おそらくホリエモンの跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)を日本でもっとも喜んでいるのは、海老沢勝二NHK前会長ではないか。
見苦しいほどのNHKのはしゃぎぶりは、ニュース番組を見ればよくわかる。
昨日も今日もトップニュースといえば、ホリエモンの指定席となっている。
自分たちの問題を忘れさせてくれる、格好の隠れ蓑を得た、といわんばかりである。
一見、先端的な産業であるかのように装っているが、実はテレビほど閉鎖的で旧態依然たる産業はない。
民放キー局の親会社は、例外なく大新聞であり、ガチガチの許認可制度に守られ。新規参入をまったく許さない。
日本のマスメディアは完全に「紙」が「波」を支配しており、その構造を誰も奇異とは思っていない。
衛星放送事業も、既存メディアがそのほとんどを占めている。
ブロードバンドと持て囃されているが、アンテナひとつ立てれば圧倒的な容量の情報を受け取れるテレビと比べれば、とても勝負にならない。
テレビ局とは、NTT並みの巨大独占インフラなのである。
政治家との関係も根深い。
今回のホリエモン騒動でも、フジ側と結託して、ホリエモンけしからんと太鼓を叩き、事後的に立法措置を唱える政治家たちがぞろぞろ現れた。
「金儲けばかり言う人間が育つのは、教育が悪い」と言い放つ森喜朗・元総理には呆れ果てたが、まさにテレビは既得権益の牙城なのである。
【続く】
見苦しいほどのNHKのはしゃぎぶりは、ニュース番組を見ればよくわかる。
昨日も今日もトップニュースといえば、ホリエモンの指定席となっている。
自分たちの問題を忘れさせてくれる、格好の隠れ蓑を得た、といわんばかりである。
一見、先端的な産業であるかのように装っているが、実はテレビほど閉鎖的で旧態依然たる産業はない。
民放キー局の親会社は、例外なく大新聞であり、ガチガチの許認可制度に守られ。新規参入をまったく許さない。
日本のマスメディアは完全に「紙」が「波」を支配しており、その構造を誰も奇異とは思っていない。
衛星放送事業も、既存メディアがそのほとんどを占めている。
ブロードバンドと持て囃されているが、アンテナひとつ立てれば圧倒的な容量の情報を受け取れるテレビと比べれば、とても勝負にならない。
テレビ局とは、NTT並みの巨大独占インフラなのである。
政治家との関係も根深い。
今回のホリエモン騒動でも、フジ側と結託して、ホリエモンけしからんと太鼓を叩き、事後的に立法措置を唱える政治家たちがぞろぞろ現れた。
「金儲けばかり言う人間が育つのは、教育が悪い」と言い放つ森喜朗・元総理には呆れ果てたが、まさにテレビは既得権益の牙城なのである。
【続く】