました。
この画像では、両センターが見えません。
2回パスが行われたこの時点では、きっちりプレッシャーをかけることができる、まずは、しっかりとしたアップディフェンスができることが基本です。


上の画像からの一連の動きですが、相手の両センター(背番号は違いますが)が、クロスしようとしています。
この場面では、両センターがしっかりプレッシャーをかけています。


両センターが、マークチェンジしています。
このあたりの基本は、OKです。
また、内側から相手のラインをなめながら走ってきたY川も、きっちりと届いてディフェンスしています。

ただ、相手が仕掛けたため、なかなか低いタックルは難しい点はありますが、相手にいった2人とも姿勢が高くなっています。
内側からいったY川など、思いっきり低くタックルできる絶好のチャンスです。


ここで一番の課題は、相手にディフェンスした際に、1歩押し込むか、1歩押し込まれるかです。
この画像では、ディフェンスが高いため、1歩押し込まれてしまいます。


相手が倒れてくれたので助かりましたが、相手に1歩・2歩、立ったまま前に出られ、きっちりとサポートされると、大きくゲインされる危険性があります。


相手が倒れて以後は、結構低い姿勢でラックを作れています。
このあたりは、最近すごく良くなっています。
ただ、1歩押し込んで相手を倒せば、もっとプレーが楽になります。






課題 2

2011年07月15日 | ビデオ連続画像
キックオフから大きくゲインされた場面です。


横一線とまではいきませんが、横の広がりをもって出ています。


一人目のY川に対して、相手の選手は横に動こうとしています。
気になるのは、岡山の2人の選手(1と3)が、スピードを落としてしまい、Y川と完全にギャップができていることです。
しかも、横の広がりがなくなり、Y川の後ろを走っているようです。




3人のフォワードが縦に並んだ形のため、横に動いた相手に簡単に抜かれています。


しかもタックルは、高く手先だけです。
失礼。言葉を間違えました。
別に相手とあたる位置が高くても、しっかり踏み込んでコンタクトするのならば、タックルと呼べるのですが、この姿勢はタックルとも呼べません。
姿勢が高い(タックルする気が無い)のと、タックルが高いのとは全然違います。


この選手の姿勢も同じです。
「タックル高い」という以前の姿勢です。
アゴが完全に上がっています。


フルバックがあがってきますが、この場面までに、相手に対して全くプレッシャーをかけれていないため、完全に1対1の状況です。




足に入った方がいいか、上に入った方がいいか、色々意見はあると思いますが、なんとか止めています。
※下にタックルし一発で倒す「ナイスタックル」ができれば最高です。


相手の選手が上手なのは、無理して倒されるのではなく、確実にフォローの選手につなごうとしているところです。


ここで、さらに岡山の選手の問題は、相手の次のプレーも考えながら、本当に真剣に相手を追いかけている選手がいるのかということです。

相手も真剣にアタックしているので、たとえば、この場面でなくても、抜かれる場面もあります。
その時に、抜かれた選手、カバーの選手が、真剣に次のディフェンスにいかなければいけません。

そうしないと、岡山の本当に直すべき「淡白なディフェンス」「受けに回るともろい」という点は、いつまでも直りません。






何とかタックルにいっていますが、勢いのついた相手に対して高い(というよりも、しっかりと肩や胸を当てれていない)ため、相手が前に進んでいます。
タックルの場面では、1m相手を押し込むか、1m相手が進むか、これが大きな違いです。




この場面でも、相手はきっちりと立って、フォローの選手をさがしています。
岡山の選手のプレッシャーの弱さです。


味方をさがす相手に対して、まわりの岡山の選手は’見てるだけ~’です。


この続きは次回に・・・。

課題 1

2011年07月14日 | ビデオ連続画像
チームとしてかなり成長しているのは確かですが、姫路スクールとの試合でも、相手がフォワードを中心に、近場を浅目にラッシュされた時には、まだまだ苦しみました。

自分たちの弱い部分(というよりか、意識が足りない部分)について、さらに取り組む必要があります。

最近は、走ってきてタックルするだけでなく、数歩で強いタックルできるよう意識して練習していますが、まだまだです。


ここから5枚程度の画像についてですが、
まず、ポストに立ったプレーヤーの足がそろい、腰が高いのがよくわかります。
そのために、相手がボールを持ち出した時にも、こちらが踏み込むのではなく、受けてしまっています。

