岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

関西大会(とりあえず総括)

2011年07月31日 | 関西大会(数河高原)
関西大会(7月29日~31日、岐阜県飛騨市数河高原)に行ってきました。

同行の保護者の方は、大変お世話になりました。

また、岡山県ラグビー協会の田後理事長には、わざわざ激励に現地に来ていただきありがとうございました。

【中国スクール選抜】

 岡山県 15名 
   岡山スクール9名  美作スクール5名  津山スクール1名
 山口県  7名
   山口ジュニア2名  山口スクール1名  宇部小野田スクール2名  
   長門スクール2名
 ※4月末の中国地区での予選の結果を踏まえ、岡山県と山口県が組み、岡山県を核チームに山口県の選手が補強という形で加わりました。

【結 果】

初 日  中国選抜 21 VS 26 京都府スクール選抜 (負)
2日目  中国選抜 14 VS 22 東四国選抜     (負)
3日目  中国選抜 70 VS 10 奈良県スクール選抜 (勝)

1日目は、対戦相手が決まってから、勝利を目標にしてきましたが、接戦はしたものの、残念ながら敗れました。ただ、アタック面は、自分達の考えとおりにゲインできるなど、かなり手ごたえを感じた試合でした。

2日目は、豪雨の中、先制したものの逆転負けしました。反則、ノックオン等のミスのオンパレードといった試合でしたが、それ以上に、気持ちで負けた試合でした。
東四国選抜は、四国の中で愛媛県選抜と全国大会を争うためのチームであり、気持ちの入った、素晴らしいチームでした。

2日目の後では、コーチ陣だけでなく、保護者のお母さん達からも、選手に対して、「勝つことへ強い気持ちが無い」「このままで本当に満足か?」等、多くの喝が飛んだようです。

3日目は、やっと「勝つ」ことに対する明確な姿勢が選手全員から感じられ、見ていた人から、これまでの結果(敗戦)が不思議だと言ってもらえるほど、よい内容でした。

【総 評】

岡山が参加した、これまでの単独チーム、合同チームとは違い、予選を経たチーム編成であったことから、今回は22人全員が力を持った選手が集まりました。

その中で、例えば、勝敗が決まったり、試合の最後の方で選手交代するというのではなく、ある程度の時間帯で交替選手を投入していきました。(2試合目までに基本的には全員出すという考えを明確に伝えて、試合にのぞみました)
結果的に、2試合目までは21人が出場し、3試合目を含め、全選手は自分の力を発揮できるだけの時間はあったと思います。
※その中で、自分の力を発揮できましたか?

もちろん、そのような選手起用でも、勝負にこだわらないというのではなく、勝利する、全員の力で勝利するという気持ちでのぞみました。

一方で、やはり(これは岡山チーム単独でも課題なのですが・・・)「勝」に対する気持ちの強さ、こだわりが、2試合目までは弱かったと思います。
※特に東四国選抜の選手との違いは歴然でした。

ただ、今回の遠征を通して、岡山・山口の選手は互いに刺激しあいながら、全員が、この大会を通じて本当に成長したと思います。
全国大会を目標とした東四国選抜のような正式な位置づけのない合同チームではありましたが、そういう意味では大きな成果を得ることができたと思います。

なお、中国地方からもう1チーム参加した広島県選抜(中国地区中学校代表)は現時点の力を十分発揮し、優勝しました。
おめでとうございます。

これから数ヶ月間、今年の岡山県は、この強い広島県チームが目標です。
目標が高いほど、挑戦しがいがあるというものです。
志を高く持って、一層頑張りましょう。




















 



コメント

2011年07月27日 | その他の日記(ひと言)

自分がシンドイ時は、相手もシンドイ。
自分が痛い時は、相手も痛い。

弱気になったら負け、苦しい顔を見せたら負けです。 

前進あるのみ。パーっといこう。


Y吹(父)さんから、次のようなコメントいただきました。

中学生の皆を、大勢の人が応援してくれています。




がんばって (Y吹(父))
2011-07-27 12:15:25

いよいよ関西大会ですね。

最近ブログ担当コーチの厳しい意見が続いていましたが、今年のチームは昨年よりずっと良いチームだと思います。みんなで大きな声を出して、持ってる力の全てを出し尽くしてきてください。

保護者の方々も今年は昨年にも増して試合や練習が多くて大変だとは思いますが、暑さで体調を崩さないようにご自愛されて、子供たちのサポートをがんばってください。

岡山から応援しています。


タックル

2011年07月27日 | 技術

17日(日)の試合についての最後です。
というか、関西大会前の、中学生への最後の激励です。

タックルについては、
・最後まで追いつめる
・踏み込む
・最後にタックルに入る時の、反応・スピード・激しさ
・頭を下げない(しっかり相手を見る)
・パック
・足をかく
といったことを常に言われていると思います。

