夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

スマホの到来している時代、時代遅れの私は、どうしたらよいの、と思案して・・。

2013-08-21 12:58:26 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の68歳の身であるが、
昨日の夕暮れ時、ネットで経済ニュースを見ている中で、
【 どう変わった?「ネット」「新聞」「雑誌」に割く時間とカネ 】
と見出しされた記事を見て、
どのようなことなの、と何事も好奇心を失ったら、この世は終わりだ、
と信念の私は、こっそりとクリックした。

そしてビジネスと生活の総合情報誌として名高い『プレジデント』のオンライン・サイトであり、
私も特集記事に魅了された時に買い求めることもあるので、信頼できる内容が多いので、
精読してしまった・・。
http://president.jp/articles/-/8732
☆【PRESIDENT Online】
        <==3月6日配信『どう変わった?「ネット」「新聞」「雑誌」に割く時間とカネ 』☆

この記事元は『PRESIDENT』誌の2013年3月18日号に掲載され、
ソーシャルメディアリスク研究所・田淵義朗さんが寄稿された記事である。

私は読み終わった後、ここ10数年の時代は激しく大きく変貌し、
スマホと略称したスマートフォンの時代になったのかしら、
と溜息をしながら思い、そして微苦笑させられた・・。
          
私と5歳年齢の家内も恥ずかしながら、スマートフォンはもとより、
携帯電話さえも使えないので、やむなくインターネットは『フレッツ』の回線で、パソコンを利用している。
或いはフェイスブックとかモバイルパソコンに無縁で、無線のモバイル情報機器に遠い世界のようなことと思い、
このような稀(まれ)な国民のひとりとなっている・・。
        
今回の記事を読み終わった後、衝撃を受けたことを記載する。

《・・
電通総研が昨年12月に発表した「話題・注目商品2012」で3年連続スマートフォンが1位に、
フェイスブックなど実名登録制SNSが前年の27位から3位に急上昇した。

今、多くの人がスマホで動画を観たり音楽を聴いたりゲームを楽しむ。
携帯メールではなくSNSでつながった友だちと、チャット感覚でメッセージをやりとりする。
そこに共通するのは、自分の趣味や友だちとのコミュニケーションに時間を割いている姿だ。

一方でテレビ受像機や音楽プレーヤー、デジカメ、ゲーム専用機が売れなくなった。
スマホ(タブレット)1台ですべて事足りるからだ。
これは今後、スマホを通して消費される時間の奪い合いが起きることを意味する。

今まではゲームも音楽もテレビも、そして新聞や書籍・雑誌も各々棲み分けてきた。
しかしこれからは違う。
例えば往復2時間の通勤時間のうち、スマホを手にする人たちが何に時間を割くか、
それが各々の売り上げに直結することになる。

博報堂のメディア環境研究所が、昨年6月発表の「メディア定点調査」で、
年代別、地域別のメディア接触時間を調べた結果、
10代・20代男性と10代女性(東京地区)で「ネットメディア接触時間が4マスを超えた」という。
          
ネットメディアとはPCやスマホからのネット接続、4マスとは新聞・雑誌・テレビ・ラジオを指す。
ネットの先につなぐコンテンツがTV番組や電子書籍であっても、ネットメディアに算入している。
これは突き詰めると、ネット上のコンテンツとして受け取るか、従来の形で受け取るかの違いにすぎないが、
東京に住む若年層の多くは、ネットにつないで受け取っている率が上回っている。
この傾向はすぐに全国へと広まるだろう。

するとこの年代に向けては、媒体企画であっても広告宣伝・PRであっても、ネットのほうが有効ということになる。
LINE(チャット主体のSNS)で展開される中小事業者向けプロモーションサービスなどは、
広告を出す企業にとって魅力的なはずだ。

広告収入が売り上げの多くを占める4マス業界は、
こうした流れを受け止めてメディア戦略を抜本的に見直すことが必要だ。・・》

記事を無断ながら転載させて頂いたが、
旧メディアの新聞・雑誌・テレビ・ラジオからの発信力が激減する、と理解できたが困惑している。
          
そして何よりも心を震撼させられたのは、《旧メディアにかける経費は10年で約3割減》であり、
具体的な内容記事を読んだ後である。

《・・化学メーカーのクラレが10年に「現代家庭の情報生活」と題して行った調査では、
2000年と2010年の家庭における1カ月あたりの情報経費の変化について興味深い結果が出ている(図参照)。
2000年の2万9689円が、2010年にはデフレ不況もあってか2万1250円と8439円も減少。

内訳はご覧の通り新聞が半減、書籍・雑誌は5分の2に。放送受信は3割減。合計で約3割減った。
一方で携帯電話は2割増、インターネットは3割増。
微増にとどまっているのは、料金競争の激しさが主因と考えられる。

