Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『サバカン SABAKAN』

2022-09-24 07:12:49 | 映画,DVD,ビデオ









1986年の夏。舞台は長崎。小学5年生の久田(番屋一路、草彅剛)は愛情深い両親や弟と暮らしている。ある日彼は、家が貧しく同級生から馬鹿にされている竹本(原田琥之佑)と、イルカを見るため海(ブーメラン島)へ出かける。溺れそうになったり不良に絡まれたりと様々なトラブルに遭遇しながらも友情を育んでいく久田と竹本。やがて不幸な出来事が起こって、二人は・・・。

子供の時にこういう事ってあったなあと思った。僕も自転車に乗って友達と隣の町まで、あるはその隣の町まで行ったりした。親と車で行った事があっても、自転車で子供の自分達だけで行くというのが冒険だった。だからそういう部分に共感を覚えた。みんなでちゃぶ台を囲んで食事したり、家族の会話もなつかしい感じがした。

久田の父親(竹原ピストル)は明るくて愛情豊かな父親だった。夫としては嫁の尻に敷かれている感じもうまかった。久田の母親(尾野真千子)は明るくて勝気な感じ。夫にはズケズケ物を言いい、うまくコントロールしている。尾野真千子さんと気づかなかった。そういう人に見えたという事。小学校の先生(篠原篤)は正直な感じの信頼出来そうな人のようだが暑苦しかった。

『スタンド・バイ・ミー』みたいに、大人になった久田が作家になって子供の頃を回想しているのだが、このような設定は無くても良いような気もする。竹本がどういう大人になったのか?寿司職人?と言ったかもしれないが、後ろ姿だけで顔を見せなかったし、詳しく表現されなかったと思う。

あっさりと物語が流れていってしまい、なつかしい過去に浸って感動もあったが、あまり心に残らないような気がする。偉そうだけど、もっと深く掘り下げるような箇所あって良かったかも。見た後にいろいろ考えるともったいない気がした。サバみそ煮缶の寿司ってうまいのか?

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