バックスのアップは、結構そろって早く出られるようにはなりましたが、せっかく間合いを詰めても、相手が少し動いた時に最後に相手を追いつめる動きが相変わらず遅く、弱いです。(要するに、外から見ると全然タックルしていない)

さらに、相手を押し込むタックルは、ほぼゼロだったのではないでしょうか。(受けてばっかりだから、短い時間で簡単に相手に球が出る。)

この前の試合でも、O塚監督の「タックルせえ」という声が、数多くグラウンドに響きました。

ここまでくると、技術的な面よりも、相手を絶対に倒す、前に進ませない・押し返すという強い気持ちにならない限り、変わらないと思います。
※ビビっていると言われて、本当に悔しくないですか


最初の4枚の画像は、I飼の頭が下がっている(相手を見ていない)ため、相手に簡単にかわされた場面です。
頭が下がり前を見ていないタックラーに、わざわざ当たって簡単に倒されてくれるバ○な選手は、そんなにいません。
※岡山にもそんな○カな選手はいないと信じています。









残りの画像は2つの場面ですが、どちらの場合も、アップして相手との間合いを詰めた岡山の選手の姿勢が高く、相手の動きにあわせて一気にタックルするといった感じではありません。
しかも、間合いを詰めた後に相手を少し見る位置が、相手と離れすぎているため、最後の場面で肩をしっかり当てたタックルが、なかなかできていません。

このようなタックルしかできないのだから、もう少し、さらに早くアップし相手との間合いを詰める必要があります。

また、3人くらいラインでアップした場合に、どうしても外側の選手が下がり気味になっています。そのため、結果的に外に振り切られることもよくあります。
外側の選手が内側の選手より少し前にでる(いわゆるギャップができる)くらいの気持ちでいいと思います
※そのかわり、内側の選手は、ギャップをついてくるような対面を、最後まで追いつめて必ず倒さなければいけません。

(一つ目です)










(二つ目です)







バックス

2011年07月27日 | 技術

17日(日)の試合、バックスのアタック面では、画像のような場面が多く見られました。
※「誰」というのではなく、数多くありました。

つまり、グラウンドの外から見ていると、十分に外にボールを動かす(ロング、ショート)、あるいは外側に走る・仕掛けることができるのに、ボールキャリアーが内に入ってつかまっています。

前のブログのキック対応と同様、ボールキャリアーのアタックの意識の持ち方もありますが、
・外の選手の声が無いこと。
・外の選手のカットイン、カットアウト、クロスといった積極的な動きがなく、何となく、離れてダラダラ流れてしまっていること。
などが原因と考えられます。

今回のように、まだ岡山県という単独チームならいいのですが、たとえば選抜という合同チームになると、指示や状況判断の声、仲間を考えた積極的な動き等がないと、試合にならない可能性もあります。
※つまり、よく言われているように、声が出ない選手は出場機会も減ってくるということです。






キック処理(声)

2011年07月26日 | 技術

キック処理の場面です。

岡山の’誇る?’バックスリー(フルバック&両ウイング)が攻め上がろうとする場面ですが、うまくいきませんでした。

練習ではオープン側に攻め上がるケースですが、キャッチャーが内に入って簡単につかまってしまいました。(アラ~

原因は、オープン側に攻めるといった意識が3人に全く無いこと、ボールキャリアーは自分以外の味方を全く意識出ていないこと、まわりの選手もキャリアーに声をかけたり、近くに寄っていく動きができていないことです。





後ろに球がそれたこと自体は、大した問題ではありません。
ブラインドウイング永Yのよいカバーです。


問題はここからです。


この場面で、キャリアーやオープンウイング實Mが、声をかけあったり、位置を確認したりしているか
多分、このようなことはほとんんど(もしかしたら全く)無かったかもしれません。
また、横にいるフルバックも、攻める方向等の声を出していないように思えます。


ここで、オープンウイングが、ボールを自分で取りに行くくらいのつもりでフラット気味に上がっていれば、一気に攻め上がれたと思いますが、深い位置にいるため、キャリアーがかぶってきた相手を怖がり内に入ってしまいました。
また、




逆に、1対2、1対3といった形で、一転ピンチになってしまいました。




キックというのは、見方によれば、相手がボールをくれたということです。

せっかく、もらったボールです。
是非、ボールを大切に、声をかけあいながら冷静に攻めていこう。


ハーフ&フォワード

2011年07月26日 | 試合(H23チーム)

