岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

5月14日(土)

2011年05月14日 | 技術
部活動ではなく、また色々な中学校の生徒が集まり成り立っているスクールでは、毎年、5月の連休明けから7月はじめまでは、学校行事や部活動等で、キッチリとメンバーが集まるのが難しい時期です。

逆に、この2ヶ月弱の期間にどれだけ力を上積みできるかが、7月中旬から夏休み、秋に続く公式戦等、その年のチーム力を左右する時期でもあります。
もちろん、故障のある選手は、上手に調整しながら練習していくことも必要です。

この時期をどう過ごすか、毎年のことですが、中学生自身の自覚次第です。
今日も、大山登山や部活試合の中学生を除き、午前中に他の活動や用事があった中学生も30分~1時間遅れで、順次集合しました。
無理する必要はないのですが、可能な時は遅れてでも参加するような自覚をずっと持ち続けてくれれば、これからもチームとして大変楽しみですし、コーチもヤル気が高まります。

今日も、美作スクールを含めて多くの人数が集まったので、基本練習の他に、2つの課題について、かなり時間をかけました。


一つ目は、フォワードのポストのディフェンス(スクラムからのディフェンスも含む)についてです。

コーチ陣に言われていたのは、次のような点についてだと思います。
よく思い出し、イメージトレーニングして、明日以降の練習に取り組もう。
※バックスも、よくわかっていなければいけません。

【スクラムからのディフェンス】
・ハーフ(ハーフ役)の立つ位置
  スクラムの位置、相手バックスの人数に応じた立つ位置(オープン側、ブラインド側)
  相手スタンドの横の広がりに応じた、味方スタンドオフとの距離感(お互いに確認)
・前に出るタイミング
  位置や相手の陣形によっては、早すぎると、ブラインドを攻められたり、スタンド
  からブラインドに切り替えされる。
・左右ロックのブレークの仕方と動き方
・スタンド(センター)までは全力で内側を抑える。  
・ブラインド側サイドアタックへの対応(特にウイング、フルバックの動き方)  

【モール・ラック】
・ポストの立つ位置
  オフサイドラインの意識
  モール・ラックからの距離感
・出方
  1人だけ立っている場合
  2人が並んで立っている場合
  ※まず前にでる。さらにスタンド(センター)までは全力で内側を抑える。
  ※2人が重ならないように。面でプレッシャーをかける。
・フォワードが遅れた場合のスクラムハーフのカバー  
※この練習を集中的にやると、モールやラックに入らなかったり、フォワードのファイトする意識が欠けてくることが多いので注意。

【モール、ラックでのスクラムハーフ】
・フォワードへの指示
・フォワードが足りないときは、ポストの役割を自分で果たす。












二つ目はキック対応です。

【アタック側】
・味方がキックした時の、フォワードやバックスの追い方
  ※フォワードのオフサイドの意識は当然
   最初は面で追う。(三角形になると、足の早い相手には外に走られる)
・キッカー等の残り方
  ※相手からのけり返しの対応

【ディフェンス側】
・フルバック、両ウイングの声かけ
・必ず2人で攻める
・ブライン側ウイングのカバー








選手紹介 9

2011年05月14日 | スクール&選手紹介
選手紹介も、3年生は残り2人です。

今回は、岡山スクールの攻守の要、フルバックのY田です。

昨年からフルバックを中心にやっていますが、いわゆる”かるい”プレーではなく、スピードと力強さをいかしたプレーで、ボールや人に働きかける場面も増え、試合中も確実な働きをしています。

特に、ディフェンスの時には、相手のライン参加や、相手の人数が余った時の判断力やあがり等、安心して見ていられるようになりました。
先日の四国中央市長杯の時も、ライン参加に対して前に上がってタックルし、すぐに起きてキック処理というような場面等、運動量の豊富さを何度も見せていました、

アタックの時も、様々なライン参加を見せており、簡単に倒れないことからキープ力や継続に優れています。

より高いレベルを目指すために、さらに次のような点を高めてほしいと思います。

①厳しいところで味方からパスをもらっても、さらにパスもできるパス能力の向上。
②相手キックに対して、いつでもキックを蹴り返せるキックの精度と自信。
③あと3歩相手を押込むハードタックル。
④ライン参加等、アタックにおける一層の積極性とスピード
⑤味方に対する、指示、判断の声