夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

愛(いと)しき子や孫への援助で、「老後破産」になる場合もある、子供がいない私は初めて学び、溜息を重ねて・・。

2018-08-12 15:20:12 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している朝日新聞社系の基幹サイト【AERA dot.】を見ている中、
【 見返りはなく…子や孫への援助で「老後破産」に? 】と見出しを見てしまった。

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、年金生活は早や14年目となっている。

こうした中で、息子、娘もいなく、もとより孫もいないので、何かと世間に疎(うと)くなっている。
過ぎしサラリーマン時代のOB懇親会の延長戦の二次会に於いて、
仙台市の郊外に住む同期だった男性から、何かのなりゆきで孫について、私に話された。

『孫は確かに可愛いけれど、何かとお金がかかるょ・・』と私に話された。
息子家族が年末年始に来てくれるけど、せっかく来てくれるので、お嫁ちゃんの立場を配慮して、
外食代、交通費、お土産まで用意したりしている。

孫ふたりいるが、保育園より小学、中学、高校の入学期にお祝い金を出したり、
何かと出費が多くて・・このようなことを苦笑しながら、私に話された。

このようなことを私は学び、お孫さんは可愛いと感じながら、
何かと年金生活の中で、大変だなぁ・・と感じ深めたりしてきた。

しかしながら具体的な出費については、もとより聞けないので、どのようなことなの・・
と思いながら記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『週刊朝日』の松岡かすみさんが纏(まと)められ、
『週刊朝日』の2018年8月17-24日合併号に掲載された記事を抜粋されて、
関連のネット【AERA dot.】に於いて8月11日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

               

《・・見返りはなく…子や孫への援助で「老後破産」に?

神奈川県在住の浜口佳代子さん(仮名・63歳)。
定年後、再雇用で働く1歳年上の夫と二人暮らしだ。

老後資金は、決して潤沢にあるわけではないが、夫が仕事を完全にリタイアしたら、
2人でゆっくりと旅行するのが長年の楽しみだった。
夫婦2人、ほそぼそとやりくりしていけば、老後資金も何とかなるだろう。

そう考えていたが、5年前、結婚した娘が妊娠した。
佳代子さんにとって初孫で、うれしくて仕方がない。

孫の誕生を待ち望んでいたある日、娘からこう切り出された。

「そろそろマンションを買いたいと、話してるんだけれど・・・」

子どもができたのをきっかけに、ローンを組んで、家を買おうという話になったらしい。
狙っているマンションは、佳代子さんらの住む家の近くで、
孫が生まれたら、しょっちゅう会いに行ける距離だ。

深く考えず、こう言った。

「いいじゃないの。頭金、援助するわよ」

そのマンションは、新築3LDKで3千万円ほど。
だが、結婚を機に会社をやめた娘は、現在専業主婦で、娘婿の年収は、400万円に届かない。

その年収で、ローンとして借りられる額は、一般的に2300万円前後。
つまり、頭金として700万円ほどが必要になる計算だ。


娘夫婦が頭金として用意できる額は、せいぜい100万円。
そこで、残り600万円の一部を、佳代子さんらに援助してもらえないかという。
娘婿側の親は、半額の300万円を出すと話しているらしい。

              

5年前の娘の結婚費用に、300万円が飛んでいったことが、ふと頭をよぎる。
だが、生まれてくる孫のことを考えると、断るという選択はなかった。


「そこまで話ができているなら、婿側の親御さんと折半で頭金を出そう」

佳代子さんは、夫と話し合い、頭金として300万円を援助。
さらに新居への引っ越し費用や家財道具購入の援助として、50万円を渡した。



それから約5年。
娘は、週末のたびに夫と子を連れて実家に帰っては、佳代子さんの作った食事を食べてゴロゴロ。
食材の買い出しを頼めば、当たり前のように佳代子さんの財布を持って買い物に行く。

