夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ホタル族の私、灰皿は・・♪

2008-03-18 18:36:00 | 定年後の思い
私は年金生活の4年生の身であるが、
煙草は19歳以来からの愛煙家のひとりである。

定年退職後、南部鉄の茶事の窯に似た小柄な卓上の灰皿を秋田杉のお盆に載せて、
居間、寝室などで喫ったりしていた。

私は買物、散策以外は家に居ることが多く、
煙草の煙でガラス戸を開けたりして換気をしていたが、
晩秋の時節、暖房をはじめ頃、暖気の効率を配慮して、
家の外の庭先、玄関庭の軒下などのホタル族のひとりとなったのである。

私は庭の樹木眺めながら携帯灰皿で喫い、
台所の洗い場の排水口で煙草の吸殻を捨てたりしていた。

しばらくした時、家内から煎茶のスチール缶を手渡された。

贈答用に使われる数百グラム入りの高価な煎茶の缶であり、
これを持ちながら、私は家外に喫いはじめたのである。

煎茶の缶は密封があり、喫い終わった煙草の火が直ぐに消えるので、
安全性を配慮すると、最良かしら、と私は微笑んだりした。


その後、私は居間の外れにひとつ、玄関の隅にひとつ置いて、
『燃えるゴミ』の回収日の時、
吸殻を指定収集袋に入れるのである。

台所の洗い場の排水口から、煙草の特有の濡れた吸殻の悪臭から解放され、
これ以来、我家ではこの方法としている。


我家に来客があり、その方が煙草を喫う人の場合、
家内は居間の隅にあるクリスタルの灰皿をテーブルに置いたりしている。

来客の方が帰られた後、
私達夫婦は、煙(けむ)いねぇ、と居間のガラス戸を開けたりしている。


尚、ホタル族とは、どなたが命名されたのが無知であるが、
夜のベランダなどで煙草を喫ったりした時、
夜の闇に煙草の火が浮ぶ状況がホタルに似ている、
と愛煙家の私は解釈している。


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