その上、相手がまっすぐ当たってこず、少し横に動いているため、余計手先だけになっています。
O塚監督が見ていたら、大きな声が飛んだでしょう。

踏み込む。身体(肩・胸)をしっかり当てる。しっかりパックして足をかく。
まだまだです。












次の2枚も、岡山のまわりの2人は、手先だけで腰もひけています。
見ただけでかっこう悪う~い(とてもダブルタックルなんて言えません)
相手が倒れてから、自分が楽をして相手にからんでいっても手遅れです。
1枚目の写真の場面で、まわりの選手も身体を当てていかなければいけません。

アタック練習で、味方が倒れたり、からまれてからサポートしても遅いということをよく言われていますが、それと同じです。






ここからの5枚についてです。
ラックになりました。
ラックの中でファイトする選手、浮いている選手がいますが、いずれにしてもモールとは違い、かたまりで押されることはまずありません。
ラックの上を飛んでくることもありません。

はっきりとした意識をもって、ポストを押さえる(次のディフェンスでボールを奪うことをねらう)ことが必要です。

少し画像のコマ数が少ないのですが、岡山の選手がしっかりポストに立たずに、ラックの後ろにいるため、相手が斜めに(外向きに)走った際、岡山の選手は横走りになってしまい、最後は、逆にきられて内側をぬかれました。

ポストの位置にしっかり立つ。しっかり前に出る。踏み込む・・・・・。
基本が大切です。

ところで、いつも言っていますが、内にきられた時の、内側の選手のタックルがまだまだ弱いです。
特にモール、ラックサイドではスクラムハーフ、この場面でもT林が立ってしまっており、反応できていません。











ディフェンス練習3

2011年06月09日 | ビデオ連続画像
ディフェンスの後方から写した画像です。

ところで、練習(特にチーム内)だと、接点がどうしても厳しくならないので、フォワードが密集から離れてしまいがちですが、試合では、まずフォワードの3人は密集に入りファイトし、フォワード2人(左右1人ずつ、または、どちらかに2人)とハーフ(ハーフが密集に入ったときはかわりにフォワード1人)の3人で、密集サイドを受け持つようにするべきと思います。
※意識して動かないと、練習のための練習になってしまいます。


さて、画像の説明です。

モールの位置はわかりませんが、右側にフォワードが2人立っています。
この場合、普通は、左側のディフェンスが薄くなっています。
ここで気になるのは、ハーフの位置です。
右側は人が多いので、バッキングで十分ですが、左側は、サイドを一気に突破される可能性があります。
この場合は、密集の左側にハーフがキッチリ立つべきだと思います。(ボールが逆に出ればバッキングに走る)









相手フォワードがサイド(ディフェンスから見て右)を攻めましたが、ポストに立っていたフォワードがディフェンスします。



ここで見てほしいのは、フォワードがディフェンスしたことで、新たな密集とスタンドオフの間には、誰もいなくなって、大きな穴ができています。

フォワードが、逆サイドからもどって来ていますが、どうしても時間がかかるし、相手とつかみあったりしていれば戻れないこともあります。

この場合の考え方として、
まず、右のポストにはハーフが早く立つことが大切です。(フォワードより相当に俊敏に動けると思います)
そのかわり、フォワードの一人は、左側をきっちり見ます。
その後で、フォワードが一人右側に戻って来れば、ハーフと入れ替わります。

さらに、どうしてもフォワードやハーフが右に立つのが遅れたり、人数が足りない場合は、
ハーフやフォワードが右に立つまでは、ディフェンスラインが左(密集の方向)にずれるということです。
スタンドオフがポストの位置に立ち、センターが相手のスタンド、第2センターが相手の第1センターを抑えます。
※フォワード等が戻ってくれば、普通のディフェンスラインに戻します。
まず、密集サイドを突破されることを防ぐことが大切です。

いずれにしても、他の選手に声をかけ指示することはもちろん大切ですが、自分が判断して動くことが大切です。







タックル無しの練習ということもありますが、相手のセンターに裏に出られます。一方で、目立つのはハーフが足を止めていることです。(上の画像も含めて)




仮に裏に出られた時は、その瞬間に、カバーリングにきたハーフがタックルできなければいけません。
※もちろん、ブレークできるフォワードはできるだけ早く密集からブレークし、早いカバーリング(まず5歩全力を走る)をしなければいけません。(ここでは友Dです)

