岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

ちがい ③

2011年05月08日 | ビデオ連続画像
相手が内にきった時の、内側のディフェンスの選手の危機感の薄さと、外側の選手の1対1でのタックルの弱さが見えます。
この、バックスの選手の内側からのプレッシャーのなさ(しつこくいかない)、弱さは、岡山の大きな課題の一つです。※フォワードのポストと同じ課題です。

相手にかなりゲインされた場面です。




相手のパスアウトにあわせ、バックス2人が早いディフェンスにいっています。
フォワードも、もう少し勢いよくとは思いますが、まずは出て行っています。


相手のバックス2人に対し、岡山のバックスが対面を抑えて、さらに内側に一人います。


相手選手がタックルされながらウイングにパスしました。
相手ウイングの前には岡山のウイングがおり、さらに岡山の選手が内側にいます。
倒せば、ターンオーバーも期待できる場面です。


この写真では、岡山のウイングが外側の方(左肩)で相手を抑えており、外に追い込みながらタックルできそうなのですが・・・。


結果的に相手を追い込んでいかずに待ってしまった(しかも上半身が起きてしまっている)ため、相手に内にきられて抜かれました。


さらに、内側から詰めてきたはずの選手が目の前を走られてしまいました。

内側から走ってきた選手が、自分の外側のウイングの選手の対面に対して、内側からのプレッシャーをかけていれば、相手も内をきることができない(内にきたらタックルできるハズ)のですが、内側を抜かせないとか、相手に内側からプレッシャーをかける意識の低さが出ています。

また、もし内側の選手から味方のウイングの選手に、「内側まかせろ」といった声があれば、ウイングの選手はもっと思いっきり、相手を追い込めたはずです。


結果的に、このプレーが相手のトライになります。
ディフェンスで相手にプレッシャーをかけ、2対1の状態で相手ウイングを追い込んでいけたのに、味方ウイングのタックルの弱さ、内側の選手の意識の低さ(ただ走ってるだけ)、ウイングと内側の選手の意思疎通の無さが、相手に簡単にトライを許しました。


各コーチから

2011年05月08日 | 練習や試合の心構え
だんだんと暑くなってきました。

昨日と今日の練習では、第2期(7月はじめまで)の目的や強化の方向性を中学生に理解してもらうようなメニューも行い、各コーチから色々な説明がありました。

今日や昨日のコーチ陣からの色々な話について、いくつか書いておきます。

・これからも、元気な「いけいけラグビー(前に出る、プレッシャーをかける)」が基本。

・その上で、勝てるラグビーをするために、アタック面では、チェンジオブペース、そこからの動き、スペースの感覚をみがいて、何も考えずに相手に単純にぶつかるのではない(自分から相手にタックルされに行かない)ラグビーをめざす。
 ※相手が身構えたところに、単純にぶつかっていくようなラグビーをしない。

・バックスは、最近少しはできてきた、外側がどんどん走り込む意識をさらに高める。
 フォワードも、意識的にガンガン突進することと、意識的に球出しを考えた動きの両方を。

・ただ、そのための練習をしていくには、まだ中学生の筋力や体のバランスが不足している。
 ※今日の中学生の動き(チェンジオブペース等)からも明らか。

・全体練習だけでなく家でも、体幹トレーニングや、腕立て・腹筋・背筋・首、姿勢といった、自分の体重を負荷にしたトレーニングを、真面目にすること。

・フォワードは、ポストの意識、ロックの動き、特に内にきってきた相手への責任あるディフェンスができるように。
 ※バックスの負担を軽くしてあげないといけない。
 ※フォワードどうしの声かけ、話

・バックスは、常に内側の味方(フォワード、バックス)がいるかいないかを意識しながら、ディフェンスができるように。
 ※内側に味方がいない時に、内側に簡単に走られない。

・ハーフ、スタンド、キャプテン出Iの、フォワードへの指示
 ※ハーフは、フォワードが動かなければ、お尻をけってもよい(許す)。  
  そのかわり、フォワードがいない時は、ポストやサイドディフェンス等の役割をする。

・最後のランニング等の練習は、自主的に自分が自分を高めるための練習。
 手を抜くのなら意味がない。
 他の人を気にしない。 

・四国中央市長杯では、岡山はノックオン、パスミス(無茶苦茶パス)がとにかく多かった。精度をあげる。

最後になりますが、これからの2ヶ月は、学校の行事や、3年生は引退前の部活の試合等が結構重なり、人がぬけることも多く、練習に参加した選手の気持ち次第では、ダラダラした練習になりやすい時期です。

ただ、7月初めに振り返った時に、「にぎやかに練習したなー」「よく走ったなー」とかいうだけでなく、「○○ができるようになった」とか「チームとして○○の部分がレベルアップした」「自信がついた」というように、できるだけ目的を持って練習をしたいと思います。

もちろん、体力づくりやスタミナづくり(走力、筋力、バランス)のための、シンドイ練習もやりますよ。


O塚監督によるハーフ練習のスナップです。
3年生の高B、2年生の題Fが、どう成長するか。
今年のチームの一つのカギです。