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3大会のオリンピックにわたってメダリストとなった競泳の松田丈志選手が引退を表明した。
本人の9/4のホームページに引退表明がアップロードされていた。9/9の国体のレースが最後という事だ。
宮崎県出身。32歳。
北京五輪 200mバタフライ銅メダル。
ロンドン五輪 200mバタフライ銅メダル。
ロンドン五輪 400mメドレーリレー銀メダル。
リオ五輪 800mフリーリレー銅メダル。
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リオ大会で800mフリーリレー銅メダルのメンバー。一番右が松田選手。
宮崎県延岡市の東海(とうみ)スイミングクラブで4歳から水泳を始める。東海スイミングクラブのプールは田んぼの中にあって、骨組みにビニールを張ったビニールハウスのような施設。4歳から水泳を始めた彼は久世由美子コーチと出会い二十数年間、久世コーチの指導のもと競泳人生を歩んできた。二十数年間の師弟関係というのもすごい。松田選手は中京大学に進み、中京大学は久世コーチもコーチとして受け入れた。母親と息子のごとく共同生活を行って、久世コーチは松田選手の食事などの面倒もみてきたのだという。その後松田選手がミズノ、レオパレス21に所属するも契約が終了し、スポンサーを探さなくてはならなくなった時に、久世コーチは様々な企業に600通もの手紙を書いたらしい。
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ビニールハウスのプールで久世コーチの指導を受ける松田選手
ロンドン五輪後、2012年12月、松田選手は一旦久世コーチを離れて、北島康介選手を育てた平井伯昌コーチの指導を受ける。しかし、2014年3月、最後はまた久世コーチのもとに戻ってリオ五輪を目指した。今の時代にこんな師弟関係があるなんて非常に驚くべき事だ。非常にすばらしい事だ。
久世コーチは今年69歳。久世コーチにとってもリオ五輪は最後の五輪。松田選手は800mフリーリレーのアンカーをつとめ、期待に応えて日本に銅メダルをもたらした。
まだ引退しなくても良いのでは?余力を残して後進に道を譲るというよりも、ボロボロに負けて辞める方が僕は好きだ。
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松田選手と久世コーチの共著もある。
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