陽光の明るい季節となりました。
庭に来る鳥たちも活発に行き交っています。
お待たせしております紬塾基礎コースの開催に関しまして、22年度の開催は見送りということに致します。
お待ち下さっている方には申し訳ありません。
染織実習コースは5月に判断いたします。
自分の制作と並行して、染織の実技指導を11年近く、その後紬きもの塾を13年間休むことなく開催してきましたが、一人での制作や、今まで時間が取れずにいた様々な学びの時間をもちたいと思います。
自宅兼工房の狭い環境で、自分の時間や居場所を削るようなこともして走り続けてきました。
忙しすぎて、本を読む時間もほとんど取れず、積読ばかり。。少し自分の時間を取り戻したく思います。
また、コロナもオミクロン株の亜種も懸念されますし、日本での収束にはまだ時間がかかりそうです。
そして、世界は混沌とし、ついに戦争も始まってしまいました。対話での一日も早い終結を願います。
文化・芸術は平和が危うくなれば続けられません。着物を着るどころではなくなってくるかもしれません。
自由と民主主義は自分たち国民が育て守るもので、黙って上から降りてくるのを待つものではないです。
こういうことも含め、学び、考え、声を上げるべき点は上げていかなければと思っています。
染織を長く続けてきて伝えたいことは沢山ありますし、今の時代に大事なことが手仕事や着物の文化の中に沢山あるように思います。その思いを継続させるためにも私自身を充実させる大事な一年にしたいと思います。
トップの画像の半巾帯は連歌シリーズ作品Ⅴ「歳寒の三友」です。プロジェクト十本中の一本は自分用にしました。
寒さの中でも色褪せることのない松や竹の緑、寒さの中に咲く梅の花の強さを表す中国の言葉です。
できることならあやかりたいものだとの思いで制作しました。
残糸を色々織り混ぜましたので、結びで雰囲気が変わると思います。結びによっては絣が見えないようにも設計してあります。詳細はHP着姿にUpしました。
工房では感染予防の対策をして、随時作品はご覧頂けます。
ご来房の際は不織布マスクを着用ください。
また個人対象のミニ紬塾はいたしますので、織の着物を着るにあたっての全般のご相談ごとは受付いたします。ご希望がありましたらご連絡いただければと思います。