これも今回のフォワードを象徴するような画像です。

もし、ボールをきっちりキープできてモールを組んでいれば、どんどん前に出れたと思いますが、ボールが手につかず、下に落としています。

よく言えばラックですが、要するに下のボールの前に立っているだけで、全然相手にプレッシャーはかかっていません。

その証拠に、相手のフォワードはほとんどポストに立っています。
ハーフやバックスにとっては、かなりのプレッシャーです。







高Bにとっては、いつもいわれている「引くな」ということがよくわかる場面です。
高Bがボールをつかみました。
相手のプレーヤーが前に出てきます。


ここで、ボールを引いた分、相手にからまれてしまいました。
余裕がない時には、それを十分意識した早いパスモーション(絶対にボールを引かない。場合によっては「とぶ」。)が求められます。




フォワード

2011年07月26日 | 試合(H23チーム)

日曜日の試合のフォワードです。

なお、コンタクトの瞬間にボールをとられる、ノックオン、フットアップその他の基本的なミスは論外なので、これ以上書きません。


次のようなことについて、修正できるかどうかは、おそらく「気持ち」「真剣さ」次第です。(ブログ担当コーチの大嫌いな精神論ですが・・・)


走っていない。

ボールが出た後、ポイントでのんびり見てるから、追いつかない。(相手は一生懸命フォローしてるのに・・・)
ゆっくり見てるから、まわりの風景(他人のミス)はよく見える。バックスがゲインされた時など、味方のバックスに不満たっぷり。(たとえ口には出さなくても、自分がさぼっていることにさえ気づかず、抜かれた選手への不満だらけ・・・)

ディフェンスだけでなく、アタックでもこういう場面が非常に多いから、全体の流れとして、受身のおもしろくない試合になります。












2対2とか、互角の人数でも、最初の接点でほとんど押し込まれている。

だから、ラック等を連取される。
逆に、味方に出る場合は、プレッシャーを受けて時間がかかる。
かなり練習を重ね、試合でも最近このようなことはなかったが、元に戻ったような感じ。
入る姿勢や勢い。低くさらに押し込む等、何が足らなかったか、もう一度考え直そう。

一方で、ポイントに近いバックスは、最初にサポートに入ったか?
でないと、いったん試合中におかしくなった悪循環を、中学生ラグビーの短い時間で、断ち切るのは結構たいへん。








この場面はペナルティだが、相手の横の動きに反応しない、そして人任せのフォワード。

相手と最初にコンタクトするのはイヤなのか?
先頭にいるM本が足をすべらせた場面だが、後ろで立っているフォワードたちは、先頭で体を張っていった2年生がすべったことが、抜かれた原因と思っていないか?
もしそう思っているとしたら、よく考えてみよう。そうでないともう進歩はない。

「横に広がって立て」、「味方のお尻ばかり見るな(自分が前に出ろ)」、いつもコーチから言われていることだと思います。








これも一緒。
接点で押し込まれています。
両チームの選手の背中の伸び方等の姿勢を見れば、この試合におけるフォワードの違い、気持ちの差がよくわかると思います。









岡山のフォワードは大きくはありませんが、決して弱いフォワードではありません。
ただ、そのためには、ひたむきさ、一生懸命走り体をはり、味方ボールにしようとする真面目さが必要です。

ポイントに到達できない場合は、まず、自分が走っていないからではないか?
相手に押される場合は、まず、自分が体をはらなかったからではないか?
自分がカバーリングをさぼったからゲインされたのではないか?

そういった「他人のせいにせずに、まず謙虚に考える」ことが大切です。 (この漢字、読めたかな?)

ただ、最後に、勘違いしてほしくないので書いておきます。

フォワードは、自信を持ってガンガンいけばよいです。
直接相手と体をあわせているフォワードが闘争心をなくしたら終わりです。
「行き過ぎだ」と言われるフォワードの方が、ブログ担当コーチは好きです。
それをコントロールするために、ハーフ団等がいます。(岡山のハーフ団は、まだまだ声が出ませんが・・・)

逆に、自分が得意なことや好きなことはするが、自分がすべきことをしない、自分ができることをせずに他人のせいにする。それには腹が立ちます。

試合中に「フォワードに球を渡すな」とバックスに対して怒っていた時間帯がありますが、まさに、腹が立っていた時間帯です。


なお、フォワードがおかしい時には、バックスも接点に積極的にからむ、バックス主体のアタックやキック等も使って、少しフォワードをリフレッシュする。
さらに、必要ならフォワードを怒鳴りつける。

