夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

朧月夜(おぼろづきよ)に心を寄せて・・♪

2007-03-27 22:28:00 | 定年後の思い
先程、玄関庭に下り立ち、
少し暗闇の中で群生させた鈴蘭水仙の純白の花が浮んでいるような情景を眺め、
煙草を喫たりしていた。

空を見上げると、月がぼんやりと霞(かす)んでいた・・。


♪菜の花畠(ばたけ)に 入り日薄れ
 見わたす山の端(は) 霞(かすみ)ふかし

【 『朧月夜』 作詞・高野辰之 】


このような歌が思い浮かべたりしていたが、
現役時代の時、苦楽を共にした友人達が顔が浮んだりした。

私は25歳で中途入社し、入社した時は新卒の人と机を並べ業務に励んだので、
私より数歳若い人達が多く、団塊の世代の人々と称されている。
或いは私と同年配の友人もいる。

ここ数年、年賀状、会社時代のOBと後輩のまもなく定年を迎える現役の人達と懇親会などで、
・・この会合に見えなかったけれど・・あいつ元気かしら・・
と顔を会わせた友と、互いの友人のことを話題にしたりしている。

それぞれ退職後は、日本各地でばらばらに住んで人生を過ごしているが、
ときおり想いだしたりしている。

特に今夜のようなぼんやりと霞んだ月などを眺めていると、
それぞれの友の顔が浮んだりしている。

そして、『友よ・・元気で過ごしているか・・』
と私は呟(つぶや)いたりしている。





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ひとつのジーンズの想いで・・♪

2007-03-27 19:22:00 | 定年後の思い
12時前に帰宅した私は、普段着に着替える為、
最近愛用している何時ものズボンを探したが、家内は洗濯をしたらしい・・。

止む得ず、押入れから一本のジーンズを引っ張りだして、穿(は)いた。

左の膝の周辺は擦れた結果として、拳大の穴となって折、
右下の裾の付近の一ヶ所は煙草の焦げ後で少し穴が開いていた。

庭の手入れに使っていたズボンで、何時にか捨てなければ、と思っていたジーンズであった。

私はこの傷だられのジーンズとスポーツ・シャツを着て、昼食とした。

『このかっこう・・尾崎 豊より凄いね・・』
と私は笑いながら、家内に言った。
今は亡き、シンガー・ソング・ライターの名を挙げたりしていた。

家内は微笑んでいたが、
『早めに・・捨てて下さいね・・』
と言った。

私は結婚して五年ぐらいまでは、
たびたびリーバイのジーパンを穿いていた。
私が気に入ったジーパンは青色から水色に変化するまで、
春夏秋冬と擦り切れるまでは穿いたりしていた。

35歳過ぎた頃からは、軽登山用のトレッキング・パンズに変わり、
スリーシーズン、夏、そして冬用とそれぞれ買い求めて愛用して、
今日に至っている。

40代の半ばにギックリ腰で一ヶ月近く入院し、
退院後のしばらくはコルセットを着用と担当医師から厳命されたので、
越し回りが膨らむので、退院の数日前、
外出許可の下りた時、病院の近くの街の洋服屋さんで一本のジーンズを購入した。

私は退院後の出勤の姿は、ワイシャツにネクタイ、ブレーザーで、
コルセットを着けた上に、このジーンズを穿いて、軽登山靴となった。

社長のヨーロッバ系の二世に挨拶に出向いた時、私は服装の言い訳をした所、
『XXさん・・アカドウ・・スズノスケみたい・・ですね』
と微笑みながら言われた。

このジーンズは、コルセットの取れた後は、庭の手入れ専用となり、10何年か活躍した後、
押入れに眠っていたズボンのひとつとなっていた。

私は何時頃かジーパンがジーンズと称せられ、
わざわざ擦れて色の褪せたジーンズが販売されたのか、
想い出せないで入る。

私はその人が気に入ったジーンズは真新しい青色を穿き続け、
そして色も褪せ、擦り切れるまで愛用するのが正統と確信しているが、
若い人はそれなりのお考えがあるの、
と家内から言われたりしていた。