さらに自宅に戻るときには、“お土産”として、
冷蔵庫の中身や買い置きの日用品を持って帰るのがお決まりだ。


さらに連休などに、娘家族と旅行に行くときの費用も、ほとんど佳代子さん夫婦が負担。
孫が喜ぶ顔が見たくて、毎年1回、娘家族を連れて
1人1泊3万円近くするディズニーホテルに宿泊するのが恒例になっている。

気づけば、娘家族に対し相当な額を援助していて、夫婦2人の旅行どころではなくなっていた。

              

「子や孫への援助の限度を決めず、情に流されてたびたび援助を重ねていると、
自分の老後破産を招きかねません」

老後資金に関するアドバイス実績も豊富なファイナンシャルプランナー、畠中雅子さんは、こう指摘する。

佳代子さんのように、子や孫に多額の援助をする親は珍しくないという。


「住宅購入時の『親の資金贈与』実態調査」(アットホーム・2014年)によれば、
住宅資金の援助は、平均564万円にも上る。
佳代子さんの娘のように、若い夫婦が実家の近くに住む「近居」ほど、額が多い傾向にある。


子ども家族と2世帯で旅行に行くときは、費用は全て、親側が負担という例も多い。

60~70代の夫婦世帯約千人を対象にした
「シニア夫婦世帯の別居家族との交流に関する調査」(第一生命経済研究所・16年)によれば、
3世代旅行・レジャーの費用は、8割が「親が負担した場合の方が多い」という結果。

何と、家計が苦しく老後資金が心配という親であっても、
うち75.8%が「親が負担した場合の方が多い」と回答している。

子どもが離れた場所に住んでいる場合、
盆や正月に、子ども家族が帰省するときの交通費は、毎回全額負担するという親も珍しくないという。


「帰省費用と称して、交通費分のお金を渡している親御さんは少なくない。
お金を渡さなくなったら、帰ってこないのでは、と思われているようです。

これが例えば4人家族の子ども2世帯分ともなれば、8人分。
一度の帰省のたびに、30万円近く出している親もいます」(畠中さん)・・》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              
                     
私たち夫婦が結婚したのは1976年(昭和51年)の春であるが、
この当時は、日本の多くの人たちは一生懸命に働けば、年収も毎年増え、

そして家族全員で、明日に希望が持て、実感できた総中流社会であった。

こうした中で、私たち年代を含め多くの先輩、後輩の男性は、
一家の主(あるじ)、或いは夫として、もとより家計の責務で奮闘して働いていた。

そして妻の多くは後方支援となり、育児、料理、掃除、洗濯、交際など専業主婦として奮戦し、
昭和妻の責務を果たしてきた。
            
やがてバブルが終息し、そして平成元年(1989年)11月10日からベルリン市民に寄る『ベルリンの壁崩壊』した後、
まもなくソ連が崩壊し、世界の諸国の政治はもとより、外交・軍事・経済、やがて社会が一変した。

そして世界の経済が自由主義経済の一色となり、やがて日本は失われた15年で、
主要各国や躍進してきた中国などの労働力の安価の国際競争力に敗退し、
かっての高度成長の総中流社会の再現は、
見果てぬ夢となった。
          
そして殆どの日本の民間会社は、社員が一家を養(やしな)うだけの給与を支払う余裕もなく、低下してきた。

             

やがて私は確か8年前の頃、働いて下さる現役世代の男性の民間会社に勤めている正社員の人たちが、
平成9年( 1997年)の時点の頃から、年収が横ばいと知り、無力な私は悲嘆した・・。

私は何かと働いて下さる現役の諸兄諸姉に注視するのは、
もとより日本の社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用は、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取っているので、
働いて下さる現役世代の諸兄諸姉が、その時の高齢者を支えている現実からでもある。

