夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

寒の内この時節、心の中で唄う歌は、69歳の私でも『冬景色』が多くなり・・。

2014-01-09 12:51:03 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の69歳の身であるが、
昨夕から小雨が降りだして、12日ぶりの雨か、と微笑んだりした。

私の住む地域は年末年始には、冬晴れに恵まれることが多く微笑んだりしてきたが、
自宅の周辺を散策したりすると、少し雨を降った後のしっとりした情景もよいよねぇ、
と思ったりして歩いたりしてきた・・。
          
今朝、目覚めると小雨が降ってした・・。

この後、地元の天気情報を見ると、朝の6時は5度、昼下がりは11度前後、
そして夕暮れの6時は5度前後であるが、
小雨が朝の10時過ぎに上がり、その後は急速に回復して晴れ間となり、その後は曇り、
やがて夜半には霙(みぞれ)か小雪が予測されている。

私は気弱な高齢者の為か、余り激しく変動しないでねぇ、
と気まぐれな天上の気候の神々に祈願したりした。

この時節は、過ぎしの5日に『小寒(しょうかん)』を迎え、寒さの始まりの『寒の入り』と伝えられ、
この頃から寒さは厳しくなり、やがて1月20日頃には『大寒(だいかん)』を迎えて、
一年で最も寒い時期と古来から伝えられている。

そして『小寒』から『大寒』までの15日間、
その後の『大寒』から2月4日の『立春(りっしゅん)』までの15日間の合計30日間を『寒の内』と
古人から長らく伝えられてきている。

もとより『小寒』、『大寒』そして『立春』の『寒の内』は、
旧暦であるので、今の暦に於いては2月中旬頃から始まると思われるが、
私の住む地域でも、寒い時節となる。

こうした中、私は自宅の周辺を散策して、冬晴れの中、落葉樹の冬木立に見惚れたり、
          
ときにはこの地域でも小雪舞い降る時もある。
          
           ☆ 昨年の2月初旬に、数年ぶりに小雪が降った ☆


こうした時、私は何故かしら『冬景色』の歌を心の中で唄ったり、
人影のいない遊歩道の中で、かぼそい声で『冬景色』を唄ったりしているのが、
定年後の年金生活の中で多くなっている。
http://www.youtube.com/watch?v=r3sZKBnr6t4
【『冬景色』 作詞・作曲 不詳  文部省唱歌、唄・芹 洋子、合唱・東京放送合唱団 1984/1 放送 】

私の幼年期、私の住む地域でもこの当時は、
田畑が広がり雑木林もある緑豊かな農家の児として育ち、私は心のふるさとの限りない情景として、
齢を重ねるたびに愛惜が深め、このような心情を秘めているひとりである。

この歌は、1913年(大正2年)に刊行された『尋常小学唱歌 第五学年用』が初出と知られているが、
作詞はどなたが創られた不明であるので、この創られた方に心を寄せたりし、
ときおりこの歌を聴いたりすると、どなたが歌っても、私は涙ぐんでしまう時が多い・・。

遠い幼年期を想いださせるのか、
或いは失ってしまった純粋な心を甦(よみがえ)させようとする
もうひとりの自分に哀歓を寄せているのかは解らない。

何より、この作詞の日本語は、はかなく美しい。

私は詩の世界は恥ずかしながら理解する素養はないが、
声により唄いつながれて行く言葉の結晶である作詞の世界は、少しは解るつもりである。

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