団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

女房褒めればよく尽くす

2012-01-24 09:36:10 | 健康・病気

奥さんの家事の手助けをしようと、食べ終わった後の食器を洗って水屋に片づけた54歳の亭主が決まったところに食器が置いてなかったことから、奥さんに怒られたという「亭主の家事介入 寛大に見て」の投書が新聞に載っていました。これを読んだ、69歳の主婦が「家事介入という姿勢が奥様の怒りを買ったのでないか」として「奥様の様子を観察して、気持ちが落ち込んでいたり、体がつらそうだと思われたときに、さりげなく手伝ってあげて」と提案していました。

私も前の会社を退職した直後、自立をめざして家事の手伝いを率先して行いました。食洗機で洗った食器の片付けで、カミさんからさっそくのクレームです。「置き場所が決まっているのだから、勝手な所に置かないで」とふくれています。確かに、自分の机の上のことを考えたら、カミさんが片づけをして、いつものところにいつものものがなくなれば、私も「勝手に片づけるな」と言いましたから「それはその通りやな」と思いました。

そこで、カミさんから、小皿はここ、湯呑みはこちら、どんぶりはあちらと教えてもらい、その通りに片づけるようにしました。わからないときは、そのつど聞きました。何回か、やっているうちに、自然と出きるようになるものです。家事の負担が少しは楽になるとわかり、カミさんは「ほめ上手」になり、私も気分よく家事の手伝いをしています。

食事づくりも「百円レシピ」の本を参考に、夕食を妻と二人分を1か月間、調理しましたが、カロリー過多で二人とも太ってきたうえ、妻のほうが速くておいしいので、今はカミさんに任せています。

私が家事手伝いをするきっかけとなったのは、70歳の先輩の奥さんが急死し、家事のいっさいをしなければならなくなった先輩の途方のくれようを見たからです。預金通帳、実印の置き場所さえ知らないのですから、大変です。しかも、子どもたちは独立して離れたところに住んでいます。料理の本を読んだり、近所の奥さんに教えてもらったりして、少しずつ家事を覚えていきましたが、「奥さんが元気なうちに、家事をマスターしておかないと、えらい目に遭うぞ」と口癖のように言っていました。

投書のご亭主も「家事分担」に徹し、奥さんの家事の手際の良さをほめながら、教えてもらったらよかっのでは、と考えます。よくいうではありませんか。「女房褒めればよく尽くす 亭主立てればよく稼ぐ」と。

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人間には偉大な自然治癒力がある

2012-01-23 09:25:50 | 健康・病気

「病は自然が治し、神は傷を癒し、我はただ包帯をするのみ。人間には偉大なる自然治癒力があり、その力を引き出すのが治療の鍵である」。医聖と呼ばれる古代ギリシャの医師、ヒポクラテスの言葉です。

両手が腱鞘炎になった80歳の女性が訪れました。右手の症状が軽いので、左手のみで洗顔しているとのことです。「片手で顔を洗うのは不便で仕方がありません」と言います。手のひらを上にして物が持てなくなった、とこぼします。

手の動きを見て、痛むところを触りますと、まさしく腱鞘炎です。「手の使い過ぎによるものです」と話すと、「使い過ぎになるほど、手は使っていません」と答えられました。「でも、80年間も使ってきたのですよ。機械でしたら、もう何回も部品を交換しているところです」と言いますと「そりゃそうね、確かに80年間、手を使わない日はなかったわね」。

干渉波治療器をあて、周辺の筋肉を念入りにほぐしました。「風呂に入って両手が温まっているとき、グー、パーの運動を10回程度、ゆっくりやってください」とお願いしました。

1週間後、訪れた女性は「グー、パーは毎日やっています。両手で顔が洗えるようになりました」。2週間後、来院された女性は「手のひらを上にして物が持てるようになりました」。グ-パー運動は毎日続けているとのことです。

女性の自然治癒力のおかげですが、それを上手に引き出し、短期間で治癒できると、この仕事をしていてよかったとタケちゃんは感じます。

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ソブリンリスクになるということ

2012-01-21 09:20:57 | 社会・経済

国家が財政破たん状態になるソブリンリスクを迎えると、私たちの暮らしがどうなるか、という一端を、朝日新聞が「行きづまる国々 世界債務危機」という企画記事でレポートしています。ギリシャに続いて財政危機にあるスペイン。政府や自治体が借金を減らす目標を打ち出したことで、政府や自治体と取り引きのある自営業者への支払いがとどこってしまいました。それまでは、政府などの支払い証明書を銀行に出せば、お金を借りられたそうです。ところが、「政府などが本当に支払うかどうか、わからない」として貸し渋るケースが続出しています。

「払わない政府」と「貸さない銀行」の間で、資金繰りに困った自営業者は店をたたむしかありません。この1年間で、政府側の支払いの遅延で店を閉めた自営業者は約7万店に達したといいます。雇用情勢も悪化します。スペインでは25歳未満の若者の2人に1人は職がありません。