フルバック山Dが上がって外側を抑え、相手が内にきったときにタックルできていれば、この画像のようなゲインはなかったと思います。



ところで、この画像の1年生N熊は、山Dを抜いた後、すぐに山Dの背中の方向に走るコースを変える理想的な走り方をしています。
いいセンスです。


さて、今回あらためて思い出してほしいのは、

・ハーフ
  指示の声、フォワードの穴を埋めるポジションニング
  足を止めないカバーリング
・ディフェンスライン
  ポストがおらず、大穴があいている時は、スタンドがポストに立ち、
  順番に内にずれていく判断、思いきり
・相手をよく見る
  ボールの方向だけ追うと、逆サイドがガラ空きになる

などです。

ディフェンス練習2

2011年06月08日 | ビデオ連続画像
くり返しますが、自分の動き、自分と同じポジションの他の選手の動きはもちろん、注目する選手を一人決めて見るなど、見て考えイメージして下さい。


位置は敵陣です。





いい出足で、スタンドのところで相手をつかまえています。


フルバックが少し上がり気味にカバーし、ブラインドウイングもカバーリングを意識しています。


ポイントができ、アタック、ディフェンスとも次の展開になります。
アタックのバックスは、ブラインド側にできたスペースをねらうように動いています。


2次以降で、ディフェンス側がよく指導されているのが、ボールばかり見るのではなく相手の人の動きもよく見ろということです。
1次でカバーリングを意識したブラインド側のウイングがどう動くか、全体がよく見える位置のオープン側のウイングが、皆にどう声をかけるか、このあたりがまず大切になります。


密集に参加していないフォワードの選手も、密集の後ろでウロウロするのではなく、ブラインド側にしっかり立つことが大切です。
スクラムハーフの指示もポイントです。










今回は、アタックが2年生・1年生ですので、球出しのタイミングや展開のスピードがまだ遅いですが、強く展開が早いチームを相手に、コンタクトがおこった後に、早く次ぎの動きに切替え、相手を見て判断し、よく見える位置にいる選手が指示や状況を伝える声を出せるかが課題です。

ディフェンス練習

2011年06月07日 | ビデオ連続画像
ここ何回かの練習は、ディフェンスについて、次のような点の確認に時間をかけています。

・バックスの早いスタート(ダッシュ)、早い上がり(アップ)
・アップディフェンスの裏に出られた時をねらったカバーリング
  特にスタンド、ハーフ、フォワード
・フルバック、ウイングの動き(自陣、敵陣)
などなどです。

中学生もコーチ陣の考え方は十分理解できたと思います。

タックル無しで、また、球出しや展開の早さはまだまだこれからですが、Aチームの相手をした2年生、1年生のおかげでじっくりと時間をかけることができました。

一方、2年生・1年生にとっては、いいアタック練習になったと思います。

考え方や動き方は十分理解できたと思うので、今度の練習からは、相手によってコンタクトの激しさを高めたり、2年生・1年生が相手の時は、目がその動きに慣れてしまわないよう短時間に集中するといった形で、これからもディフェンス練習に力を入れていきたいと思います。
※ミニのコーチや保護者も多い、瀬戸クラブにも声をかけてくれています。
 (瀬戸クラブのブログを見てください)  


それでは、日曜日の練習のビデオ画像を順番にのせます。

自分の動き、自分のポジションに出ている他の選手の動きはもちろん、色々な選手を決めて見ながら、考えイメージして下さい。

なお、1次ディフェンスでは決まった形ができますが、1次の接点へ参加する人によって、2次ディフェンスでは、だれがどこに位置するかわかりません。

特にバックスは、スタンドオフ、第1センター、第2センター等の位置に誰が立ってもまずアップディフェンスができなければいけません。

フォワードのポストも同様です。
ただ、中学ラグビーはフォワードが5人ですので、残りすぎてはいけません。

バックスはそろってスタートできています。(自陣の設定)
ハーフの位置の選手のアップ、オープンサイドロックのブレークもまずまずです。


スタンドオフがキャッチしたこの段階では、まだスタンドオフはトップスピードで前にプレッシャーをかけた方がよいと思います。


相手が浅いアタックなら別ですが、かなり深い位置であり、内に攻めてくることも警戒しながら、スタンドオフはアップする方がよいと思います。


両センターのアップはまだまだ不十分です。
練習の時に厳しくアップすることで、逆に抜かれた時の勉強ができます。
2年生・1年生チームを相手に慎重になっても練習の効果がでません

ハーフの位置からアップした選手も含め、センターがキャッチするあたりでどうしても足がとまり気味になります。
スタンドからセンタ-にパスされたら、さらに一気にアップして、相手に余裕(スペース、時間)を与えない。岡山チームの課題です。

スタンドオフが、相手スタンドオフがパスした後にコースを変えるタイミングは、味方ポストの選手の動きを意識することも必要です。
 ※内側から出るフォワードがいないと、相手が内に来た時の対応が必要になります。

全体にディフェンスしながら外に追っている感じですが、センターが内にきったり、相手の第2センターが内にくるということは頭にありますか?