周知の通り、失われた15年での中、政治は混迷、経済は低迷、そして社会も劣化した後、
ここ10数年は特に、たえず短期に成果を問われる勤務となっている。

そして大企業の正社員であっても、常時リストラ時代と称せられ、
多くの会社は正社員は6割、契約社員、アルバイトなどは4割、と知り、深く憂いたりしてきた。

このように私は漠然としながら、昨今までの状況を感じ受け止めてきた・・。

             

この間、バブルが終息し、そして平成元年(1989年)を過ぎた頃から、          
殆どの日本の民間会社は、社員が一家を養(やしな)うだけの給与を支払う余裕もなく、低下し、
やむなくそれぞれの家庭の妻は、フルタイムのような共稼ぎが本格的に増えてきた・・。

こうした共稼ぎの時代を迎えると、妻は勤務に疲れても、育児も相変わらず妻の責務となり、
たとえ良き夫でも、妻がしている掃除、洗濯、料理、育児の助力の程度と思われる。

今回の記事を読み終わった後、私たちが過ごしてきた昭和の終わり頃までとは、
社会の実態は大きく変貌した。

私の知人には、若き40代の頃に帰省するたびに、
もとより親、そして負担が多くなる長兄の嫁さんに幾ばくかの大金を渡して、
数日故郷で夏季休暇を過ごした、と私は聞いたりしてきた。

或いは結婚関連費、住宅購入資金にしても、今回の記事の額ほどは、実家からの援助は少なくのが多く、
まして両親と旅行しても、私たち世代は親には育ててくれたことに感謝をしながら、
費用はすべて負担した家庭が多かった。

私たち世代は、セカンドライフの年金生活をされている御方が多い現代、
愛(いと)しき子や孫への何かと多い出費を今回私は学び、大変だなぁ・・と溜息を重ねたりした。

『コラム』 ジャンルのランキング
コメント (2)   この記事についてブログを書く
« 骨粗しょう症を防ぎ、“死ぬま... | トップ | 急増する「高齢者」の御方に... »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
とかくこの世は難しい (ハイジ)
2018-08-13 08:24:16
格差社会。
老後の家計も格差があります。
お金に余裕があれば子供や孫に援助すればいいと思います。
余裕がないのに援助する必要はありません。
無理はいつかは破綻します。
親のお金は親のお金。
使い方は自由。
子供や孫は 可愛い。
最後は冷静に考えれるかどうかだと思います。
援助しないと帰省しない子供であればそれまで。
子供の育て方を間違えたのでしょう。
大丈夫。
子供も孫もお金に左右されたりしませんよ。
信じたい。
「とかくこの世は難しい。」ですね。
貴女様の子供、孫の指針、至言です。 (夢逢人)
2018-08-13 09:18:01
ハイジさま。

お久しぶりで~す。

>老後の家計も格差があります。
>お金に余裕があれば子供や孫に援助すればいいと思います。
>余裕がないのに援助する必要はありません。
>無理はいつかは破綻します。
>親のお金は親のお金。
>使い方は自由。
>子供や孫は 可愛い。
>最後は冷静に考えれるかどうかだと思います。
>援助しないと帰省しない子供であればそれまで。
>子供の育て方を間違えたのでしょう。
>大丈夫。
>子供も孫もお金に左右されたりしませんよ。
>信じたい。
>「とかくこの世は難しい。」ですね。

貴女様の親御さんから娘さん、息子さん、そしてお孫さんの指針、まさに至言です。

私の友人、知人などで、何かしらお孫さんの話題を聞いたりしていますと、
ときにはボヤキを話されて、私は子供もいないので、微苦笑しながら聞いたりしてきました。

しかしながら孫自慢も少しする御方でしたので、ボヤキの話題は半分以下、
と私は受け止めたりしてきた次第です。

コメントありがとうございました。

熱い日々の時節、貴女様、そしてご家族さま、程々に御身体をご自愛して、
やがて、さわやかな涼しい風が到来する初秋をお迎えして下さい。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ささやかな古稀からの思い」カテゴリの最新記事