岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

ちがい ⑤

2011年05月18日 | ビデオ連続画像
モールからの相手のディフェンスの見本です。
あわせて岡山のアタック(悪いところ)についても書きます。

今回はラインアウト後のモールからの画像ですので、ディフェンス側のバックスは10m下がっています。

ところで、ラインアウトで組んだモールからのパスアウトですが、今回は、ラインアウト解消前に(ほとんど押さずに)ボールを出しました。
他の方法として、モールを押すのにこだわること(そのかわり、相手のディフェンスラインが前にできます)、モールを少し押して相手の浮いているフォワードをモールに参加させてからパスアウトする(相手ディフェンスが、ラインアウトが解消になって前に出てきている(動いている)時に球を出す)などがありますが、
ブログ担当コーチは、まずモールは押す。
その後に、(押している状態の中で)パスアウトするか、さらに押すことにこだわるかは、ハーフやバックスリーダーの状況判断(声)と思います。



さて、ここからディフェンスの見本です。
パスアウト(ラインアウトの解消)にあわせて、ディフェンス側バックスはそろって出てきます。
モールサイド(ポスト)にいたフォワード(ここでは2人)も前にでています。


相手のディフェンスラインはそろっていますが、岡山のバックスの前には、かなり広いスペースがあります。
練習の時によく言われているのは、ラインアウトの際のバックスラインが深すぎるということです。
深い上に、パス回しも遅く、外からの上がりもゆっくり。といったバックスのアタックになっています。(※深くて遅ければ、全然前には進まない)




相手のバックスと、内からのフォワードに、後ろの方で追い詰められています。


岡山のバックスラインは、外側の選手の上がりが遅くスピードも無いため、外に向って流れるだけになっています。
一番悪いパターンです。


結局、お互い20m離れたラインアウトなのに、後ろの方(最初のスタンドが立っていた深さくらい)で相手につかまっています。

選手紹介 10

2011年05月18日 | スクール&選手紹介
10人目の紹介は、美作スクールの實Mです。

スタンドオフからウイングまで、どのポジジョンでもこなしますが、今は主にウイングとして、岡山チームを引っ張っています。

プレースタイルは強い・激しいというよりも、軽やかといった感じで、一気にトライできるスピードがあり、ボールを持つと確実にゲインしています。
また、最近はディフェンス面でも確実性を増してきました。

實Mの課題ですが、實Mの持っているセンスや能力は、岡山(もっと広い範囲でも)のトップクラスだと思いますが、それをまだ十分に発揮していない点でもトップクラスだと思います。
※コーチの側からは「まだまだできる。こんなものではないだろう。」というのが正直な気持ちです。
つまり、練習や試合での本人の気持ちや頑張り次第で、さらに相当な力を発揮できるということであり、言い換えれば、岡山のチーム力を一気に高めることにもつながるということです。

個々の課題は、
・激しさ、闘争心を表に出す。
・試合では、アタック・ディフェンスとも、逆サイドまでどんどん走り込む積極性。
・相手チームの全体をよく見ながら、指示や判断の声を出す。
・さらに激しいタックル。
・スタンドオフ等の味方が傷んだときには、そのポジションにすぐ入れるよう、他のポジションもよく勉強しておく。
といったことがありますが、

1日に2試合や、2日連続して大事な試合することもある中、自分の持っているセンスや能力をさらに発揮するために、だんだんと「傷み」に強くなっていくことも必要です。

とにかく、せっかく持っているセンスや能力を、出し惜しみしないように、自信と積極性を持って頑張ってほしいと思います。