岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

1年生

2011年05月23日 | 練習や試合の心構え

岡山スクールの1年生に加えて、倉敷スクールや美作スクールの1年生も参加し、22日(日)も活気のある練習になりました。

2・3年生と、2時間程度一緒に練習した後は、1年生だけで、2対1や2対2の練習をしました。

1年生の練習については、次のように考えています。

1年生は、体の大きさ(身長、体重)、筋力、持久力、俊敏さ等、それぞれの選手で大きな違いがあります。
しかも、それら全てがそろっている選手はおらず、例えば身長は高いが筋力に不安がある、体は小さいが俊敏、体は大きいがスタミナが課題とかいった感じです。

岡山スクールでは、1年生はまず、ラグビーを知る、考える練習をしてもらいながら、しっかりと体づくり(大きい・小さいというより、ケガをしない強い体づくり)をしていきます。
このような練習や1年生中心(+2年生)の試合を7月頃まで行いながら、8月頃からは、上級生と一緒の(Aチームの)試合等も経験し、来年1月からの新チームに向かっていきます。
もちろん、現2年生の犬K、松N等のように、1年生でも十分力をつけ、ケガの心配も少ないと判断できる選手は、8月の中四国大会の頃には、Aチームの主力となることも十分考えられます。

さて、日曜日の2対2の練習では、たとえば次のような意味の話をしました。

1年生は覚えていますか

(ディフェンス)
・自分の肩と相手の肩の関係(自分のどちらの肩で、相手のどちら側をおさえるか)
・まず、しっかりとそろって前に出て、相手にプレッシャーをかける。
・2対2の場合に、外側のディフェンスの選手は、相手の内側のアタックの選手を気にしすぎない。 ※味方のディフェンス選手を信じる。
・ハンドダミーを持ったディフェンスでも、両足をそろえて待つのではなく、しっかり踏み込み(パワーフット)、きっちりと当てる。

(アタック)
・自分たちの現在のパス能力を知る。(離れすぎない)
・外側のディフェンスが前に出てこずにギャップができた場合、そのスペースを有効に使う。(ランあるいは、パスをもらいに走り込む)
・内側のボールキャリアーは、真っ直ぐ前にアタックするか、2人のディフェンスの間をねらうか、自分で判断する。
・ディフェンスをよく見る。
・内側のボールキャリアーは、相手の外側のディフェンスが、自分の方を見る(自分の方に体を向ける)か、自分の対面の選手をしっかりマークするかで、自分で突破するか、パスするかを判断する。
・外側の選手はトップスピードで走り込む。
・その上で、カットイン、カットアウト等で、相手ディフェンスをずらす。

などです。

中学生は成長期ですので、体はどんどん大きくなりますし、筋力もどんどんついてきます。
しかし、「考えること」「頭を使うこと」「ラグビーを知ろうとする」ことは、自分が意識してやらないと、絶対にできるようにはなりません。


また、上級生の練習や試合を見ること、見て考えることも、大変大切です。

上級生の練習や試合を見ようとしない人、見ても考えようとしない人も、決して上手にはなれません。
※目に映っているだけでは、見たことにはなりません。
 本当に見るということは、目に映ったことにあわせて頭や体が反応することです。
 そのためには、目で見て考える習慣が大切です。
※上級生の練習や試合をよく見ている人は、例えば急に上級生の中に入っても、それにあわせて動くことができますが、そうでない人は動くことができません。
 すぐに動くことができる選手ほど、試合に出やすくなります。

この時期の練習を、是非大事にしてほしいと思います。

1年生にはチョット難しかったかな。
まあ、まずは楽しみながら、ラグビーを覚えていきましょう。

1年生のスナップです。