足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

足かけ3ヵ月ぶりの明るさ・・・ウォール街

2010-07-08 07:10:58 | 株式

ウォール街は久しぶりに明るい展開だ。これまでの日々の相場のトレンドとは大きく異なる展開。引けにかけて次第上がりになった。S&P500527日以来の好調な展開である。NYダウ平均は8日目にプラスで引けた。

相場の中味は金融、ハイテク、エネルギーが上昇をけん引した。

ここ2週間の「トリトンスクエア通信」では「相場は転換点を読むにきた」(6/30号)、「強弱が分かれるウォール街」(7/7号)というタイトルで論じたが、今週は目先、強気に転じたニュース・レターの見方を紹介しそれに同調することを書いた。

昨日はガイトナー財務長官が職員向けに「われわれは多くの問題に直面しているが、経済の成長は着実で金融危機の傷は癒えてきた」とメッセージを送ったのには注目される。彼は、さきのオバマ大統領、バーナンキ議長、サマーズ経済会議委員長の会合にも同席し、景気の現状分析に加わったが、景気の自律回復への確信が結論であった。それを再確認するメッセージであった。会合からなにも景気対策がでなかっいたと失望した投資家は杞憂に終わった。

ウォール街は足掛け3ヵ月に及ぶ調整から抜け出すきっかけをつかんだのか?久しぶりに明るい雰囲気の相場の展開であった。

76日にジェネリック医薬品の大手である日医工(4541)が201011月期の中間決算を発表した。昨日の株価は決算での見通し修正が期待外れとして大きく売られた。

中・長期投資家には絶好の買い場を提供した。

医薬品業界の地殻変動は逆戻りしない。武田薬品とジェネリック関連銘柄の比較チャートを見直してみたい。変動がつかめる。