うがいをしようと水道水を口に含んだら、左上の歯列がピリピリと痛みます。「えっ、また知覚過敏?」
知覚過敏は正式には象牙質知覚過敏症といいます。加齢に伴い歯肉が下がったり、歯の破折やすり減りなどで歯の根元にある象牙質が露出することから発症します。象牙質は多孔質なので冷たいものを飲んだりすると、そこから歯髄（歯の神経）を刺激するので痛みが出ます。
過度な歯磨きや研磨成分の強い歯磨き剤の使用も原因とされます。私の場合、歯の磨き過ぎが知覚過敏症を起こしたようです。
痛みは歯に刺激が加わった時に現れ、１分以内に消えるのが特徴です。確かに冷たい飲み物を飲むとピリッとした痛みが起こりますが、口の中で体温と同じ温度になると痛みは消失します。
治療法は毎回の歯磨きをしっかり行い、エナメル質がさらに溶け出すのを防ぎます。唾液や歯磨き剤の成分によって象牙質の隙間（多孔質）が埋まれば痛みはなくなります。
知覚過敏を引き起こす熱いものや冷たいもの、酸っぱいものを控えましたら、３日ほどで痛みは消えました。やれやれです。