オープンサイドのロックに入った選手(ここでは高B)は、相手が裏に出た瞬間をねらえますか?
フロントローの3人も、まず5歩全力で走っていますか?

ただ、この画像で気になるのは、全員が横(サイドライン)に向けて走っており、前に向けてのプレッシャーが無くなっているように感じます。

スタンドオフはしっかりカバーに走らなければいけませんが、第1センターは、まだ、相手第2センター等が内に入ってくることを注意し、内側から追いつめていくべきです。
第2センターのプレッシャーも弱いです。スペースがら空きです。





ここまでで、フルバックや両ウイングのアップ、カバーといった連携や位置取りはうまくできていますか? 声をかけていますか?


ボールばかり見ていては、密集に人が集まってしまい、次のアタック、さらには相手ボールの場合のアタックに対応できません。
特に、バックスや、遅れてきたフォワード(ここではフロント)は、ボールだけでなく相手もよく見る必要があります。

また、このような縦長になると、展開された時に一気にロングゲインされる恐れがあります。
逆にアタックになれば、こんな陣形では展開はできません。
もっと横長で浅めに立つべきです。(人のお尻を見るなということです)



ディフェンス(お手本)

2011年06月02日 | ビデオ連続画像
ディフェンスのお手本です。

前回のブログとも比べて見れば、もっとよくわかると思います。



フォワードが密集に入っているため、ハーフがポストの位置にしっかり立っています。


ポストの位置からはハーフが、バックスラインはスタンドとセンター2人が、そろってアップしています。
走る姿勢も、前にプレッシャーをよくかけています。


このあたりからが、岡山のディフェンスと大きく違うところ(お手本)です。

アップしながら、スタンドオフは相手のスタンドオフをディフェンスするため、バランスを取ることになります。(少しスピードがゆるむことも)

ここでよく見てほしいことは、このお手本では、センターや第2センターがさらに相手にプレッシャーをかけており、自分と相手のそれぞれの間隔は同じくらいです。
※外側のディフェンスが少し前に出ている。

一方で、岡山の場合は、センターや第2センターがスタンドオフにあわせて止まってしまいます。
このため、センター、第2センターと外にいくほど、自分と相手の間隔が広くなり、さらに止まっていることから、相手の展開や突破に反応できなくなっています。
こうなると、相手は自由に動くことができます。

ディフェンスの時にアップするのは何のためか?
それはもちろん相手をつかまえる、タックルするためです。
例えば、パスを受けた選手や、抜きに来た選手をつかまえられる距離までしっかり上がる。そしてキッチリとつかまえる(タックルする)。

そうでないと、ラグビーではなく、ただの運動です。



抜きにきた対面の選手を、アップした選手が最後まで追い詰めて、しっかりディフェンスしています。

さらにもう一つ。
タックルしている外側のディフェンスの選手(ここでは第2センター)が、相手のラインの後ろに突き抜けるほど、対面の選手にプレッシャーをかけています。

こうなると、岡山のセンターは、まず外にパスはできません。
ディフェンスの外側の選手が前にでているので、一応そのギャップを突いて抜きにいっていますが、相手の厳しいディフェンスにあっています。
※言い換えると、味方の内側の選手のディフェンスを信頼しているからこそ、外側の選手は相手にプレッシャーをしっかりかけることができます。



ここで注目は2点。

対面のスタンドオフがセンターにパスし、センターが内にこないと判断した段階から、この位置までしっかりバッキングしています。
ただ近づくだけでなく、タックルできる位置まで走っています。
岡山のスタンドオフも、この走力、運動量は見習わなければいけません。

もう一つは、フォワードの違いです。
相手のフォワードは数人、岡山の前をカバーリングに走っています。
ピンチの時の意識の差(もちろん走力、体力も)が、まだまだ大きいことがよくわかります。
まず、ここまでをしっかりと見習いましょう。





