足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新興市場は、目先天井か?

2005-02-14 21:50:22 | 株式
第1部市場のこの日の売買代金は1兆5000億円台に乗せた。売買代金だけからすると、相場は目先は佳境に入っている。
第2部は720億円、ジャスダックも700億円。ただ昨年11月以来、新興市場をリードしてきたマザーズは1月31日に2038.90ポイントでピークを打ち、この日は1930.85ポイントで唯一マイナスになった。このところマザーズ市場が元気がないのは、すでに一足先に調整局面にに入ってきたのか?あるいは第1部市場の調整を待って、11月以来の上昇相場の仕上げ期にはいるのか、読み難いところである。
昨日、本欄で書いたワールドインデック(2429・JQ)は後場に崩れた。ただ下値には買い物が入っており、。機関投資家か外人の買い物が出てきているような感じを受ける。アウトソーシング(2427・JQ)の先例(大きく人気化した)があるだけに、全く心配はしない。
先週金曜日に公開されたデジタルスケープ(2430・HC)はこの日も出来ず、147万円カイで終わった。IPO(新規公開)価格の29万円に対して5倍である。火曜日は初値をつけることは間違いないが、「初値を買うべきかどうか?」、新興市場ファンは大いに悩むところであると思う。
私の理論株価では、今3月期の利益をベースにして52万円、来年3月期の利益で60万円。この株価の目標が全く役に立たないのは、分析の手法が間違っているのだろう。PER(株価収益率)は来期の利益ですでに116倍。これも株価を判断する尺度としては用無し。
残された手はPSR(株価÷1株当たり売り上げ)しかない。ここでは読者を迷わしてもと思い、この数字で考えるのは初値形成後にしようと思う。
さて、初めの問題への解答。マザーズ市場は目先、一足早く天井を打ったのか?11月~1月末で+46%となったが、これまでの短期のリズムからすると、やや上げ足りない感じは受ける。