序章 元気なうちに北海道
家内の母は、私より14歳上の76歳の一人住まい身であるが、
私たち夫婦は家内の母を誘い、3人で温泉滞在旅行は、幾たびか出かけてきたが、
2ヶ月前頃、家内に『元気なうちに・・北海道に行ってみたいわ・・』と言った。
家内の母は76歳の高齢者の身であり、初めて飛行機に乗るので果たして・・
と思ったりした。
私共夫婦は、北海道には四季折々、心身の波長があうので、10数回訪ずれている。
家内の母は、動物が好きな上、温泉滞在を好んでいる。
私は自動車の運転免許証は定年後の更新時に取り止めているので、
レンタカーは対象外である。
晩秋の北海道で程々ゆったり観光するにはと、家内と色々と話し合った。
その結果、来週の月曜日から7泊8日となった。
北海道を周遊するには、効率と快適さ、そして程々の価格を配慮して、
《 JAL STAGE(ジャル・ステージ)》からの企画を利用することとした。
日本航空、全日空の航空会社の旅行専門会社が、
各地のホテルとホテルの間を定期的に周遊観光バスを走らせている。
私達夫婦は、昭和55年の夏に個人旅行として道南周遊に利用し、
その後、秋の沖縄本島と諸島、真冬の北海道に周遊したりしていた。
今回利用する北海道に於いては、6泊7日以内の旅行会社の規約があったので、
別途シティホテルを加えたりした。
尚、この中の旅行プランの中で通常に各地を移動する周遊するプランがあるが、
高齢者には体力を要求されるので、無理である。
以前、南紀の勝浦温泉に6泊7日で滞在した折、
三時間ぼかりの周遊観光を選定した時、
家内の母は名所に寄ったりしたが、忙しいので疲れたと聞いたりしていた。
こうした体験があったので、程々にゆったりと周遊するのに、
家内と色々と話し合ったが、日程などで一時は家内と険悪になったりしたが、
何とか旅行日程を纏(まと)め上げた。
下記の日程は、あくまで高齢者に配慮した周遊である。
10月16日に出発し、23日に帰宅する7泊8日の旅となるが、
旅行日程を記すると、以下のプランとなる。
①京浜急行の『羽田空港駅』のプラットホームで家内の母と逢い、
ゆったりとティー・タイム後、羽田空港から旭川空港に着いて、旭川のシティホテルに宿泊。
②家内達は、旭山動物園で日中過ごして、私は層雲峡に直行して、周辺を散策。
その後、層雲峡の観光ホテルで合流する。
③層雲峡よりJALライナーのバスで知床半島の宇土(ウトロ)に行き、観光ホテルに宿泊。
この間、指定された観光地に寄りながら走行破する。
④ウトロに連泊。
周辺を散策。
⑤ウトロよりJALライナーのバスで阿寒湖に移動する。
知床観光船に乗ったりした後、知床峠を越えて、ラウスから摩周湖に寄ったりする。
阿寒湖の湖畔の観光ホテルに宿泊。
⑥阿寒湖に連泊。
周辺を散策。
⑦阿寒湖に三連泊。
周辺を散策。
⑧阿寒湖からJALライナーのバスで釧路空港に移動。
この間、釧路湿原を2時間前後で散策。
釧路空港から羽田空港に着陸し、その後、軽食をして、家内の母と別れ、帰宅。
以上が今回の旅行日程であるが、
家内の母が高齢者であるので、どこで連泊して心身を休めて頂くかで、
家内と一時険悪となったりした。
北海道は晩秋の時節となるが、錦繍は過ぎてしまうかと、思ったりしている・・。
私達夫婦は、昨年の10月19日より新潟港からフェリーで小樽港に行き、
各地を観光した時、偶然に二週間遅れた紅葉、黄葉の色合いを染めた錦繍にめぐり合えた。
4泊5日のみじかな旅であったが、心に深く残っている。
今回の旅路で果たして樹木の色合いは、と期待もしたりしている。
旅の途中、知床のウトロに連泊、阿寒湖で三連泊で休息を設定しているが、
この間に私は周辺を散策する予定である。
私が独りで散策するが、熊と出会った時は、お互いにびっくりして、
互いに尻尾をまいて、退散すると思っている。
熊だって、見知らぬ東京の田舎者に逢いたくないと確信しているからである。
《つづく》
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家内の母は、私より14歳上の76歳の一人住まい身であるが、