これが、キャプテンでバックスリーダ-の出Iの試合中のお仕事です。



香川遠征

2011年07月24日 | 試合(H23チーム)
24日(日)は香川遠征でした。 今日も

1年生は、相変わらず声もよく出て元気でした。
今年は、倉敷や美作も含めて人数が多いので、数多くの試合が組めています。
1年生は、今の段階は、まず中学ラグビーを十分楽しんでほしいと思います。
楽しむことで、自然に力がついています。

また、そろそろ上の学年の試合の中で、色々と見てみたいという1年生も数人います。
別のポジションもさせてみたいという1年生もいます。
是非、今のまま頑張っていってほしいと思います。


さて、Aチームの試合です。

ブログ担当コーチ(他のコーチも)は、試合中や試合後に結構厳しいことを言いました。(ちょっと言い過ぎたか・・・)
中学生は暑い中、昨日の2部練習に続く午前中の試合で、一生懸命頑張ったのだとは思います。
ただ、「何か見ていて腹が立つ」「気持ちが感じられない」試合でした。

ハーフ団のミス、数多くのノックオン、ペナルティ(特にタックルした後のペナルティ)、フットアップ、アクシデンタルオフサイド等、試合以前の問題が多すぎました。

ミスの原因や、一回目のペナルティの後で気をつけたか、どうすれば解決するか等、まず自分の中で謙虚に考えてみてください。

ただ、試合自体は、相手チームが深目のラインで、キックやディフェンスのずれをついた突破、ウイングのランなどで攻める、先日の姫路スクールとは全く違う攻め方をしてくれたおかげで、ディフェンス的には今回もいい経験ができました。

いくつか気になることを書きます。

まず、フォワードです。

アタック面では、一生懸命がんばったとは思います。
しかし、コンタクトの瞬間にボールを取られたり、何回もペナルティーをしたり、球が全然出そうにない倒れ方、フットアップ等、軽いプレーが数多く見られました。

一方ディフェンス面では、ポイントから少し離れたところに展開されると、完全に走り負けしていました。

もう一度、12人の中学ラグビーにおけるフォワードの役割を、謙虚に考える必要があります。
フォワードが、ただ当たりさえすればよいと考えている(実は何も考えていない)のなら、岡山県という小さなお山の大将で終わることでしょう。

バックスについては、はっきり言って何を考えているのか全然わかりませんでした。

確かに、プレーの選択等、来週からの関西大会を想定するように話しましたが、それが結果的に、バックスで勝負する姿勢は見せないということになるのであれば残念です。

ブログ担当コーチ的には、最近色々練習してきたプレー、特にアタックの効果を見たかったのですが、このような意思はほとんど見られなかったと思います。
せっかくやろうとしても、その前にノックオンという場合もありましたが、最初の1、2回のミスや相手の出足の早さにビビったと思っています。

さらに、バックスの外側からのコールの無さは、致命的でした。
浅めのラインでボールを動かそうとする中で、外からの声が無いため、ボールキャリアーが突っ込んでいく場面が多く見えました。

と、色々好き勝手に書きました。

「そんなことはない」「勝手なことを書くな」と怒る中学生もいると思います。
それならば、次の試合でチームとして是非、本当の姿を見せてほしいと思います。

今年のチームの完成度は、既に昨年度と比べても高いと思います。
それに伴って、コーチ陣の求めるもの、期待度も例年とはかなり高いものがあります。
それが、今日の厳しい話にもつながっています。

それだけに、今日のような、「良いところもないが、課題も見つけることができない試合」「目的が感じられない成り行きまかせの試合」には、腹が立ちます。

ただ、試合全体を見ると、相手の深いラインに対して、少し見切りが早すぎた場面もあったものの、結構そろってアップできたいたと思います。
また、タックルもずいぶん低くなっていました。
相手の前で、頭を下げ、相手のステップで簡単に向かれた犬Kなどもいましたが・・。
※練習で言っている通り、タックルしようと構えた選手にあたってくるのは、弱いチームだけです。

いずれにしても、中学生には、今年のチームの目標は何か、関西大会の次にあるものをしっかりと見据えて、浮つくことなく頑張ってほしいと思います。








盛り上がりました(さて何がでしょう?)

