田舎で続いている伝統的な綱引きのお祭りについてのお話。鹿児島県薩摩川内(さつませんだい)市で関ケ原の戦いの頃から行われているらしい。
主役有馬武志は紆余曲折を経て「一番太鼓」に選ばれる。家では母親が重篤な病気になる。武志の父親有馬寛志もかつては「一番太鼓」経験者。建設会社の有馬組の社長。
武志は韓国人女医と出会って恋仲になり、武志の妹数子は綱引きの敵役の下方の一番太鼓をつとめる男福元と恋仲になり妊娠している。
大綱引き関係者が集まる店 “綱ごころ”の娘は自衛隊に所属しているが、武志に好意を持っているようだ。韓国人女医は研修期間が終わると韓国に帰らねばならない。
大綱引きが行われ・・・・。
祭りに関わる人間達。その関係が複雑に入交り、あちこちにたくさん事件が起こる。こんなにいろいろ起こるものだろうか?詰め込み過ぎのような気がする。
出てくる街の人々がみんなその綱引きの事をいつも考えていて、3人の先導者?中でも花形の「一番太鼓」に誰が選ばれるかに興味津々なのは非現実的な気がする。
「一番太鼓」は一生に一度だけらしい。祭りの運営幹部は街の青年を全部把握しているのか?疑問。選ばれる基準は何?
出ている俳優達について僕はほとんど知らなかった。石野真子と恵俊彰は知っていた。主役有馬武志役は三浦貴大。あまりかっこよくない。体もしまってない。
大綱引きで上半身を露出するのだから鍛えておいて欲しかった。
見て損したとは思わない。そういう祭りの存在も鹿児島の川内市についても知らなかったし。女優は美人が多かった。
佐々部清監督は公開前に死去。これが遺作となった。ご冥福をお祈り申し上げます。合掌。
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