さて続きです。

岡山の選手が2人外におり、外側の選手にパスしました。
少し話がそれますが、ここで最近練習しているように、ウイングがしっかりと上がってきていれば、ウイングの走力を考えれば走りきれたとも思いますが、深い位置にいるため、結局つかまることになります。






バッキングしてきたスタンドオフがディフェンスにきています。
さらには、フォワードもしっかりバッキングしています。

岡山のフォワードは、このチャンスに全く走っていません。
これを見ると、逆の立場(岡山がディフェンス)の時に、岡山のフォワードが全然バッキングに走っていないことも納得できます。
 ※アタックの時にさえ走らない選手が、ディフェンスの時に走るわけがないです。

岡山のフォワードは自分が走る気がないのか? 走る体力がないのか? それとも何をすればいいかわかっていないのか? さてどれでしょうか?


浅めのバッキング、深めのバッキングと、しっかり面ができています。
素晴らしいディフェンスだと思います。


アタック2対ディフェンス1なので、何とかアタック側が抜いていますが、スピードも殺されており、次の場面では簡単にバッキングの選手につかまりました。


以上のようなディフェンスが繰り返しできれば、相手に一度のアタックで大きなゲインをさせない、非常に安定したディフェンスなります。

このような場面を見ると、相手チーム(さらにこれから成長するでしょう)に追いつくためには、岡山のチームはまだまだ、勉強し練習すること(基本は体力、走力をつける)がたくさんあることがわかると思います。

頑張っていきましょう。

フー 疲れた。 






ゴール前

2011年06月02日 | ビデオ連続画像
岡山チームで多いのが、相手のゴール前くらいから、大きく切り替えされるパターンです。
相手ゴール前から、外に展開されて、そのまま走られてトライされた、あるいは大きくゲインされたということは結構多いと思います。

ゴール前の場合、相手フルバックは、意識する・しないは別にアタックラインに参加する形になります。
それに対して、岡山のフルバックは、相手のキックに備えて、ある程度深めに位置します。
また、ウイングも、相手のキックに備えて、深めに位置することが多いと思います。
ということは、ウイングやフルバックのあがりや連係がうまくいかないと、アタック側が2人余った状況ということです。




相手フルバックがセンターの横に顔を出します。


相手センターがキャッチした段階で、岡山のバックスのプレッシャーはほとんどありません。


岡山の第2センターが相手のフルバックを見るため、ウイングが後ろに下がった状態では、相手が2人あまった状況です。


厳しくアップしていないにもかかわらず、岡山のバックスのバッキング(スタンド、1センター)はゆったりです。
ピンチの意識が少し足りないかもしれません。


相手が第2センターに展開しながら走ります。
岡山のウイングがあがってきました。


このあたり、ボールの位置はゲインラインより、まだ敵陣です。


ウイングがタックルしました。(ゲインライン上くらいの位置です)
ボールはさらにウイングに展開されます。
相手にはフォローが数人いますが、岡山のバッキングは遅れています。


バックス陣(スタンド、1センター)の次ぎのディフェンスが遅れています。
近くにいるようですが、何かできる位置にはいません。


フルバックも上がってきたことで、何となく相手を包み込んでいるように見えますが、バッキングのだれも相手から離れた位置をゆったり走っているだけで、フルバックのY田から見れば、相手と2対1の状態です。




12人制ラグビーにおける、このあたりの意識付けや動き方の確認を、もう少し意思統一したいと思います。

アタック(バックス)

2011年05月19日 | ビデオ連続画像
岡山のバックスのアタックです。

上手には見えませんが、練習していることができれば、意外と簡単にゲインできることがよくわかると思います。
※もちろん、一番の欠点もよく見えます。

ラックからのパスアウトです。


決して長いパスではありませんが、そのかわりシッカリとしたパスです。


スタンドオフが素早く展開します。


スタンドオフのパスが後ろにきたため、センターが止まってキャッチしました。


結果的には、これにより無理に突っ込むのではなく、自然にチェンジオブペースといった感じになりました。
相手も、岡山のセンターがとまってフェイントした動きに対して、岡山の選手を見て止まっています。
そこに、岡山の第2センター、ウイングが、結構狭い間隔で走り込んできました。


第2センターが走りこみながら、ウイングに早いパスをしたことで、相手のディフェンスを十分引きつけています。


ウイングも、近い距離で、真横に走り込んだことで、パスをもらった瞬間に相手の裏に出ています。


ただ、岡山のウイングは結果的に相手につかまり、トライはできませんでした。

その原因はどこにあるか?
これが岡山のアタックの一番の欠点です。
これまでの写真で、ブラインド側にいる岡山の2人が完全に足を止めて見てしまっています。
相手チームは、ピンチに全員が足を動かしていることと比べると、大きな違いです。

