夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

東京の郊外の我が家は、遅ればせながら熱い夏に向けて、『夏の陣』の体制となり・・。

2012-07-14 11:18:23 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

過ぎし4日の水曜日、日中は梅雨の間の快晴となり、
私の住む地域でも30度を超えて、今年初めての真夏日となった。

この時節の私は、夏の帽子を深くかぶり、半袖のスポーツシャツ、長ズボンの容姿で、
熱いと感じたら、扇子(せんす)を扇(あお)ぎながら、歩いたりしている。

いつものように日常の買物の専任者の私は、独りで日常の買い物を終えた後、
帰宅後は洗面所で冷たい水で顔を洗ったりした。

家内は窓を開け放ち、掃除をしていた・・。
そして部屋の外れで、扇風機の羽根が元気よく廻っていたのであった。

『扇風機かょ・・』
と私は心の中で呟(つぶや)き、
やむなく私は団扇(うちわ)を取り出して、扇(あお)いだりした。

翌日の5日の木曜日も、昼下りは30度に近い暑さとなり、
『XXちゃんさぁ・・ボチボチ・・エアコンのお世話にならない?』
と私は家内に言ったりした。

『節電の世の中でしょう・・もう少し熱くなったら、エアコンを点(つ)けましょ』
と家内は平然と私に言うのであった。

その後、やむなく私は和室の6畳で簡易ベットに横たわり、
部屋の片隅みで扇風機の羽根の風を頼りに、本を読んだりした。


この翌日、家内は居間を除き、和室、洋室、茶室、玄関、洗面所、トイレの窓際に、
簾〈すだれ〉を付けたりした。

我が家では、6月の梅雨入りの前の頃から秋のお彼岸の頃まで、
簾〈すだれ〉を各部屋に掛けているのが、ここ10数年の習〈なら〉わしとなっている。

洋間であったら、雨戸、網戸、ガラス戸があるが、そしてカーテンを外して簾〈すだれ〉とし、
和室も同様に、雨戸、網戸、障子となっているが、簾〈すだれ〉を掛けたりしている。

そして朝涼(あさすず)が残る9時が過ぎる頃まで、
網戸と簾〈すだれ〉にして、風を通したりしている。

私は居間で机の上に置いているパソコンに向かったり、
或いはソファーに座り、本を読んだりし、
ときおり庭を眺めたりする時、ほのかな暗さを通して、
樹木、草花が涼しげに見えたりし、夏の熱い季節を、ここ7年の年金生活を過ごしてきた。


過ぎし11日の水曜日には、梅雨の間の快晴となり、
今年一番の暑さになり、昼下りは31度近くになったりしたが、
我が家は居間だけ扇風機の羽根が元気よく廻り、
私は団扇(うちわ)を取り出して、扇(あお)いだりした。
そして居間の天上に近いエアコンを恨めし気に見たりしていた。

家内はクーラーの冷風が苦手で、独りでいる時は、32度ぐらいの室温までは殆ど平常であるが、
私は暑さが何よりも苦手なので、室温が28度以上になると、エアコンの冷風をこよなく愛している。
このような風変わりなカップルなので、この熱い季節になると、
静かな冷たい戦争が、ときおり我が家で発生する。

夏の熱い時期になると、私たち夫婦は長年の冷たい戦争の結果、
我が家の室温の妥協設定温度は、28度となっている。

こうした根拠のひとつは、確か30数年前の頃に、
強力でこの世で怖い専業主婦を中核とする団体の『主婦連』は、
27度が身体にも経済的にも最適と掲げたことがあったので、
私はこの案を利用して、
『主婦連の方たちさえも・・27度なのよ・・』
と私は家内に言ったりした結果、室温設定が28度としているのが、10年前の頃からである。


過ぎし7日の土曜日は、七夕の日でありったが、
少年・少女の夢の短冊(たんざく)の願いも関わらず、不幸にして小雨が降ったり止んだりした日中となった。
そしてこの時節としては、稀(まれ)な昼下りは26度以下となった。
私は風通しのよい作務衣を着たりして、心身絶好調で過ごし、居間のソファで本を読んだりした。
その後、気温は下り、夜は肌寒く、夏用のバジャマからスリー・シーズン用に着替えたりした。

そして節電の風潮の中、エアコンのお世話に成らず、経済的にも最良、と微笑んだりした。
これからの夏の時節も最高気温30度ぐらいの暑さであったならば、
働いて下さるサラリーマンの諸兄諸姉、そして高齢者も熱中症に悩ませられることなく、
快適な夏を過ごせるかしら、と思ったりした。


その後は幾たびか30度前後の暑さとなったりしたが、
昨日の13日の金曜日、私たち夫婦は駅前に買い物に行ったりし、
湿度も高い31度ばかりの曇り時々晴れとなった。

帰宅後、私は扇風機の風に身を寄せたりし、
『こんなに蒸し暑いと・・思考能力は・・なくなるよねぇ・・』
と私は家内に言ったりしていた。

そして私たち夫婦は、やむなく今年初めてのエアコンを稼働させる為、
居間、寝室の二部屋のエアコンのカタログを見たりしながら、清掃の要点を確認したりした。
そして昨今のエアコンは、自動清掃の機能があったので、
居間のエアコンを稼働させた。

そして、冷風を受けた私は、夏の熱い時期はこの世で一番の贈り物だ、
と確信を深めたりした。


今朝の7時過ぎ、私たち夫婦は朝涼の残る中、居間のカーテンを外して、
簾〈すだれ〉を掛けたりした。
そしてソファーに座り、ほのかな暗さを通して、庭を眺めたりした。

このように我が家は、遅ればせながら夏模様のいつもの『夏の陣』の体制となり、
暑さに苦手な私は、秋のお彼岸までお世話になります、
とエアコンに向いながら、心の中で呟(つぶや)いたりした。


余談ながら、我が家のエアコンは、熱い時期の数か月に冷房機能だけ奮戦させ、
寒い冬の季節はガスファンヒーターが活躍させるので、お休み期間が長いと思われる。

しかしながら、昨年の夏の8月初めに長年愛用してきた居間のエアコンが突然に故障して、
水漏れの惨事となり、やむなく新規交代した体験があるので、
私はエアコンに向い、壊れないでねぇ、と正直なところ祈願したりした。

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