足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

IPO(新規公開)の第2弾・・・金の卵探し続く

2005-02-15 20:32:30 | 株式
明日、2月16日は今月に入ってからのIPO(新規公開)銘柄数では第2弾の日だ。先週9日に5銘柄が公開されたが、16日も福岡市場を含めて5銘柄である。博報堂DYホールデングス(2433)という大物を始め、ディー・エヌ・エー(2432・マ)、HUMAN21
(8937・JQ)、共立印刷(7838.JQ)、そして福岡のタイセイ(3359・福)である。
人気は日本版Eベイのディー・エヌ・エーだ。ネットオークションの会社で、このところ携帯電話でのオークションにも力を入れる。難しいのは株価の評価だ。日本ではヤフー、楽天という先輩格がある。この株の評価は私の理論株価では評価出来ない。そこでPSR(株価÷1株当たり売り上げ)を利用するが、同社の1株当たり売り上げは2006年3月ベースでも26,900円と大きくはない。発行株式数が148,191株と大きすぎる。
仮にPSR20倍まで買っても53万円。IPO価格に比べてあまり魅力を感じない。米EベイのPSRは16倍である。
むしろ注目したいのはHUMAN21(8937・JQ)である。都内で2世帯住宅の建設、ワンルームマンションの建設など。私の理論株価によるとIPO価格の相当の上まで買える。後日に理論株価は紹介する予定。

さてデジタルスケープ(3430・HC)は3日目に寄り付いた。IPO価格の22万円に対して133万円と4.6倍。異常人気であった。CG(コンピュータ・グラフィック)の人材派遣というビジネスモデルが人気を呼んだ。この株も理論株価では説明がつかない。
ただ1株当たり売り上げが来年3月ベースでは61万円あるので、それをベースにして計算するとPSRは2倍台と低い。この尺度を使うと200万円以上でも、株価は説明はつく。ディー・エヌ・エーよりも私は魅力を感じる。
水曜日も新興市場ファンには忙しい。