団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

昨日できたことが今日は‥

2016-07-21 09:45:57 | 健康・病気

80代半ばの女性の患者さんは鼻の中央に青あざができています。伺いますと、棚の鍋を手を伸ばして取ろうとしたところ、ふたが飛び出してきて、鼻の中央に当たったといいます。「以前は、ふたごと、ちゃんと鍋を手に取ることができたのに、情けないったらありゃしない」と言います。

女性の背中が少し曲がってきており、背伸びして鍋を取ろうとしたこともあって、ふたが滑り落ちたようです。「これからは、ふたをいったん取ったあと、鍋を下すようにします」と女性が話しましたので、「ぜひ、そうしてください」と告げました。

「青あざは取れますよね」と聞かれましたので、「内出血ですので、そのうち血液の中に吸収されて消えますので、安心してください」と答えました。

「昨日できたことが今日できなくなる」のが高齢者が心がけなくてはいけないことです。別の80代の女性は冷蔵庫の上を雑巾で拭こうとして、丸椅子に乗ったところ、バランスを崩して転げ落ち、尾てい骨をしたたかに打ちました。このとき、冷蔵庫の扉に頭をぶつけ、大きなこぶもできました。「以前なら、こんなことはなかったのに」と悔みます。

丸椅子は足の位置によってバランスが崩れ、簡単にひっくりかえることを、整骨院の丸椅子で示しながら説明しました。そのうえで、四脚の椅子が安定しているので、椅子に乗るときは四脚の椅子を勧めました。

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