2011年07月23日 | 練習日記
今日は30数名の中学生が参加して、午前・午後と2部練習を行いました。

で、とりあえず練習のことは別にして、

盛り上がりました~

スイカ割り。 

暑い中練習した後に、どこにこんな元気があるのでしょう。

中学生のスタミナ、恐るべし。

ゴールキック大会の今日のチャンピオン 友Dを先頭に、楽しませてくれました。

あ、最後に、スイカの提供はF原コーチでした。(F原農場の自慢の一品)

またお願いしま~す





























ディフェンス

2011年07月21日 | ビデオ連続画像
スクラムからのディフェンスです。
相手ハーフのパスにあわせて、ハーフの位置のY川が前に出ようとしています。
まず、ハーフへ、次にスタンドオフです。
また、ブラインドウイング等、逆サイドから走りこんでくる選手を注意することも必要です。




Y川が内側から、またスタンド森Mがアップしてきました。
この画像で気になるのは、フォワードのブレーク後の姿勢です。
オープンサイドのプロップ、ロックが見えますが、立って止まった状態です。
ブレークと同時に足を動かし前に出る、最近の練習を思い出そう。
この厚いディフェンスがないと、一人抜かれただけで、カバーできず大きくゲインされる、非常にもろいチームになります。


相手が、スタンドからセンターへパスしました。
この画像では、両センターが見えません。
2回パスが行われたこの時点では、きっちりプレッシャーをかけることができる、まずは、しっかりとしたアップディフェンスができることが基本です。


上の画像からの一連の動きですが、相手の両センター(背番号は違いますが)が、クロスしようとしています。
この場面では、両センターがしっかりプレッシャーをかけています。


両センターが、マークチェンジしています。
このあたりの基本は、OKです。
また、内側から相手のラインをなめながら走ってきたY川も、きっちりと届いてディフェンスしています。

ただ、相手が仕掛けたため、なかなか低いタックルは難しい点はありますが、相手にいった2人とも姿勢が高くなっています。
内側からいったY川など、思いっきり低くタックルできる絶好のチャンスです。


ここで一番の課題は、相手にディフェンスした際に、1歩押し込むか、1歩押し込まれるかです。
この画像では、ディフェンスが高いため、1歩押し込まれてしまいます。


相手が倒れてくれたので助かりましたが、相手に1歩・2歩、立ったまま前に出られ、きっちりとサポートされると、大きくゲインされる危険性があります。


相手が倒れて以後は、結構低い姿勢でラックを作れています。
このあたりは、最近すごく良くなっています。
ただ、1歩押し込んで相手を倒せば、もっとプレーが楽になります。






関西大会合同練習

2011年07月19日 | 関西大会(数河高原)
数日たちましたが、17日(日)の午後は、関西大会に向けて岡山県と山口県の最終の合同練習でした。(3回目(4日目))

今回の合同練習は次のとおりでした。
 第1回   6月25日(土) 尾道高校
        6月26日(日) 美作ラグビー場 
 第2回   7月10日(日) 徳山大学
 第3回   7月17日(日) 兼基ラグビー場

第1回のうち、25日は尾道高校で指導していただきながらディフェンス中心の練習を行い、その日は岡山に移動、山口の中学生は岡山の中学生の家に宿泊しました。
26日は、早朝からサインプレー等の確認後、近県大会(岡山県協会)の、岡山県VS徳島・高知県のジュニアの試合をスタンドからじっくり見てもらいました。
その後、徳島・高知県との交流試合等を行いました。

第2回、第3回は、限られた時間の中で「(トップで)あわせる」「意思統一」を目的に、3時間~4時間の練習を行いました。

コーチ陣としては、限られた練習回数ですが、チームとしての戦術面をはじめ、かなりいい仕上がりと考えており、また、コーチ陣自体も、合同チームについて一定のイメージを持てたと思います。

いずれにしても、今回は、かなり選手層の厚いチームです。
何回も言いましたが、限られた選手だけが前後半出場するようなチームであるならば、自分達よりずっと格上の、1回戦で対戦する京都スクール選抜をはじめ、各チームに勝つことはできないと思います。

100%の力を40分間出すと考えるのではなく、150%の力を20分間、200%の力を10分間出し切ろうとする選手がどれだけいるか、これがポイントだと思います。


さて、今回の合同練習の1ヵ月間は、岡山県の選手にとっては、二部練習や練習試合等、結構きつかったとは思いますが、合同練習の反省点を岡山県の練習や試合で確かめ、次回の合同練習につなげる等、岡山県にとっても非常に良い流れだったと思います。
選抜に選ばれていない2年生も、一緒に練習したり、練習の相手になったりと、大変タメになったと思います。

23日、24日は各県の単独活動ですが、岡山県では、23日の二部練習、24日の練習試合で、さらにチーム力を高め、関西大会にもつなげたいと思います。


以下、合同練習のスナップです。