私たち夫婦は家内の母を誘い、3人で温泉滞在旅行は、幾たびか出かけてきたが、
2ヶ月前頃、家内に『元気なうちに・・北海道に行ってみたいわ・・』と言った。
家内の母は76歳の高齢者の身であり、初めて飛行機に乗るので果たして・・
と思ったりした。
私共夫婦は、北海道には四季折々、心身の波長があうので、10数回訪ずれている。
家内の母は、動物が好きな上、温泉滞在を好んでいる。
私は自動車の運転免許証は定年後の更新時に取り止めているので、
レンタカーは対象外である。
晩秋の北海道で程々ゆったり観光するにはと、家内と色々と話し合った。
その結果、来週の月曜日から7泊8日となった。
北海道を周遊するには、効率と快適さ、そして程々の価格を配慮して、
《 JAL STAGE(ジャル・ステージ)》からの企画を利用することとした。
日本航空、全日空の航空会社の旅行専門会社が、
各地のホテルとホテルの間を定期的に周遊観光バスを走らせている。
私達夫婦は、昭和55年の夏に個人旅行として道南周遊に利用し、
その後、秋の沖縄本島と諸島、真冬の北海道に周遊したりしていた。
今回利用する北海道に於いては、6泊7日以内の旅行会社の規約があったので、
別途シティホテルを加えたりした。
尚、この中の旅行プランの中で通常に各地を移動する周遊するプランがあるが、
高齢者には体力を要求されるので、無理である。
以前、南紀の勝浦温泉に6泊7日で滞在した折、
三時間ぼかりの周遊観光を選定した時、
家内の母は名所に寄ったりしたが、忙しいので疲れたと聞いたりしていた。
こうした体験があったので、程々にゆったりと周遊するのに、
家内と色々と話し合ったが、日程などで一時は家内と険悪になったりしたが、
何とか旅行日程を纏(まと)め上げた。
下記の日程は、あくまで高齢者に配慮した周遊である。
10月16日に出発し、23日に帰宅する7泊8日の旅となるが、
旅行日程を記すると、以下のプランとなる。
①京浜急行の『羽田空港駅』のプラットホームで家内の母と逢い、
ゆったりとティー・タイム後、羽田空港から旭川空港に着いて、旭川のシティホテルに宿泊。
②家内達は、旭山動物園で日中過ごして、私は層雲峡に直行して、周辺を散策。
その後、層雲峡の観光ホテルで合流する。
③層雲峡よりJALライナーのバスで知床半島の宇土(ウトロ)に行き、観光ホテルに宿泊。
この間、指定された観光地に寄りながら走行破する。
④ウトロに連泊。
周辺を散策。
⑤ウトロよりJALライナーのバスで阿寒湖に移動する。
知床観光船に乗ったりした後、知床峠を越えて、ラウスから摩周湖に寄ったりする。
阿寒湖の湖畔の観光ホテルに宿泊。
⑥阿寒湖に連泊。
周辺を散策。
⑦阿寒湖に三連泊。
周辺を散策。
⑧阿寒湖からJALライナーのバスで釧路空港に移動。
この間、釧路湿原を2時間前後で散策。
釧路空港から羽田空港に着陸し、その後、軽食をして、家内の母と別れ、帰宅。
以上が今回の旅行日程であるが、
家内の母が高齢者であるので、どこで連泊して心身を休めて頂くかで、
家内と一時険悪となったりした。
北海道は晩秋の時節となるが、錦繍は過ぎてしまうかと、思ったりしている・・。
私達夫婦は、昨年の10月19日より新潟港からフェリーで小樽港に行き、
各地を観光した時、偶然に二週間遅れた紅葉、黄葉の色合いを染めた錦繍にめぐり合えた。
4泊5日のみじかな旅であったが、心に深く残っている。
今回の旅路で果たして樹木の色合いは、と期待もしたりしている。
旅の途中、知床のウトロに連泊、阿寒湖で三連泊で休息を設定しているが、
この間に私は周辺を散策する予定である。
私が独りで散策するが、熊と出会った時は、お互いにびっくりして、
互いに尻尾をまいて、退散すると思っている。
熊だって、見知らぬ東京の田舎者に逢いたくないと確信しているからである。
《つづく》
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