団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

軽度の認知障害とわかってくれません

2021-03-15 09:22:12 | 健康・病気

ある男性は80歳になったころから、物忘れがひどくなりました。自営の仕事をやめてから半年ほどたった時期です。

ダウンジャケットのポケットに入れた財布を何度も確認します。ポケットからすり落ちて床に転げたことがあってから、ポケットの上から財布があることを確認しないと気がすみません。

夕食を食べてから1時間もすると「晩御飯はまだ?」と奥さんに聞くようになりました。デーサービスセンターに行ったあと、「デーサービスセンターでは今日はどんなことをしたの」と奥さんが尋ねると「そんなところ行ったことがない」。

物忘れというより、軽度の認知障害(MCI)が発症したようです。奥さんは「お父さんがぼけてきた」というものの、認知障害を起こしたとは思っていません。老化による症状と信じているようです。

といいますのは、娘や息子、孫たちが訪ねてくると、これまで通りの対応が取れるからです。

老夫婦の二人暮らしです。病院の「物忘れ外来」の受診を、それとなく勧めても「遠くの病院まで行くことができないし、お父さんのは加齢が原因」と受け付けません。男性も自らの症状を「年だから」と話し、認知障害とは思っていません。

 

 

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