MaconのYMCAのプールで白人男性といっしょに裸で警察に捕まって、トニー(Viggo Mortensen)に助け出された直後のドン・シャーリー(Mahershala Ali)(『Green Book』)
『グリーンブック』二回目(実質一回目)は日比谷のTOHOシネマズで5/20(月)に見た。
その時点で上映している劇場がほとんど無くて、日比谷だけは一日数回の上映があったのだ。その日比谷TOHOもネットで予定を見たら5/23以降が空白になっていて、とうとう終わりかと思い5/22(水)にも見に行った。
5/20の時は地下の劇場だった。5/22も同じだと思って最初地下に行ったらその日は4階だった。スクリーン10。
まだまだ興味は尽きない。TOHOシネマズ日比谷はその後も上映が続いていたので、僕は5/27(月)にも見に行った。4階の10という劇場?スクリーン?だった。定員100人。ガラガラである。その日の最後の回だからか?
三回見て印象に残ったシーンがいくつかある。
農場の前で車がオーバーヒート。トニーがボンネットをあけて水をかけたりしている。スーツを着込んだシャーリーは車から降りる。道路の反対側には農場。畑で沢山の黒人労働者が肉体労働をしていたが、作業を止めてシャーリーを驚きの眼差し?羨望の眼差し?いや、ねたみ、そねみの気持ちで見つめる。自分達と同じ黒人のシャーリーが白人を運転手として使っている。高価で立派なスーツを着て、高級車に乗っている。彼我の違いに愕然とするという場面。
メイコンという街のYMCAのプールでシャーリーと白人男性が全裸で警察に捕まっている。トニーが呼ばれる。何をしたとかは台詞で表現されてないと思うが、警察官がシャーリーに対してをauntie(おばさん、おばちゃん)という言葉を使っているので、何となくそういう事か?とわかる。
トニーは警官を買収して事を収める。警察を出た後のシーンでシャーリーがトニーに一人で外出した事をとがめられると、「知られたくなかった」と言う。シャーリーはgayで、その事をトニーに知られたくなかったという意味だろう。シャーリーにしてみれば、一大決心をして告白しているのだと思うが、トニーは驚くわけでもない。ニューヨーク(ブロンクス)でも良くある事だという風に気にも留めない。世の中は複雑だぐらいしか言わない。
トニー役の主演のヴィゴ・モーテンセンはこの映画のために20kg増量したそうだ。普段のかどうかわからないが、ネットで彼の写真を見ると美形の部類のように見える。主演作品もいくつかあるから世の中では有名な俳優なのだろう。僕が知らないだけだ。
しかし、映画の中では、教養の無い粗野で乱暴な大食漢の用心棒。実際のトニー・リップに近づこうとしたのかもしれない。この映画だけ見ると、ヴィゴがそういう日の当たる道を行く有名な俳優には見えない。トニーになりきっているのだ。役者魂と言うのか?プロ根性 たいしたものだ。
ほどなく体重は戻したようだ。それもすごい。
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