団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

老後、妻がいる男性は、いない場合より死亡率が半減!

2018-10-26 09:49:07 | 健康・病気

「100歳時代の定年後をどう生きる」のテーマで講演した石蔵文信・大阪大人間科学研究科招へい教授は、更年期外来の医師として、夫が定年後、自宅に長時間在宅することで妻がストレスを受け、心身が不調になる「夫源(ふげん)病」を提唱しています。

講演の中で、「老後、夫がいる女性は、いない場合より死亡率が約2倍」という愛媛県総合保険協会の調査結果を紹介しました。自らが提唱する「夫源病」を補強するデータです。「男性は、妻がいる場合、死亡リスクが半減する」ともいいます

調べてみたら、2007年1月29日付の朝日新聞に「老後に夫と同居 妻死亡リスク2倍」という記事がありました。記事によると、愛媛県総合保険協会の藤本弘一郎医長が1996年から98年にかけて、松山市に隣接する旧重信町(現・東温市)の60~84歳の男女3100人を対象に、配偶者の有無、喫煙習慣、糖尿病や高血圧などの治療歴など17項目を答えてもらいました。

約5年後の2001年から2002年にかけて、対象者の生死を確認。調査中に死亡した男女200人と生存していた2900人を比較したところ、75~84歳では、女性は夫がいる方が、いない場合に比べて死亡リスクが2.02倍高まっていました。一方、男性は妻がいる場合、いない場合に比べて死亡リスクは0.46倍に下がっていました。

高齢夫婦の場合、「夫は妻のストレスになり、逆に妻がいなくなったら、夫はがっくり」という傾向は間違いないようです。「妻を亡くした夫は平均3年で亡くなり、夫を亡くした妻は平均13年は長生きする」というデータもあるそうです。

老後の男性は、できる限りカミさんの手助けをしてストレスを軽減し、長生きしてもらうことが、自らの長寿につながるようです。

 

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