私にとっては、古い考えかしらとこだわっているが、されどジーンズである。







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それぞれの新入社員は・・♪

2007-03-27 14:45:00 | 定年後の思い
ネットのニュースを見ていたら、

【 今年の新入社員は『デイトレーダー型』 】

という見出しがあり、
私は定年退職後の三年生の身であり、目をパチクリして、戸惑ったりしている。

そして、記事の内容を読みと、憂いたり、苦笑している。

産経新聞の配信記事であり、無断であるが転記させて頂きます。


今年の新入社員は、「デイトレーダー型」。
社会経済生産本部は26日、恒例となっている新入社員の特徴をこう命名した。

同本部では、今年の新入社員について、
『就職した会社と共に育っていこうとは考えず、
常によい待遇、よい仕事を求めて《銘柄の乗り換え》(転職)をもくろむ傾向がある』と分析。
一日に何回も株取引を行い、細かく利益を確保しょうとするネット上の個人投資家に近いとしている。

戦後最長の景気回復局面にあることを背景に、
今年は久々に大量採用が実現した。

ただ、同本部では、『(学生側が有利な)売り手市場だっただけに、
早期転職が予想される』
とみており、
企業が以前のような企業戦士型の人材を育てようとしても、
『その期待は裏切られる』と指摘した。

新入社員タイプの命名は、昭和48年度から行われ、
平成15年度からは同本部が担当している。

昨年は『表面上は従順だが、様々な思いを内に秘め、
時にインターネット上の日記を通じ、大胆な自己主張をする』
との理由から、
『ブログ(日記風サイト)型』と命名している。

以上、産経新聞の配信記事を転記させて頂きました。


私は人事担当者のお方はお気の毒し思ったりしている。
採用試験を準備、実施し、正式採用とした上で、
新入社員の研修をした上、部署の配属を決め、数年の内に一部の方が辞められることである。

安易に辞めるんだったら、不採用とした希望者を採用すればよかった、
と後悔などをされているだろう、
と思ったりしてしまうのである。

私は以前にこのサイトで、新入社員は少なくとも石の上に3年学べば、
少なからず一人前の社員になる、と綴ったりした。

私達の昭和40年代の新入社員は、新卒採用が圧倒的に有利であり、
転職し、中途採用は全く不利である。
60歳ぐらいまでの生涯年俸を配慮しても、転職は百人に一人ぐらいは有利といった状況であった。

私達の時代でも、会社の倒産、統廃合、リストラなどは数多く見られたが、
それでも新卒はある程度大切にされてきた。

昨今の新入社員で3年以内に辞められる心情が私には理解できない。
転職されても10人にひとり程度は、以前の会社よりも有利かと思われるが、
ご自分の生涯設計を考えると果たし・・
と思ってしまうのである。

私は確かに給与は重要であるが、同期、上司、経営者の方達から、
ひとりの社会人として自己形成に数多く教示を受けたりした。

せっかく入社できて、入社希望者でも望みが叶えられず不採用になった人も思い出して欲しい、と思ったりしている。

尚、私は大学を2年で中退し、色々な分野にさまよった上、
25歳過ぎて、ある大手の企業に中途入社し、
定年退職まで務めたひとりである。



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花曇(はなぐもり)の朝を迎えて・・♪

2007-03-27 08:34:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、曇り空となっているが、10度前後の暖かいを朝を迎えている。

日中も曇り空であるが、17度前後の陽気となり、
落ち着いた心持で桜、辛夷を愛でるに最適であり、花持ちも良く、
私の心は春麗(はるうらら)となっている。

こうした折、遊歩道などを散策した時に、偶然に素敵な50代のご婦人にお逢いできたら、
と夢想をしたりしている。

女性のしぐさ、表情、そして何気ない会話に魅了されるのは、40代からである、
と私は二十歳を過ぎた頃から確信しているからである。

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