団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

「あなたが来るのを待っていた」

2015-08-13 09:30:31 | 健康・病気

マンションの6階に住む80代前半の女性は、ベランダの金柑の木についた青虫を取り除こうとして、足を滑らしました。倒れ込んだはずみで、右腕が鉄さくのすき間に入り、抜けなくなりました。体を投げ出したかたちになり、腰痛の持病がある女性は、そのまま動けなくなりました。

ベランダは南向きですから、強い日差しが全身に当たります。女性は、マンションの管理人の男性が午前9時過ぎから、各階を巡回して来るのを知っていました。自室のドアは風通しをよくするため、U字ロックをかけ、少し開けていました。そうして、「ウーン、ウーン」とうめき声を上げました。

マンション1階はテナントですので、管理人さんは2階から順番に7階までの住宅棟の廊下を歩いて見回ります。管理人さんは4階あたりから「ウーン」のうなり声に気づいたといいます。

6階の女性のドアが少し開いたところから「〇〇さん、大丈夫ですか」と声をかけました。「助けて」という女性の声を聞いて、管理人さんは1階まで駆け下りて管理人室の電話で119番しました。U字ロックを切断するには、レスキュー隊が所有するカッターが要ると判断したからです。

レスキュー隊の消防車、救急車、パトカーがマンション前に到着し、レスキュー隊はU字ロックをハンマーで叩き壊し、中に入り、女性を救出しました。女性は、管理人さんの顔を見て「あんたが来るのを待っていた」とほっとした表情で言いました。

病院に運ばれましたが、軽いけがですみました。管理人さんが気づかなかったら、猛暑日でしたから、熱中症か熱射病になる恐れがあったそうです。

 

 

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