団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

身近にあった後妻業

2015-05-22 10:05:18 | 社会・経済

80代前半の男性は10年ほど前、妻を亡くし、長男夫婦と生活をともにしていました。資産家で、長男夫婦は離れで暮らし、スープの冷めない距離で、毎日の生活を支えてもらっていました。男性は身の回りのことは自分でできますし、大企業の役員をしたあと、子会社の社長を勤め、年金も多く、金銭的には豊かな暮らしを送っていました。

3年ほど前、飲食店で偶然、知り合った女性と親しくなりました。女性は男性より40歳も下でしたが、細やかな心遣いで応対してくれました。男性は、この女性と一緒に生活したいと思うようになり、周囲の反対を押し切って結婚しました。

男性がメンバーのゴルフカントリーに、夫婦でラウンドする姿がよく見られたそうです。そのころから、女性の金遣いが荒くなり、男性の預貯金を引き出し、高級婦人服、高額な化粧品などを次々と購入しました。父を諌めようとする長男と口論が絶えなくなり、長男夫婦は離れを出て、別の住宅に移っていきました。

男性は、女性の言動をかばっていましたが、ある日、女性の両親が離れに移ってきたのに、ビックリしました。自分の了承もないまま、勝手な振る舞いをする女性に腹を据えかね、離婚を決意しました。

「たっぷりの慰謝料」を取られたといううわさです。ゴルフカントリーに来て、朝から缶チューハイを飲む女性に、周囲は眉をひそめながら「会員権も慰謝料の一つとしてもらったようね」と話していました。

高齢で資産家の男性は「身近な後妻業」にはくれぐれもご注意を!

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