夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私たち夫婦は旅行好きであるが、海外旅行は苦手となり、相変わらず国内専門となり・・。

2011-11-12 15:44:37 | 旅のあれこれ
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

日常は定年後から自主的に平素の買物担当となり、
毎日のようにスーパー、専門店に行ったりし、ときおり本屋に寄ったりしている。
その後は、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。

日常の大半は、随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

ときおり、庭の手入れをしたり、友人と居酒屋など逢ったり、
家内との共通趣味の国内旅行をしたりしている。


私たち夫婦が旅行を思いたった後は、
最寄駅の前にあるJTBの旅行代理店に私たち夫婦が立案したプランを提示して、
数か所毎に滞在して夫婦の旅を重ねたり、
或いは独り住まいの家内の母を誘い、温泉地に滞在する旅行もしたりしてきた。

ときには団体観光で滞在型、そして周遊型も利用して、国内の名所も観たりしてきた。

過日、私の現役時代の友のひとりから、電話を頂き、
夫婦でシンガポールの旅をしてきた、と話されていた。

この後の私は、海外かょ、と心の中で呟(つぶや)いたりし、
独り苦笑をしたりしていた。


家内は茶事などの和事をし、過ぎし40代にはテニスなどをしてきたが、
何かと人見知りをする傾向である。
私は自分は照れ屋で小心者と思っているが、家内は物おじしないタイプと言っている。
このような不思議な夫婦でもある。

私は現役のサラリーマン時代に於いて、会社関係で、
台湾で台北のホテルで3泊宿泊したり、
ハワイのホノルルのヒルトンで4泊しただけの海外旅行の体験であるが、
家内には海外の情景を幾たびか話題にしていた。

特にハワイで夕焼け、星空を観せてあげたい、と思っていたのである。

しかしながら家内は、国内の観光ホテルに連泊して、
露天風呂などに入ったり、食事を楽しんだりし、ゆったりと滞在するのを好んでいるのである。

私は英語などに関しては、単語を並べれば何んとかなる、と思っているタイプであるが、
海外で独りで周遊していた時、
思いがけない交遊も出来たり、失敗も幾たびか経験したが、それなりに思いでも深まるのである。

家内は言葉の問題、現地の治安に不安が先立ち、
国内で色々と観るのが良いわ、と言ったりしている。


このように私は、いずれはと私は思ったりしてきたが、
ここ10年ぐらい世の中は、禁煙の風潮となり、私は愛煙家のひとりであるので、
困惑している。
確か15年前の頃、台北、ホノルルに行った時は、機内で煙草が喫えた時代であった、
と思い浮かべたりする時もある。

国内の石垣島への4時間ぐらいの航空時間が私の心身の限度であり、
目覚めた時、食事後の喫煙は・・と思い馳せると、海外は遥かに遠い異国となる。
或いは機内の客室を完全分離し、通常料金の1割増で、強力ファンなどの設備で、
どちらかの航空会社が対応しないかしら、と妄想することもある。

こうした理由もさることながら、やはり異国を訪れるには、
その地の風土、そして歴史と文化を少しばかり学んだ上、
周遊しなければ、うわべだけで享受することになり、もとより深みも欠ける。

そして私は日本の各地の歴史、文化を学ぶだけでも、余裕もなく、
日本の四季折々の情景に魅了され、家内と国内の各地を訪れているのが、
ここ40年近くになっている。

このように私たち夫婦は、海外の諸国は、まぎれなく異国と感じて、
テレビのドキメンタリー作品などで学ぶだけとなり、微苦笑ぱかりしている昨今でもある。


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コメント (1)
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