足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

目先は手を透かす・・・われわれは来週のIPO(新規公開)に目を向けよう

2005-02-03 20:45:58 | 株式
この日の日経平均は下がったが、売買代金は1兆3250億円と、ことしに入ってからの最高を記録した。
業種別の動きをみても、上昇したのは石油、鉱業、鉄鋼、紙パルプ、小売、陸運、サービス、卸売で、オンライン取引をしている向きには、いま一つピンとこない中味の相場展開であった。相場はお腹がふくれて、消化のための時間を欲しがっている。
マザーズ市場はこの日も下がり3日間の連続安である。しかし売買代金は900億円と高水準だ。2日前まで新興市場フアンの関心をひきつけていたタカラバイオ(4974・マ)はピークを打った感じである。マザーズ市場の目先のフィナーレをつくった。
「儲からなくなった」という声が聞こえる。新興市場の相場は一方通行になる。信用取り引きで売買をしている投資家の「投げが投げを呼ぶ」という局面が出てくる可能性がある。ただ個人投資家はオンライン取引の関係で、手数料は無視できる水準になったので、このところリスクコントロールに気を配る向きもふえ、ストップ・ロスを設定しえ損切りを早く行うケースも出てきている。
目先は手を広げないようにしたい。
新興市場も2月のどこかで底入れするパターンに入るが、それまでは来週から始まるIPO(新規公開)へ注目して、次の成長企業を探そうと思う。これから20社が公開されるので、夢を求めることもできる。
来週の9日までに公開される銘柄の選別は終わった。