レポートにはありませんでしたが、バブルが破裂したときに日本で起こったように、銀行は経営状態を少しでもよくしようと、借金を無理やり取り立てる「貸しはがし」に踏み切るでしょう。「貸し渋り」にも拍車がかかり、資金繰りがつかなくなった零細・中小業者は倒産するしかありません。私たちが買い物に行く商店街でシャッターを下ろす店が続出し、自治体などの工事を請け負っていた工務店や建設会社、納品していた様々な業者が店の看板を下ろす事態に追い込まれるのです。

イタリアでは、しわ寄せが医療の現場にまで押し寄せています。多くの自治体が予算の6~7割を占める保険医療費の大幅カットに踏み切ったためです。病院の職員や患者が「経費節減反対」のデモを繰り広げていますが、「無い袖は振れない」のが現実です。ガソリンが買えないので90台あるパトカーうち動いているのは15台と聞くと、治安の維持などできないではないか、とイタリアのこととはいえ、心配になります。

民主党政府の混迷、迷走ぶりをみると、日本のソブリンリスクを解消する力量があるとはとても思えません。でも、どうすればよいのか、タケちゃんにはわかりません。「貸しはがし」で店をたたむことがないよう、借金を減らすこと、そして大病や大けがをしないよう気をつけています。もし、大病や大けがをすれば、家計はたちまち火の車になるからです。

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失読症のトム・クルーズのアクションはすごすぎる

2012-01-20 15:34:52 | 健康・病気

ハリウッドスターのトム・クルーズはディスレクシア(失読症)を患っていることを公表しています。文字を読み書きすることに著しい困難がある学習障害の一つとされています。トム・クルーズはスターになる前は、ガールフレンドに台本を読んでもらったり、テープに吹き込んでもらったりして、台本を覚えたそうです。

そんなことを思い出したのは、「映画の会」で「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」を見たからです。「ミッション・インポッシブル」のシリーズは、今回のを含め4本すべてを見ていますが、矢継ぎ早に見せ場が繰り広げられるノンストップアクション映画としての完成度は今回が一番と感じました。スタントなしのトム・クルーズのアクションには度肝を抜かれました。

私は、トム・クルーズの走りっぷりが大好きですが、本人も意識しているのでしょう、映画では必ずといってよいほど、全力疾走の場面が出てきます。それに、得意のオートバイ・シーンもぜひものですね。

ディスクレシアは欧米人の1割がかかってるといわれる障害だそうです。映画「パイレーツ・オブ・カブリアン」シリーズのオーランド・ブルームもキーラ・ナイトも失読症を明らかにしています。超著名人も多く、トーマス・エジソン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、アルベルト・アインシュタインもディスクレシアだったとされています。タケちゃんも含めて、なんらかの障害がない人は一人もいないことでしょう。ディスクレシアの人たちが障害をものともせずに、やりたいことに全力を傾け、業績を残したことには勇気づけられます。

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ツイッターで寄贈のコーヒーを被災地で振る舞う

2012-01-19 09:24:26 | 社会・経済

東日本大震災で大きな被害が出た宮城県気仙沼市にボランティア活動してきた後輩のK君が、タケちゃんの整骨院を訪れました。30代の彼は、東京の建設会社でアルバイトをしていて、最近、関西に戻ってきました。建設会社の同僚に気仙沼市出身の男性がいて「明日、ボランティアで気仙沼に行くのだが、車の運転できる人がいなくて困っている。あなたは運転できる?」と尋ねられました。「ほかに運転できる人はいないの」と聞くと、「明日の朝、出発するのだが、あてにしていた人が急に都合が悪くなった」と答えたそうです。車は友人から借りたもので、同僚は免許証を持っていないのです。男気のあるK君が翌朝、ハンドルを握って被災地に向かったのはいうまでもありません。

車はコーヒー豆をひいた粉とサイフォンなどのコーヒーを入れる道具を積んで行きました。同僚が気仙沼の友人に連絡をしたところ、被災した人たちに欲しいものを尋ねてもらったところ、温かい本物のコーヒーが飲みたい、という声が返ってきました。

その集め方は今風でした。ツイッターで「被災地の人たちがサイフォンで入れたコーヒーを飲みたがっています。寄付してくれるひとはありませんか」と書き込んだところ、コーヒー製造販売会社から申し出があり、サイフォンなども貸してくれたそうです。

気仙沼では、コーヒー豆をひいてサイフォンでわかしたコーヒーを配り始めると、長い列ができました。市民の人たちが「うまいな」「本物のコーヒーは久しぶり」と、とても喜んでくれたそうです。被災地の現状はテレビで見たより、ずっとすさまじいものでした。「家屋は軒並み流され、土台が残るだけ。その一方にがれきの山がある。そして魚や動物、様々なものが腐った臭いがあたり一面に立ちこめ、息をするのがしんどかった」とK君。

頼まれたら即座に動く行動力、ツイッターを使って寄贈品を集める情報力、若者たちのたくましさに目を見張りました。

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