特に興味深いのは20代で、新聞購入代は3980円から925円と4分の1以下に、
書籍・雑誌購入代は3543円から1076円と3分の1に激減。
40代も減少傾向が顕著で、新聞代が4631円から2669円、書籍・雑誌代が3474円から1517円と半減した。

先の調査結果と合わせてみると、若者の4マス離れが顕著であり、中年世代でもほぼ半減している事実から、
ネット回線料やスマホ代が4マスにかける費用に取って代わりつつあることがよくわかる。

これまで4マスは、情報や知識に接したいという人の欲求に応えてきた。
しかし、それらを検索し、無料で接することが可能なネットの台頭によって、視聴する優先順位が変わってくるのは当然だ。・・》
          

昨今の若い人たちの一部に於いて、新聞の購読を取りやめて、《ポータル経由で読む無料のニュース》を読んでいる、
と学んだりしてきた・・。

たまたま私は年金生活をしてきた9年生の身であり、
定年退職した2004〈平成16〉年の秋より、今日の2013〈平成25〉年の夏、
この間で我が家の変貌を、上記の諸項目に対応させて記載する。

新聞に関しては、読売新聞(朝刊、夕刊)を定年前より継続して、購読しているので、変化なし。

書籍・雑誌に関しては、私の第一趣味の読書であるので、
定年前の現役サラリーマンの時代と変わることなく、月に数万円は購読している。

放送受信に関し、テレビの受像機はアナログ(32インチのワイド型)よりデジタル(51インチのワイド型)に変わったが、
有料放送は、NHKの基本料金とBSだけ加入しているので、ほぼ変動はしない。

携帯電話に関しては、私たち夫婦は使えないので所有していなく、固定電話としている。
当初は長年に黒いダイヤル式の電話機を愛用していたが、まもなくNTT東日本の光回線に加入し、
『ひかり電話』としている。

この電話料金は、通話時間が増えているが、料金は半減になっている。

インターネットに関しては、定年の数か月前に開通させた。
当初はJ-COMの子会社の地元のケーブルテレビに於いて、ネット回線とテレビの受信(アンテナ不要)を加入していた。
まもなくNTT東日本の光回線に加入し、ネット回線とテレビの受信(スカパ!光)とした。

そして肝要のブロバイダーは、当初はJ-COM、そしてNTT東日本の光回線に加入した時、ニフティに変更した。
ネット総計料金に関しては、当初より半減し、開線のスピードは驚くほど速くなっている。

このように年金生活の私は過ごしてきた。
          

この間、昨年の11月の頃に、敬愛しているジャーナリストの山田 順 さんが、
東洋経済オンラインで、『紙メディアvs.ネット最終決戦』の特集の最終回として、
『キンドルが売れないこれだけの理由 ~日本は電子書籍の「墓場」だ~』と題した寄稿文を私は読んだりした。

そして最終章に明記された論調に、私は衝撃を受けながら教示された・・。

《・・キンドルがそれほど売れないだろうと思う理由はまだある。
それは、いまはガラケーからスマホへの転換期で、若いユーザーはスマホを購入するだけで手いっぱいだということだ。
そんな若者たちが、電子書籍を読むだけのために、さらにもう1台のデジタル端末を買うだろうか? 

いまの若い世代は、クルマはもとより、テレビもPCも買わないという。
たしかに「iPhone」は売れても「iPad」はそれほど売れていない。
スマホでも電子書籍は購入できるし、テレビも見られるし、映画も見られる。
若いユーザーにとっては、スマホ1台あれば、ほかのデジタル端末は必要ないのだ。・・》
          

このように私は、今の時代、そしてこれからの時代も『スマートフォン』は必須の情報機器かしら、
と大いに戸惑っている。

もとよりスマートフォンは、高性能の情報機器で、通話、メール、検索、写真、音楽、テレビ、映画など、
情報の万能の機器と感じたりしている。

しかしながら単細胞の私としては、写真はデジカメ、音楽は自宅で音楽棚からCDなどを選定してCDラジカセで聴く、
そして映画は我が家の映画棚よりDVDなど選出して、ブルーレイディスクなどで視聴している。
もとよりテレビは我が家のテレビで視聴している。

そして肝要のパソコンは、固定のディスクトップの21インチの画面の高性能で、外部ディスクドライブに連動させて、
ブログの投稿文を綴ったり、ニュースを見たり、趣味関連を検索したりしている。

このように単細胞の私としては、単機能の機器を愛用している。
そして電話は、日に幾度も受発信することのない私は、我が家にある固定式の『ひかり電話』で充分
日常生活は充たされている、時代遅れの私たち夫婦である。
          
これからの私は、スマートフォンを購入して、何とか利用するよりも、
せめて国内旅行先など外出先で、持ち運びがてきるウルトラブックと称せられるノートパソコンで、
高性能で軽量、そしてせめて13インチぐらいの画面があれば、充分と思ったりしている。

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