短い時間の試合です。
アタックでもディフェンスでも、決して足を止めないことが大切です。
常にボールや相手を見ながら、ポイントからは、まず3歩~5歩は足を動かす。
こうしていれば、このようなチャンスには必ずフォローできます。
相手より人数で上回ることが基本です。
※この欠点は、岡山の皆が直さなければいけない点です。




ちがい ⑤

2011年05月18日 | ビデオ連続画像
モールからの相手のディフェンスの見本です。
あわせて岡山のアタック(悪いところ)についても書きます。

今回はラインアウト後のモールからの画像ですので、ディフェンス側のバックスは10m下がっています。

ところで、ラインアウトで組んだモールからのパスアウトですが、今回は、ラインアウト解消前に(ほとんど押さずに)ボールを出しました。
他の方法として、モールを押すのにこだわること(そのかわり、相手のディフェンスラインが前にできます)、モールを少し押して相手の浮いているフォワードをモールに参加させてからパスアウトする(相手ディフェンスが、ラインアウトが解消になって前に出てきている(動いている)時に球を出す)などがありますが、
ブログ担当コーチは、まずモールは押す。
その後に、(押している状態の中で)パスアウトするか、さらに押すことにこだわるかは、ハーフやバックスリーダーの状況判断(声)と思います。



さて、ここからディフェンスの見本です。
パスアウト(ラインアウトの解消)にあわせて、ディフェンス側バックスはそろって出てきます。
モールサイド(ポスト)にいたフォワード(ここでは2人)も前にでています。


相手のディフェンスラインはそろっていますが、岡山のバックスの前には、かなり広いスペースがあります。
練習の時によく言われているのは、ラインアウトの際のバックスラインが深すぎるということです。
深い上に、パス回しも遅く、外からの上がりもゆっくり。といったバックスのアタックになっています。(※深くて遅ければ、全然前には進まない)




相手のバックスと、内からのフォワードに、後ろの方で追い詰められています。


岡山のバックスラインは、外側の選手の上がりが遅くスピードも無いため、外に向って流れるだけになっています。
一番悪いパターンです。


結局、お互い20m離れたラインアウトなのに、後ろの方(最初のスタンドが立っていた深さくらい)で相手につかまっています。

ちがい ④

2011年05月10日 | ビデオ連続画像
タッチラインに近いところでのモールです。
岡山のハーフは密集の中です。ブラインド側のウイングは両チームともいます。
密集の中には、岡山のフォワードが2人入っており、残る2人のフォワードはブラインド側から接近しています。

山Kはオープン側のポストに立っています。いい感じです。


ブラインド側の2人もモールに参加しましたが、モールでプレッシャーを受けているのが気になったのか、Y川が密集に近づいてきています。
結果的には、山Kがモールに入ってしまったことで、サイドがガラ空きになりました。


外から見ていると相手ボールであり、また押込まれている状況でもなく、モールに全員が入ってしまうことはありません。
モールを押されても10mも後退するようなことはめったにありません。
このあたり、フォワードの意識や判断はもちろん大切ですが、ハーフがモールの中のため、スタンドオフ等からの、フォワードに対する指示(ポストに立て等)も大切です。


最後尾になったM野が、モールからぬけましたが、モールのすぐ後ろにいます。
この場面では、相手スタンドのいるオープン側に立つべきだと思います。

右側(ブラインド側)のスペースは狭く、ブラインド側を攻められても味方のウイングが対応できるし、ブラインド側が気になるなら、ポストプレーヤーの立つ位置は、オフサイドラインより少し後ろ側(ブラインドにも走りやすい)でいいと思います。

この場面でも、全体が見やすいバックスがM野にポストを意識させる声をかけていたかも問題です。


ところで、この画像のバックスの立っている位置ですが、内側のフォワードが誰もいないのに、内側(モール側)を広くあけすぎだと思います。
内側に味方がいない時は、内側から抑えていく方がよいと思います。(かりにスタンドがボールを持てば、内側を抜かれると思います)
バックスは、密集サイドなど、自分の内側に味方がいるかどうか常に意識し、味方のフォワード等に声かけすることが大切です。


スクラムハーフ見事にサイドを突破されました。
モールの後ろにいたM野は、やはり届きません。